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Mihoko Kumagaiさんの My best 2018

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のり巻小町

店舗情報

千葉県

寿司

Mihoko Kumagai

2年前に開店した最初はテイクアウトがメインでスタートした小さなお鮨屋さんです。店名から巻き物メインのテイクアウト鮨かと思ったら、実はちゃんとした江戸前のお鮨屋さんでした。最近は店内で食べる人が増えているそうです。前々から気になっていたのですが、ようやく行く機会に恵まれました。 パーキングが2台分あるお店の入り口はテイクアウト用のカウンターになっていて待合の椅子が2脚置いており、テイクアウトの先客ありでした。今回は中でいただくことにしていたので、4席あるカウンターに案内されます。こちらも先客ありで、ご年配の上品な女性がにぎり単品と小鉢料理を都度オーダーで召し上がっていました。こういうのって超カッコイイ‼︎メニューはテイクアウト用と異なるとのこと、見るとビールや日本酒もあり、休日モード全開(謎)でいくことにしました。 奥の松 650円、アテにイカ納豆 324円、お鮨は店名のついた 小町にぎり 1080円、をカウンター越しにオーダー、大将が女将さんに小声で伝えています。すぐに冷えた奥の松、サービスのポテサラが運ばれ、なんと女将さんから最初の一杯を注いでいただき、恐縮ですm(_ _)m ほどなく大将から小鉢に盛られたざく切りのガリとイカ納豆の小鉢がカウンターに置かれます。イカ納豆は想像したよりも大きな鉢で叩いた納豆と細切りのイカがねっとりと混ざっていて、日本酒と合いますね〜。これで300円って申し訳ないくらいです。小鉢に盛られたガリはゴマが振られていて、酸味もマイルドなのでお酒のアテにも十分いけるもの、これも美味しい‼︎ しばらくするとカウンター越しに五巻盛りの一皿目が出てきます。シャリ小さめ、酢飯はマイルド、ネタはどれも丁寧な仕事がなされているのがわかります。特に一皿目の白身魚と後半の二皿目の海老の尾の処理には感心しました。玉子焼きはもちろんツマミタイプで、大人の鮨はこうでなくてはなりません。マグロの細巻きはシャリが絶妙な巻き具合でこれも大満足。途中、何も言わないのにガリが足され、大将の気配りも素晴らしい‼︎ 食べる進み方に合わせて出されたたっぷりの味噌汁は出汁がしっかり出ている豆腐とワカメのオーソドックスなもので、青ネギの香りが立つシンプルですが完成度の高いものでした。最後にアガリと「あるときだけですけれど」と出された和菓子をいただき、満足な休日ランチとなりました。 アルコールを飲むお客さんはあまり多くはないと思われますが、お通しがわりのポテサラが用意されているのも驚きでした。常に抜かりない準備が行き届いているというのは大変気を遣うことなのです。 店名についている「のり巻き」よりも「江戸前鮨」と言うべきネタの良さが光る本格派鮨屋だったことがわかり、こんな店がある地元でよかったとつくづく思いました。もうお鮨を食べにターミナル駅まで出る必要はないですね‼︎ おまけ:テイクアウトもしました。写真は小町ちらし 450円(税別)、ネタ一つ一つに手がかかっていてテイクアウトのレベルではないと思います。もうスーパーでは買えませんねσ(^_^;) #住宅街のど真ん中 #江戸前鮨 #テイクアウト #季節ものも豊富 #バレンタインキャンペーン

