Yoshiki Kawamura
下総中山駅
ラーメン
今日は冷やし中華を食べたい。 そう思って下総中山の『大上海』を訪れたところ、珍しくお休み。 『4代目松屋食堂』には確か冷やし系のラーメンがあるはず、そう思って久々に訪問してみました。 お、なんと、限定で冷やし中華があるじゃないですか。 1,000円は安くはないけど、これは運命とも言える出会い、食べない訳にはいかないですね。 店内に入ると、お客さんはお一人のみ。 笑顔たっぷりの大将ワンオペのお店なので、お客さんが多いとちょっと時間がかかるんですよね。 今日は一人だけ、やはりランチは少し早めにというのが鉄則です。 「お待たせしました~」という元気な声、そして目の前に現れた皿を見てびっくり。 えっ、これが冷やし中華!? 周囲のピンク色が熱帯の花のようにも見えるけど... あ、柴漬け。 ベビーリーフに生姜、一番上にあるのは紫蘇のようです。 よく見ると薄い肉も隠れていて、これは冷やし中華とは言えないかな。 表にあった看板の写真を改めてよく読むと、「薬味と生姜で食べる和風サラダ冷やし中華」と。 「和風サラダ」と「冷やし中華」が並ぶところでそもそも破綻しているこのメニュー。 大将の作るラーメンには意外性と遊び心があり、楽しませてくれるのが常なんです。 生姜を崩して、まずは肉を一摘み。 甘辛な牛肉、味がしっかりとしみていて美味い。 脂身がそこそこ多い肉ですけど、冷やして甘辛にすると別の食べ物のような旨味があるなと。 麺は細め、冷やしてあるのでパリッとした食感、これは美味いな。 生姜が味のポイントで、さほどに主張せず... あれ、身体が冷えるような気がする。 一般に身体が温まると言われる生姜ですけど、キンキンに冷やしてあるせいか、涼しさを覚えるのが不思議。 「生姜はジンゲロールで発汗を促し、汗をかくことで熱を放出する。」 この季節、歩いてくるだけで汗をかいているので、生姜を食べても発汗が更に促されることもなく、かえって涼しさを感じるんですかね。 そして柴漬け、これが酸味と食感のアクセント。 紫蘇も風味を加えてくれ、柴漬けとともにこの料理を引き締めてくれる存在です。 いやぁ、この冷やし中華は面白い。 目を舌を楽しませてくれる料理に感謝、美味しかった、ご馳走さまでした。