Kazuko Takahara
馬車道駅
焼き鳥
若き大将が繰り広げる焼鳥フルコース。焼鳥の合間に、一品料理や野菜焼きが入り、飽きさせないメニュー構成となっている。 名酒「十四代」を大将自ら盃に入れて、コースがスタートする。少し儀式めいて厳かな感じが好きだ。 鶏は有機農業で作られた「高坂鶏」を使っているいう。特別なお店にしか卸していない鶏は、新鮮でぷりぷりなレバーやハツ、ジュワーっと肉汁があふれだすアカなど、鶏質が高いことがわかる。 この鶏肉を引き立てるのは「塩」。キリッとした塩加減が特徴的。鶏肉の本来の味を引き立て、思わずお酒が飲みたくなる塩加減が絶妙だ! 箸休め的に出される「きゅうりのお漬物」や「大根とレモンのジュース」には、一球入魂の鶏料理らの中に、束の間のやさしさを感じる。 〆には、白湯ラーメン、焼きおにぎり、カレーライス、炊き込みご飯の4種類から選ぶ。もちろん4種類ともオーダーすることが可能。腹いっぱいでも全種類食べたい衝動を堪えきれない。 「白湯ラーメン」は、鶏ガラ出汁ににしょう油ベースソースだろうか。最高級の鶏ガラでとったスープは濃厚!うなるうまさだ。また「カレーライス」は、サラリとしているがいろんなスパイスが香り絶品だ。 「サワラとつくねの炊き込みご飯」は、つくねのコリコリ感と素朴てやさしいサワラのマリアージュ。炭火が芳ばしく香る。残りはおにぎりにしてくれてお待ち帰りに。次の日の朝ごはんに、お茶漬けとして食べるのもおいしい。 気さくな大将は、焼鳥を焼きながらフレンドリーに話しかけてくる。愛嬌のある笑顔と人間くささが、食事や酒の素晴らしさだけでなく、また来たいなと思わせてくれる秘策に違いない。 ◆コース:13,500円 ・前菜(トリュフのクリームチーズ、あまおうと淡雪の白和え) ・ソリ&長ネギ ・鳥の巣に見立てたサラダ ・若狭鳥の刺身 ・むね肉の磯辺焼き ・ハツ ・きゅうりのお漬物 ・ちょうちん ・銀杏 ・蒸しつくねの茶碗蒸し ・アカ ・レバーパテ ・焼きなす ・厚揚げ ・アピオス(ジャガイモ) ・レバー ・大根とレモンのジュース(お口直し) ・手羽先 ・つくね ・白湯ラーメン ・焼きおにぎり ・カレーライス ・サワラとつくねの炊き込みご飯 ・ティラミス ・ちらし寿司(お土産) ◆場所 関内北口から徒歩5分程度 ◆店内 カウンター席10席 ◆予約 OMAKASE #焼鳥 #関内