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東京都

寿司

Mihoko Kumagai

赤坂から徒歩5分の所に今年開店した隠れ家的なカウンター8席のお店です。 料理はおまかせ(15000円)のみとなって、今回いただいたのは以下になります。 ・しじみ汁 到着した後の一息を入れるかのようにおちょこに入ったしじみ汁、ほのかな潮味でほっこりと温まり、身体の中から後の料理へ準備が整う感じ。 ・カワハギ(にぎり) 最初は空き腹を抑えるためににぎりが。今が旬の肝はコクがありねっとりとした脂と細ネギのサッパリ感が調和して、こんなに美味しいカワハギは初めて!! ・海老芋 出汁で味を煮含めてから素揚げにした手のかかった一皿、素揚げにしたことにより出汁の染みた芋の旨味が閉じ込められている感じが新鮮! ・迷い鰹(たたき) この時期に太平洋側で南下するのがもどり鰹、日本海に入り込むのが迷い鰹と言われ、霜降りで香り高く収穫量は少ない希少な鰹。塩でしっかり〆て水分を飛ばし皮目にきっちり焼き目をいれることで臭みがなくなり、塩と山葵で鰹そのもの味を堪能。 ・寒鰆 皮をたたいて香りを出した鰆を玉ねぎ醤油で。あえて甘味と刺激のある玉ねぎというのが斬新です。 ・寒鰤 プロの手で脂がのった鰤をしゃぶしゃぶにして余分な脂を落とすひと手間で絶品の鰤に変身、ポン酢もまろやかで鰤との調和が素晴らしい一品。 ・小皿4品(白子ポン酢、塩辛、あん肝、赤なまこ) 函館産白子が大きい!湯通しされたてのほのかな温かさがさらに味を引き出します。 塩辛にはおろしたゆずの皮が見彩と味のアクセント、肝の色が華やかでお酒に合うよう塩は控えめという計算しつくされた一品。 北海道与一産のあん肝はみっちりと詰まったもので、生姜の奈良漬けと一緒にいただくと、今まで食べてきたあん肝の記憶を全てリセットされる美味しさ!! 赤なまこは完璧な下処理が施されてクセがなく中心はコリコリとした食感が楽しい。 ・コハダ(にぎり) 出ました江戸前の粋、おそらく仕込みに数日はかかっていると思われ、丁寧に仕事がなされたコハダはまるでプラチナとオニキスを使った輝く美術品のよう。 ・天然子持ち昆布 肉厚の子持ち昆布をフライで。 ・縞海老(にぎり) 昆布〆された縞海老はねっとり感が増して歯ざわりも心地よい。 ・スミイカ(にぎり) 「スミイカ」だけに皿の「隅」に置かれました(w 大将、お茶目すぎ!!藻塩でいただきます。 ・車海老(にぎり) 温かいまま3秒以内に食べるべし!甘味と旨味が温まることで倍増です。 ・帆立(にぎり) 貝柱は干してもどして軽く炊いたもの、干したことで味は凝縮するが食感がまるで帆立ではない不思議な体験。 ・ぶりカマ こんな上品なぶりカマは食べたことありません。ちゃんと表面の脂を落としているからなのでしょうね。 ・背トロ(にぎり) 北海道戸井産のクロマグロの背の部分、青森で水揚げされれば大間鮪と呼ばれます。背の部分なのでしつこくないサシですが口の中でとろけるのはやっぱりトロならでは! ・赤身(にぎり) 同じく戸井産の赤身、サクッと噛み切るときの食感が抜群! ・うに(軍艦) 北海道浜中産のバフンウニを有明海の海苔で軍艦に! シンプルだけれど奥深い味わいでこんな贅沢な軍艦は人生初! ・のどぐろ 一夜干しにしたのどぐろをシャリに混ぜ込んで。皮目にしっかり包丁が入っているのでほぐしやすく脂ののったのどぐろを山葵でさっぱりといただけます。 ・穴子(にぎり) 対馬産の穴子を塩と煮詰めの2種類で。旨味いっぱいのふわふわの身はとろけるよう! ・縞海老の味噌汁 縞海老の殻と海老の味噌を使った味噌汁は、ほとんど海老そのものの味、殻が入っていれば和製ビスクかも? ・トロたく(巻き物) 鮪の皮ギシ、たくあん、大葉、イカ、きゅうり、うにの豪華版。 ・干瓢(手巻き) 柔らかく上品な味付けで炊かれた干瓢は、今までの固定観念をひっくり返す美味しさ。 ・玉子焼き 煮詰めた穴子の出汁を使った玉子焼き、穴子の脂が乳化してあたかもバターを使ったかのようなコクにビックリ! ・水菓子 初もののとちおとめ、さわやかな酸味で気持ちも口の中もリセット。 シャリは固めに炊いた飯に米酢と赤酢をブレンドして使っているとのことで少し色がついています。固めでも空気を少し含むように握られているのでのど越しがよく、さらさらと飲み物のように食べることができてこれは目からウロコで初めての経験でした。シャリの扱いからも感じましたが、素材、料理法、味付け、客の胃袋の状態まで気を配って計算しつくされたおまかせスタイルの醍醐味を味わうことができました。これから目を離せないお店となること間違いなしです。 #隠れた名店

