【小田急線グルメ:新百合ヶ丘駅】
なぜ早く来なかったんだ!と後悔するほど素晴らしい料理の数々。それが5,000円以内で食べられるなんて!
お料理はコースのみ。最後のお食事と留椀、甘味の有無の2コース。店の名のごとく「一汁五菜」の構成になっていて、季節の野菜や魚介、肉料理とバランスよく楽しめる。
「湯葉の茶碗蒸し」には感動を覚えた。湯葉と茶碗蒸し。ありそうでなかった組み合わせ。湯葉が茶碗蒸しに加わることで、繊細が増す。絶品だ。
お造りは、2回出てくるのもうれしい。特に、2回目に出てきた「ナマコの梅酢和え」は、あまり他では食べられない1品。ツルッとして、食べるとコリコリ、おもしろい食感。そして、梅酢でうまく臭みを消してある。
メインは、肉、魚、胡麻豆腐の3品から選ぶ。「鴨のすき焼き」をチョイス。肉厚ながら、適度な弾力と柔らかさを兼ね備えていて、新鮮そのもの。鴨ならではの香ばしい肉の旨みがある。
「ヒレカツ」は、名物というだけのことはある。ベストな揚げ方で、みずみずしさが残っている。ヒレだというのに、ジュワーっとやさしい肉汁が出てくるのは、肉質もさることながら、板前さんの腕前に違いない。
最後のお食事は「カラスミ茶漬け」。大きなカラスミが2枚も入っている!なんて豪華なお茶漬けなんだ。お茶のおかげで、カラスミの塩気がいい按配に。お腹いっぱいでも何杯でも食べれるわ!
お料理に合わせて辛口の日本酒をいただいた。日本酒も名酒が揃っている。鍋島と黒龍を頂いたが、都心と比べると格安のお値段だ。
追加で「あん肝ポン酢」をオーダー。コースの終わりに、これをアテに日本酒をしっぽりといただく。最高の〆だわ。
一つひとつていねいに作られたお料理を日本酒とともに堪能。ゆっくりと過ごせて良かった。毎月1回必ず訪れたい名店だ。
◆一汁五菜コース 4,580円(税込)
・前菜:カブのすり流し、菜の花のお浸し、粟生の田楽、人参のカステラ
・蒸し物:湯葉の茶碗蒸し
・本日の鮮魚3点盛り:ウマヅラハギ、赤貝、水蛸
・季節料理:鴨のすき焼き
・2回目のお造り:ナマコの梅酢和え
・揚げ物:ヒレカツ
・お食事・留椀:カラスミ茶漬け
・甘味:パンナコッタ
・追加)あん肝ポン酢
・サービス)イカの塩辛
◆場所
新百合ヶ丘駅北口から徒歩3分
◆店内
カウンター、デーブル、お座席あり。
◆予約
お店のホームページから予約可
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