Shinobu Shimizu
白河駅
ラーメン
那須塩原の『手打 焔』さんで極上の一杯を戴いた後は、車で1時間ほど移動してお隣福島県白河市に。目的は先ほどの『焔』さんの店主さんの、親父さんが営む名店『火風鼎』さんです。 こちらは昔、東京の白山に出店していた頃、会社帰りに良く通ってました。たぶん、白河ラーメン初体験は白山時代の『火風鼎』さんです。当時と比べたら親父さん歳とったけど、未だ現役素晴らしい。 白河ラーメンと言えば、やっぱり『とら食堂』が有名だけど、こちらは非とら系の名店です。メニューを見ると、値段は若干違うんだけど先ほどの『焔』さんと同じです。 先ほどの『焔』さんでは醤油を戴いたので、こちらではさっき気になっていた「まぼろしの塩」をお願いしました。白河ラーメンでは初塩です。 スープは澄み切った豚鶏ベースの清湯の塩です。醤油とは違って、鶏油控えめでスッキリとした味わいです。ある意味薄味かな?と思うけど、ジンワリジンワリ染みてくるような美味さがけっこうツボですね。 麺は自家製手打ち中太ストレート。たぶん『焔』さんと同じ麺だと思うけど、幾分硬めでボソッとした独特な食感です。茹で方や、茹で時間で変わるのかな?これは面白い。これはこれで美味い麺です。 二店舗の麺を戴いて思ったのは、こちらの麺は手揉みを加えて無いですね。とら系との違いが良く解りますね。 具材は燻香チャーシューに、メンマ。塩用のトッピングは茹でモヤシにコーンです。この変化は良い感じですね。文句無しに美味いです。 総じて… 懐かしい『火風鼎』さんの塩ラーメンです。 同じメニュー構成でも細かい味作りの点では、息子さんの所とは微妙に違うのが興味深いですね。 息子さんの『焔』さんが、ブラッシュアップされた白河ラーメンの進化系なら、親父さんの『火風鼎』さんは古き良き白河ラーメンって感じなのかな? たまには、こういう目的の食べ歩きも良いもんです。