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焼肉 大門

店舗情報

東京都

焼肉

Mihoko Kumagai

新年会はおいしい焼肉屋さんでやるしかない、と集まったのは、大好きな堀切菖蒲園の焼肉の名店 大門さんです。年明け早々に上質の焼肉とは、なんと贅沢で幸先のよいことなのでしょう!! 本日は新年会ということで幹事の気合が入ったA5ランクのサーロインが含まれたお任せコースで、内容は ・前菜(センマイ刺し 自家製酢味噌で、豆腐と青唐ニンニク味噌) ・黒毛和牛背ロース ・黒毛和牛タンの4種盛り(タン先、タン中、タン下、タン元) ・黒毛和牛ハラミ2種盛り(カクマク、サガリ) ・小さなサラダ ・昨日僕たちの畑から収穫したねぎ焼き ・黒毛和牛リブロース仙台牛 4種盛り(中落ち、カブリ、マキ、芯) ・黒毛和牛ヒレ ・黒毛和牛サーロイン ・〆のリゾット でした。 店に入るとすでにそれぞれの席に自家製のワインダレ、もみだれがセットされ、焼く前につけるための同じ種類のタレがロースターそばにも置かれています。こちらの焼肉は肉そのものに味をつけてあるものはほとんどなく、焼く前に肉をさっとタレにくぐらせて焼くのです。毎回各席にはコースの内容が書かれた小さなカードが添えられていてますが、今回はメニューの他に肉の説明と自家農園のネギの写真など盛りだくさんな冊子で、最初から楽しくなる演出がうれしいですね!! ロースターに火が入り、まずは乾杯!!今回の前菜は2種、それぞれ自家製の酢味噌と青唐ニンニク味噌がかかっていています。酢味噌の色がとても濃く、聞けば数種類の味噌をブレンドしているとのこと、凝っていますね。お肉が運ばれ、最初の1枚は女将さんからレクチャーを受けて焼いていただきます。どの肉も大門さんらしい丁寧な処理、肉に合わせた厚みとカットで肉の美味しさが半端なく出てくるもので、魔法のワインダレ、香りのよいもみダレ、塩コショーで1つのお肉を3度おいしくいただけ、このハイレベル感は何にも代えがたいものだと思います。また、今回はタンやハラミの複数の部位をいただくことができ、説明を聞きながらそれぞれの特徴を楽しめました。これは初めての経験で、シンプルな料理なだけに肉の奥深さを実感できます。〆のリゾットは鶏出汁のシンプルなものでしたが、鶏出汁があまりにも上品な味なので薬味を足さずにそのままいただいてしまいたくなるほどの絶品ものでした。 今回は肉の種類ごとに1人前ずつ盛られた皿が各自に運ばれてくるという、肉の種類×人数分の多量の食器が必要なオペレーションでした。でもこれだと大皿よりも自分のペースでいただきやすくお肉をじっくり見ることもでき、お店にとっては盛り付けや配膳など大変だと思いますがこの方式は良いですね。大将、女将さんを始め家族総出でのおもてなしでアットホーム感がありながら、肉にかけては一切の妥協を許さないという気迫を感じる焼肉は、やっぱり今回も自分の中のベスト焼肉でした。 #絶品焼肉 #住宅街のど真ん中

