Noriyuki.H
五反田駅
広東料理
"矢澤ミート"系列の中華料理屋。 「五感と五味に+1の心で」の理念で"66"。 広東料理にモダンなエッセンスを加えた一軒。 総料理長の中里氏は、 グランドハイアット東京"チャイナルーム"で料理長を務め、 2007年台湾美食展 世界厨芸邀請賽で銀賞、 2019年東京都知事賞をした華々しい経歴をもち、 この度、矢澤系列の暖簾を担ぐという 鬼に金棒状態の一軒です。 場所は目黒川沿いの沖縄料理屋"がんじゅう”跡。 もはや”ミート矢澤”と”あげ福”と続く目黒川沿いはもはや "矢澤通り"かという状態に。 門構えは高級感を備え、 外からは吊るされる北京ダックも見える。 店内も上品な雰囲気を感じます。 ランチしやすいカウンターに テーブル、個室、半個室と あらゆる来客層に対応。 オープンして間もない初訪問なので、 ディナーにてオープン限定コースを選択し、 店が表現したい味のいろいろを楽しむ事にしました。 <発注内容> オープン限定コース(12,800円/人) 香港ビール"YoungMaster”を一杯と その後はずっと紹興酒"古越龍山"のホットを。 コース内容は以下。豪華です。 <前菜> ・クラゲの冷菜とレモン豆板醤 ・国産鰻の蜂蜜焼き プラムソース ・大山どりの濃厚胡麻と落花生棒棒鶏 ・岩中豚バラの黒酢豚 <スープ> ・宮城県気仙沼産"毛鹿鮫(もうかさめ)”煮込み宮廷コラーゲンソース <北京ダック> ・北京ダックのチャイナクレープ <主菜> ・本日の豊洲仕入れの鮮魚 春雨のガーリックソース蒸し、特製醤油ソース ・契約農家の旬の国産中国野菜 ・国産牛ほほ肉のチャイニーズビーフシチュー いぶりがっこマッシュポテト添え <麺> ・元祖 66くるみ坦々麺 <デザート/茶> ・本日のデザート ・中国茶(台湾阿里山烏龍茶) 品数多く1品ずつかん感想は記載しませんが、 一品一品が主役級のオールスター。 なのにくどくもなく、 一連のコースとしてまとまりが素晴らしい。 岩中豚やビーフシチューなど わかりやすく素材感を出すのは 良い意味でわかりやすく美味しく、 棒棒鶏や坦々麺の胡麻や落花生などで マイルドなコクを出す一品は特に技術を感じました。 気仙沼産"毛鹿鮫”煮込みは、 姿煮でもないこじんまりした量でしたが、 熱が保たれた、とろみのあるスープと きめ細かい毛鹿鮫のヒレの舌触りは 個人的に日頃あまり感じない食感と味で、 印象深かったです。 某サイトでの評価初動はさほど高くないですが、 やはり「矢澤ミート=肉」という印象の人は多く、 矢澤系列としての肉類での 満足感に期待値が寄った人かと。 確かに肉料理が主にあるジャンルの "あげ福"や"ジャンボ"、"稲田"、”ブラッカウズ"、”今福”など 特に高い評価をされがちですが、 今回のように中華の名門シェフとタッグを組んだ、 新しい挑戦も応援していきたいと感じました。 説明やちょっとしたコミュニケーションも丁寧で、 人を招待して食べに行くには申し分ない一軒でした。 2023.02 #西五反田 #中華