Mihoko Kumagai
美術館にお出かけした日、これから家で夕食を作るのは面倒くさいので帰りに駅近で食べて帰ろうと探したら、品川時代にランチで結構お世話になっていた焼肉店の系列店を発見しました。名前に「極」とついているので上位店にあたるのかしら? 品川でのランチはかなりお気に入りだったので、ここなら絶対に外さないと踏んで伺いました。駅前の飲食店モールビルの10階にあり、お店を知らないと飛び込みはなかなか難しいかもしれません。エントランスには熟成庫があり、これは期待できそう(^ ^) テーブルの間隔がゆったりした店内はダーク基調でまとめられており落ち着いたモダンな雰囲気です。10階で窓も広く取られているので、昼間なら上野の森を眺められる絶景が広がって見えますね(^ ^) いただいたのはこちらのお勧めなどが楽しめる基本の うしはちコース 6900円、2時間制限の 飲み放題2000円 もお願いしました。サイトに掲載されているコースの内容は以下となります。 ・キムチ・ナムル盛り合わせ ・和牛生ユッケ ・牛8グリーンサラダ ・上タン塩 ・名物 とろ肉3秒炙り ・焼肉4種盛り合わせ ・和牛ホルモン2種盛り合わせ ・氷結しこしこ冷麺 ・本日のデザート まずはお疲れ様の乾杯で、私はノンアルメニューからフラワー、連れはザクロサワーをチョイスです。色味がどちらも鮮やかでテーブルの上が華やぎます。フラワーはノンアルのスパークリングワインに若干のフレーバー遠足してエディブルフラワーをあしらったもので、これは雰囲気がアップ、ザクロサワーは鮮やかな色ですがグラスがタンブラーなのでやや地味な印象がσ(^_^;) お味は甘さ抑えめで大人のテイストだそうです。 すぐにキムチ・ナムルの盛り合わせがきました。キムチは白菜と梅干し、ナムルはほうれん草と豆もやしです。梅干しのキムチは初めてでしたが、これが激ウマ‼︎ なぜ梅干しのキムチは市販品にないのかしら? 白菜キムチも美味しいしナムルも上品な塩味で良いのですが、すっかり梅干しに持って行かれた感じでしたσ(^_^;) 程なくしてユッケとサラダが運ばれます。ユッケは鮮度が一番ですが、こちらのユッケも謳い文句通り大変新鮮、控えめなタレの味により卵黄のコクと肉の旨みがさらに引き立ち、とてもレベルの高いユッケでした。品川ではランチだったので、こんなユッケがあるなら夜も利用すればよかったと少し後悔σ(^_^;) サラダはすでにフレンチ系のドレッシングで和えてありますが、さらにレモンを絞るという一手間が入りますが、これが大正解‼︎ すっきりとした味わいのサラダに変身しました。 ここから焼き物です。タレ2種類がセットされますが、一つはレモン汁、もう一つは生姜を効かせた自家製ダレとなっていて、生姜とは珍しい‼︎ 焼き物のトップバッターは上タン塩、タンナカと思われる部位のタンは焼いても縮まずサクッとした歯触りの上質なもので、さすがウシハチさんの安定クオリティでした。次はこちらの名物、トロ肉3秒炙りです。サシがきれいに入った大判の薄切りサーロイン、卵黄入りのタレにつけていただく焼きすきスタイルです。肉はスタッフに焼いていただけるので失敗なく上質の肉が楽しめますね。食べ終わる頃、焼き用の4種の肉が来ます。部位はクリミ、リブ芯、トモサンカク、上ハラミ、付け合わせにズッキーニとかぼちゃが添えられていて彩りも美しい盛り付けです。クリミはレア、リブ芯とトモサンカクはミディアムレア、ハラミはミディアム以上の焼きを勧められました。ハラミはホルモンなので理にかなったお勧めですね。どの部位も下処理がしっかりとなされていて、素人な私たちでも均一な柔らかさを保って焼けました。もちろん肉の甘みも脂の旨味もあり、ややポーションが小さいのですが満足感のあるお肉です。 〆はスープを霙状に凍らせたものがかかったミニ冷麺で、見た目も実際も涼しくてこれはアイディアですね。具材は白髪ネギと大葉と胡麻のみ、麺はシコシコとした舌触り、鰹出汁の効いたスープは美味しくてまさかの完飲でした。 最後のデザートは選べます。私はレモンシャーベット、連れは自家製ホームメイドプリンをチョイス、プリンはカラメルを自分で好みの量を加えていただくのです。レモンシャーベットは思ったよりも粒子が細かく密度が濃くて、ねっとり感すら感じるジェラートといっても通用するかも、というくらいスムースな口当たりでした。プリンはどこか懐かしい昔風の固めのプリンでコーヒーが欲しくなったそうですが、デザートと一緒に温かいお茶が出るので、それでほっこりと素敵な夕食を終えました。 フロアはゆったりとしていて落ち着いた高級感があり静か、スタッフの動きもよく、駅近の雰囲気の良い焼肉レストランとしてお勧めです。