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ル・ポワソン

店舗情報

千葉県

フランス料理

Mihoko Kumagai

12月の我が家はいろいろなイベントがあり、久しぶりにお祝いもかねて地元のフレンチに家族で集まりました。 この季節はワンメニューで限定のコースしかありません。毎年趣向が違ってとても楽しみなのです。 2018年 星降る夜のクリスマスディナー 8600円(税別) ・前菜 やわらかポークの燻製 ハーブマスタード タスマニアサーモンのミキュイ パテとポテトのプティ・シュー ・フォアグラのポワレとゴボウのスープ仕立て(ゴボウのローストを添えて) ・帆立貝と海老 トランペット茸のソース(イカスミのリゾットを添えて) ・お口直し(瀬戸内レモンのソルベ、ブルーベリーの赤ワインソース) ・和牛のロゼ リンゴのコンフィチュール(ショートパスタのカルボナーラと共に) ・聖夜のデザート マスカルポーネのムースケーキ あまおうのアイスクリーム パッションフルーツのジュレ スターターのお供はヴーヴクリコ、なぜか我が家ではこちらに伺うとこれが多いのです。前菜は今年からお皿が変わり、内容も一新された3種の盛合わせでした。ミキュイは超低温調理法で、この製法のサーモンはサッパリしているのにねっとり感がでていて今まで食べたのことのない一品、これはすごい!! ポークの燻製はブロックにカットされて食べ応えを出したもの、フォアグラとリエットとマッシュポテトが詰まったプティ・シューは強力粉でパリパリ感を強調した食感を意識したものであと1つ2つは欲しいと思いました。スープ仕立てのフォアグラのポワレは、ゴボウの野性味が程よく抑えられたクリームスープがフォアグラの脂とベストマッチ、こんな食べ方もあるのか、と目からウロコでした。 魚のディッシュは帆立と海老が甘くて美味しいのですが、トランペット茸を少し乾燥させて味を凝縮してから戻したものを細かく刻みこんだクリーム系のソースが秀逸で、赤ワインにも合う濃厚な香りと滑らかな舌ざわりが心地よく、残ったソースはバゲットでぬぐってしまうのはお約束ですね(^ ^) ここでお口直しが出ますが、今回のソルベは瀬戸内レモンなので酸味とさわやかな青い香りのバランスがよく、甘味を抑えたブルーベリーソースとの相性もバッチリ、もう少し甘ければデザートとしてもいけると思いました。 メインは和牛サーロインのロゼワインソース、サーロインは低温調理でしっとりとした仕上がりで外側の焼き加減も素晴らしく、コンフィチュールを添えていただくのです。甘味、旨味、香り、舌ざわり、歯応え全てのバランスがよく、今年もまた一段肉料理のレベルがアップしたと思える一品でした。特にリンゴのコンフィチュールとビーフとロゼという難度の高い組み合わせをここまでのハーモニーに仕上げるシェフの感性には脱帽です。 デザートはアソートになっていて、特にパッションフルーツのジュレに入っていたクチナシで色を付けたナタデココが印象に残りました。白いナタデココが淡い青みがかった灰色になっているのです。今まで見たことのない色味ですが、盛り付けたときに彩に深みを添える効果があるのかもしれません。 今年もまたこちらで年の瀬を過ごすことができました。毎年同じ題名でコースが組まれるのですが、今年は素材の質をぐっと上げた印象をうけるものばかりで、毎年の進化が目に見えるのは本当に素晴らしいことだと思いました。地元でお勧めできるフレンチレストランがある幸せをかみしめて店を後にしました。 Happy Holiday!! #さらに進歩した肉料理

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東京都

イタリア料理

Mihoko Kumagai

定期的に開催されるイベントで、ドン ブラボー再び、です。こちらでの開催なら遠方からでも飛んでくる価値大ありですね‼︎ 総勢16名の集まりとなった本日のメニューは5400円(税別、以下同様)のコースで、以下の内容でした。 ・メランザーナ ・サンマ薪焼き ・穴子のフリット ・冷製パスタ ・富士の鶏 ・マルゲリータ ・ティラミス ・オリーブ大福 スターターのメランザーナは茄子という意味、でもどこにも茄子が見当たりません。茄子、バジル、ブッラータをペーストにしてべったら漬けの粗みじんを混ぜ込んでベースとした上に、岩中豚のしゃぶしゃぶを載せてドライトマトと岩中豚出汁でスープ仕立てとなった、恐ろしく手のかかった一品でした。 次のサンマの薪焼きはこの店の特徴をよく表していると思いました。ふっくらと焼きあがったサンマはワタはとっているのですが、鶏レバーをサンマの肝に見立てて荒くほぐして栗とあわせ、そこにミルク、バター、栗をエスプーマしたソースを添えています。こんなサンマ料理は見たことなく、これだけでも必食だはないでしょうか? 魚はもう一皿あり、穴子のフリットです。シンプルなものだけに穴子の下処理、衣、揚げ方で大きく差がつくのですが、ふんわりと揚がったサクサク衣のフリットは淡白な穴子なのに衣により口当たりは軽いのに味に重厚感が出て、醤油やみりんを合わせて煮詰めたバルサミコソースと添えられた山椒の実で素晴らしいバランスを出していました。 この辺りでパスタで一区切りという流れらしく、今回はカラスミがかかった冷製パスタです。犬吠埼の一山いけすから取り寄せたハマグリの出汁にライムを合わせたパスタは、ハマグリの濃い出汁にさわやかなライムを合わせるという凡人の私には考えつかない組み合わせ、これがプロの仕事だと思い知らされました。 ライムでさっぱりとなった後に来る肉料理は、石窯の低温でしっとり焼き上げた鶏の胸肉にオリーブオイルをかけ、イカスミ、熟成にんにく、焼きナスのペーストと添えられた粗塩をお好みでつけていただくもので、ビジュアル的に白と黒の対比が美しい一皿、付け合わせは緑鮮やかなベビーリーフとレタスのサラダです。黒いペーストは複雑な味、内容を聞いていなければイカスミくらいしかわからないでしょう。そこに塩を少し加えるだけでさらに肉の香りが増して、もう何をいただいているのかもわからないくらい複雑な美味しさが口の中に広がりました。 ビール酵母を使った生地が特徴のマルゲリータはミニマリズムの美学そのものと言える一品だと思います。生地、トマトソース、モッツァレラチーズ、バジルというシンプルなピザは石窯で全体的にパリッと、耳の部分はふわっとという絶妙な焼き加減、何も足さないでそのまま風味も味も楽しむべき一品です。 デザートはティラミス、といってもパッションフルーツのジェラートを使いサンデー仕立てにしたものにカカオにマッシュルームパウダーを混ぜたものをかけています。パッションフルーツとマッシュルーム、この組み合わせには驚きました。最初はパッションフルーツの酸味が来ましたが、カカオで酸味が打ち消され、残り香にマッシュルームというよりキノコ系の土の香りがする、これまた今までに食べたことのない、そしてこの先も食べることはできない創造的な一皿でした。最後に出されたオリーブ大福は餡の中に刻まれた黒オリーブが混ぜられたものでパンナコッタのソースが敷かれ、これが深炒りコーヒーとよく合うのでした。 使われた素材はどれも馴染みのあるものばかりですが、組み合わせの妙、扱いの妙でこんなにもエッジが効いた料理になるのか、と今回もまた驚嘆の連続でした。 店のエントランスが改修されて茂っていた樹々がなくなり、打ち放しコンクリートのファサードができていて以前とは全く違うアバンギャルドな雰囲気に変わっていました。かくいう私も店の前で行ったり来たりして迷いましたσ(^_^;) でも本日のコースは素材も調理も和と融合したイタリアン、新しいエントランスは尖った感性の料理にふさわしい外観と言えるかもしれません。 #至福のイタリアン

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成都担担面

店舗情報

千葉県

担々麺

Mihoko Kumagai

ものすごく美味しい坦々麺のお店があると知人から聞き、すぐトライしたもののあまりの行列で断念、開店狙いでちゃんと予定を立てての訪問です。ところが開店直後なのに最初の回には入れず、並んで待つことにσ(^_^;) すごい人気です‼︎20分弱ほど待ったのち先頭の我々が案内されました。 頭の中は熱くて辛い坦坦面一色(ここでは坦々麺とは言わないのです)、ところが女将さんから冷やし坦坦面は今日まで、というのを伺い、普段は滅多に食べない 冷やし坦坦面 1050円、連れは叙府(しーふー)坦坦面 1100円をチョイス、春巻き 500円 をシェアすることにしました。こちらの坦坦面には頭に都市の名前が付いていて、どれもスープの味が違うそうです。ちょっとワクワクです(^ ^) 待つことに10分弱、坦坦面が運ばれてきました。冷やしは具材が別添えになっていますが、まず盛り付けが美しい‼︎内容は白髪ねぎ、海老、焼豚、鶏ハム、メンマ、半熟味玉、きゅうり、山芋、トマトというかなり豪華なものです。麺の丼には挽肉味噌と青梗菜が載っています。まずは具材を入れずにスープを一口、今までにないコクと旨味のスープです。ゴマというよりナッツ系の坦坦スープかしら?辣油がかかっていますがマイルドな辛さのもので、スープそのものの辛さもマイルドです。具材を入れ、麺とともにスープに浸しながらいただくと、多種多様の歯ごたえや野菜の味も良いアクセントになっています。これはかなり私のヒットとなりました。連れの坦坦面のスープだけ飲んでみたらこれまた今までのとは違う風味でびっくり‼︎辛さではなく味の奥深さを楽しむものなのですね‼︎ 春巻きは小型の皮なので1本がショートサイズで食べやすい大きさです。でも中のアンは激アツのトロトロ、皮はパリッと揚がってお箸でサクサク切れる春巻きで、これもとても美味しい‼︎ただし火傷には注意ですねσ(^_^;) 周りを見ると、皆さん最初に小籠包や餃子などサイドをとってビールで始めて〆に坦坦面、というパターンが多そうです。こちらは車なのでビールは我慢、連れが一言、「ここにきたらやっぱりアレだよね」と羨ましそうでした(^ ^) 女将さんをはじめスタッフの対応が大変気持ちよく、列に並んでいる方々にも頻繁に声がけされていました。味だけではなくこういうホスピタリティも人気の元なのかもしれません。こりゃ再訪してこちらの原点となる汁なし坦坦面をはじめとした麺料理、それにきっと美味しいに違いない麻婆豆腐にトライしないといけません‼︎ #行列してでも食べたい

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SOBA ISBA いさと

店舗情報

千葉県

そば(蕎麦)

Mihoko Kumagai

予約している立春口開けの新酒を引き取りに行くなら、そのお酒を持って蕎麦会席としゃれこむことにしました。家人と共に久しぶりのいさとさんです。 もちろん、お願いしたのは4日前から予約が必要な ひらひら蕎麦三昧コース 5800円 です。コースの内容は昨年から変わったそうで、鴨料理をグレードアップしてその分鴨せいろをなくしたとのこと、私は鴨せいろもかなりお気に入りだったので残念ですが、新しい鴨も楽しみです。メニューにある本日の内容は、 ・焼きみそ ・鴨みそ ・姫柿みそ漬け ・玉子焼き ・ひらひらサラダそば ・ざるそば ・そば久寿餅 となっていました。 仕込みに4日かかる姫柿と焼き味噌の盛り合わせから始まったコースのグレードアップした一品は鴨みそです。ローストと醤油煮という2種類の鴨料理にネギと山椒が香る味噌をつけていただくもので、鴨そのものの味を楽しめるようになっています。鴨独特の歯ごたえと野趣あふれる香りながら嫌味のない風味の肉は、どちらの料理も甲乙つけがたいものですが、私は醤油煮のほうが好みでした。聞けばこちらの鴨は幸手から仕入れているとのことで、肉質の良さは納得でした。定番の玉子焼きは鴨肉の味噌煮が中に入った手の込んだもの、たっぷりとレモンを絞っていただくひらひら蕎麦サラダは材料にタタミイワシが新たに加わり旨みアップ、〆のせいろは茨木産の蕎麦を使っていて、艶っぽいお蕎麦はこうなんだなぁ、と改めて感心します。最後のそば久寿餅までしっかりと蕎麦を堪能させていただきました。今回は家人の帰国祝いということで大将からウニぼっかけ蕎麦、揚げ蕎麦がき、フキノトウ、蓮根、ホタテの天麩羅もだしていただき、どれもそれぞれの素材の味があますところなく活かされた早い春をかんじさせるもので悶絶ものだったのは言うまでもありません。 大将もすでに80歳近い高齢となられ、ご夫婦で切り盛りされているのは大変なご苦労があると思います。毎回訪ねる毎に温かく迎え入れていただき、前回いただいたものを覚えていて少しアレンジされた料理をいただける、というのは最大のホスピタリティのあるおもてなしではないでしょうか?今回の料理のひとつひとつを心に刻み、一期一会の心をもって再訪する機会を待ちたいと思います。 #隠れ家的蕎麦屋 #大将のこだわりあり

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鹿児島県

居酒屋

Mihoko Kumagai

フライトの時間もあるのですが、一人でも利用できそうな屋台村に美味しいブリがいただける変わった名前の店があることを知り、これは行くしかないと駅に行く直前で途中下車しました。こちらは「鹿児島屋台村」といういくつかのお店が集まっていている施設で、どの店も屋台村といっても作りが屋台っぽくなっている固定のお店です。タギルバは大通りに面していて、入りやすいですね。 こちらでは生産者が一人しかいない茶ブリ(正式名は真東風ぶり)という様々な茶葉を与えて育てたブリを専門に出していて、このブリが食べられるのはこの店と系列店しかないそうです。 ということで、大将に相談して悔いのないラインナップでメニューを組んでもらいました。まずは 茶ブリ刺身ハーフ 300円(税別、以下も同様)、地鶏の皮ポン酢 300円(あまりに美味しくて撮り忘れ‼︎)、茶ブリ大根、ドリンクはレビューにあった友人のオススメのミドリ 400円 です。 最初は抹茶ハイでよく歩いて乾いた喉を軽く潤します。これはお茶が濃くてさっぱりして美味しい‼︎何杯でも飲めそうだσ(^_^;) 大将が料理するところを眺めつつ軽い会話を交わしながら待って、最初の刺身が九州の甘めの醤油とともに出てきました。 茶ブリの刺身はとにかく一切れが大きくて、味が凝縮された刺身なのですが、見た目も違うのがわかります。まずブリは背の部分の刺身でも脂が多いのですが、茶ブリはテカリが全く見えません。また、刺身の切り口がとても滑らかでキメが細かいのです。だから噛んだ時に舌触りがよく、脂が程よく落ちているので噛み心地も弾力があるのですね。決して脂がのっていないのではなく、無駄な脂が落ちている、という表現が合うかもしれません。これに慣れてしまうと他のブリが食べられなくなりそうで、ここでしか楽しめない貴重なものとして記憶しておくことにしました。 次のオススメは地鶏の皮ポン酢ですが、ここのは少し変わっていて仕上げにバーナーで軽く炙るのです。初めて食べた炙り皮ですが、炙ると脂が溶けて甘みとなって、かかっている柚子胡椒ポン酢がマイルドになり全体の味が変わってびっくり! そしてもう一つの目玉メニューのブリ大根は大きな大根がむっちりと炊き上がり、茶ブリなので脂っこさがないとても上品なものなのですが、どかっと盛られた荒削りブシがパンチを繰り出してきます。ブリは背骨まで食べられるくらい圧力がかけられているので、骨1本残すことなく完食でした‼︎これももう1回食べたい‼︎ ここはお目当てのものを食べで呑んで、短時間で撤収するのが屋台っぽくて良いですね。他の店に移動する人もいるようです。あまりにブリ刺しが美味しく、加えて大将のナイスタイミングな鶏皮ポン酢の差し出しのおかげで何も考えず即食べちゃったので、これだけ写真を撮り忘れましたσ(^_^;) 撮り忘れは悔やまれるけれどそれほど何を食べで旨いということがわかったので、この地に来ることがあれば必食のお店となりました‼︎ #これは絶対食べてほしい #ここでしか食べられない

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黒毛WAGYU RESTAURANT HACHI

店舗情報

東京都

ステーキ

Mihoko Kumagai

渋谷の老舗焼肉店「鉢山」が手掛ける黒毛和牛レストランです。A5ランクの上質なビーフが堪能できるということで肉好きな友人と伺いました。場所は骨董通りを南青山方面に進んだ左側のビルの1階ですが入口がビルの側面の奥なので、最初は迷うかもです。 店内はテーブル席が3組、カウンター6席と小さいですが、落ち着いたダーク基調のインテリアの大変落ち着く空間となっています。今回はアラカルトで様々な料理を楽しむことにしました。 まずはシャンパンで乾杯、前菜は 黒毛和牛の刺身 1800円、同じくタルタルステーキ 1800円です。刺身は常陸牛牝のザブトンで、薬味のオニオン、にんにく、アサツキで口の中でとろける牛肉の甘さが引き立ちます。本格的なタルタルステーキは添えられたトーストに載せていただきます。香辛料がきいていて業務用パン卸のパンテコのパンとのマリアージュが素晴らしい‼︎ 最近パンテコは小売りも始めたので、このパンがあれば見よう見まねで自家製タルタルステーキができるかしら? ここで少しは野菜を、と季節野菜のグリーンサラダ 1200円、ハチノスのトマト煮込み 600円、フライドポテト ポルチーニ茸とトリュフバターソース添え 900円 を追加です。グリーンサラダは海藻由来の透明な麺が食感に変化をつけていて、マイルドな自家製ドレッシングとのマッチも良いです。ハチノスの煮込みは内臓臭さが全くなくマイルドなトマト味、これもパンによく合うこと!! フライドポテトはソースをたっぷりつけて食べるのですが、トリュフとポルチーニの香りがケンカしないで成り立つことが不思議です。これはバターを使うことが一役買っているのかもしれません。 いよいよ肉にチェンジ、まずは 名古屋コーチンの唐揚げ 1200円、これは塩だけで味付けされた鶏をほぼ素揚げに近い形で揚げた、皮はパリパリ、身はジューシーすぎて口の中に肉汁がほとばしるシンプルな唐揚げです。続いて、予約者にはメニューにはないビーフヒレカツが食べられるとのことで、幹事があらかじめ予約してあったヒレカツが登場しました。粗塩や出汁ベースのタレをお好みでつけていただくバターと油で揚げられカツは、衣が香ばしくディープな揚げになのに中のヒレ肉はほんのりと温かく柔らかい、今まで食べてきたビフカツは何だったんだろう?と思ってしまうほどのおいしさです。 いよいよ恭しく皿に載った仙台牛のヒレ肉とサーロインのお目見えです。厚み5cmはあろうと思われるブロック肉は艶やかできめ細やかで、徹底したトリミングが行われているのがわかります。焼き加減は肉の一番美味しい焼き上がりでお願いしました。「鉢山」由来のニラ醤油、個別にはすき焼きのタレ、ポン酢が入った小皿と温かい出汁の小椀がセットされます。出汁は肉を泳がせてもよし、汁物のように飲んでも良いそうです。ほどなく切り分けられて出てきたステーキはレアとミディアムレアの中間くらいの絶妙な焼き加減、濃いピンク色の断面が艶めかしい素晴らしい肉質です。取り分けてからさらに一口大に切ってタレや汁につけていただくのですが、ニラ醤油とすき焼きのタレ(割り下のすき焼きタレの味とは別物)が秀逸で、適度なサシの入った肉の甘味と旨味を引き出していると思います。小椀の出汁との相性も抜群で、汁物に入っているミョウガや白髪ねぎとともにいただくと旨味でまろやかになった肉の風味を楽しめます。 食事ものは 黒毛和牛ステーキサンド 4200円、黒毛和牛ソテー和風ピラフ仕立て 1000円 です。ステーキサンドは予想を覆すもので厚めの切り落とし肉をたっぷり挟んだ豪快なサンドウィッチ、パンはバターで軽くトースト、添えられたワサビソースと照り焼きソースで味を変えながら楽しみます。ステーキピラフは照り焼きの焼肉と素焼きのしし唐がのった見た目は焼肉丼のよう、ライスがバターライスになっていて照り焼きのタレとバターが混ざるとまさにピラフ、これは驚きでした。ピラフのポーションは小さめでも上質な肉をいただいた後ならシェアしてちょうどよい分量でした。 ステーキやカツの肉だけでなく、サンドウィッチやピラフ用の切り落とし肉までもスジや余分な脂身を一切排除してA5ランクの肉を惜しげもなくトリミングして最上の部位だけを最上の料理法で提供し、部位や調理法によって薬味やタレまですべて違うものを1つの料理に対して少なくとも2種類ずつ揃えているほどのこだわりは初めての経験で、牛肉に対する探究の追い込みぶりは脱帽ものでした。精肉店でA5ランクの肉を購入すると100g4000円は下らない値段です。とすれば 最適な調理に加えて肉の特徴を引き出すタレや調味料まで揃えて供される料理を堪能できるこちらは、お値段以上の価値を感じることができるのではないでしょうか?

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はつ花 新館

店舗情報

神奈川県

そば(蕎麦)

Mihoko Kumagai

箱根付近で自然薯料理が食べたいと思って探したところ、いくつかある蕎麦や和食の店の中から箱根湯本駅近くにある自然薯蕎麦のこちらに伺うことにしました。湯本駅のそばに本店と新館の2か所に店があるので、駐車場がある新館に行くことにしました。新館はメインストリートからは奥まったところにあり駐車場はさらにその奥、係員に誘導されるまま「3ナンバー車ではまず無理」と思わせる恐ろしく狭い路地を進み、お目当ての店の前を通り越してようやく駐車場に到着です。駐車場に着くまでにクランクがあるので、小回りが効く車種でないと大変なことになりそうです。駐車場は平置きなので、入ってさえしまえば後は帰りの道の狭さだけ心配すればよいですね(^ ^;) 新館は2階建てで2フロアあるので本店に比べてかなり大きく、場所も奥まっているのでそれほど混まないで入ることができました。通されたのは2階、箱根湯本を流れる渓流を見下ろせる眺めの素晴らしい場所であることがわかります。 自然薯蕎麦とはそば粉と山芋、卵、少量の小麦粉を混ぜ合わせて水は使わない製法の蕎麦です。つなぎに山芋を使うので、時間がたっても蕎麦がのびないという特性があるそうです。こちらの蕎麦はすべて自然薯蕎麦を使っていて、その中から 温かいとろろ蕎麦の 山かけ蕎麦 1000円、連れは 冷たいとろろぶっかけ蕎麦である 貞女 1000円 をいただきました。もちろん蕎麦にかかっているとろろも自然薯で、やや薄黄色がかったキメの細かさが印象に残ります。卵黄、刻み海苔がのった山かけ蕎麦は、卵黄をほぐして混ぜ混み、ツユに少し沈めてから蕎麦をたぐっていただくと、そののど越しの軽やかさに驚きました。これほどまでにしなやかで肌の細かい蕎麦は見たことがないです。温かいツユに浸っていますが、なるほど、自然薯を練りこんだ蕎麦はしなやかさをいつまでも保ち続けているように見えます。ツユは甘さを抑えたキレがあるもので、ねっとりとした卵黄ととろろとツユが混ざると、かえしと山芋の風味が一体となって増して味に深みが出て、のど越しの良い蕎麦とともに完食でした。 こちらは昭和9年(1934年)創業の蕎麦屋で、店名の「はつ花」は浄瑠璃『箱根霊験躄仇討』に描かれた「貞女 初花」にあやかってつけたとのことです。だからお品書きにも「貞女」という名前の蕎麦があるのですね。現在は二代目に代がわりしているそうですが、蕎麦の製法は創業から変えておらず、あのしなやかな蕎麦はこれからも私たちの喉を楽しませてくれると思います。帰り際に本店の前を通りがかったら、15時近いのに待ち行列が3重になっていました。本店が混んでいるときは新館を覗いてみるとよいかもしれません。次回は電車で気候がよい時期にふらりとこの蕎麦を食べに出かけたいですね。 #自然薯蕎麦 #老舗の蕎麦