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野田阪神駅
フランス料理
【私の心のど真ん中を射る】 このようなフレンチはなかなか。福島時代からずっと行きたいと思いながらも、なんとなくペンディングしておりました。しかし、インスタの料理を見るようになってから、俄然行きたくなった。とにかく、パワフルで美しいお料理の写真は、私の心のど真ん中を抉り込んでくるのです。 今回はお試しと言うことでデジュネで。前菜のボリューム選択、メインは選択制なんですが、グラタンならコースベースの2300円のまま。肉、魚を選ぶとプラス2000円、とかになってます。振り幅すごい。 必ず、肉か魚を選びましょう。 ワインリストから2016のアリゴテを一本。パンにチーズが乗ったアミューズからの前菜です。シート位置、グリル前。調理がバッチリ見える良席。これは2人前かなーと思ってみていたものが、1人前のワンプレートで出てきた。 もはやすでに、ワイン泥棒の様相である。特にこの、手前のアンクルートが完全に前菜を超えている。”豚の血と内臓や野菜なんかをオマール海老と”と、様々な要素が織り込んである。しかも、これ一皿で完成できるほどの物量。 ああ!なんて幸せな! クスクスが乗っているのもパリっぽくて、この時点で私は既に大西亭の虜になった。まさに、私好みのフレンチ。 メインは魚と肉を同行者と分けて。魚は島根産の4キロオーバーの分厚いヒラメのペルシャード。グラニースミスのソース、ってなんだろうと思って今調べたらりんごでした。食べた時にはそれがりんご系の何某か、は、全くわからなかった。多分、相当なクリームリッチに仕上げていると思います。ワイルドライスにレタス、それらがヒラメと相まって、、、素晴らしい完成度。というか、これほどまでの一皿って、本当に1年に幾つある?という程に、、、 もう一皿はオーストラリア産の羊。先ず、その量!綺麗な緋色のラムチョップですが、この大きさは結構大きな個体のものだと思います。そいつが、2枚も乗ってる。裏に、ここにグラタン。2種類のソース。甘くとろける羊の肉。そして、グラタンがまた素晴らしく美味しい、、、、 チーズもデザートもすっ飛ばして、もうここでお会計。パンもギリギリ食べれた、ぐらいの素晴らしい量と、完璧な味。私、ちまちました20皿とか出てくるモダンフレンチも大好物ですが、こういった、フレンチビストロも大好物。しかもですよ、このクオリティ!やはり、インスタで見ていた写真の美味しそう、は、本当にその期待を超えてくるほどに美味しかった。本当に、ありそうでないレストラン。他に似たようなお店を思いつかないし、完全にフランスだけど、フランスでもこんな店は相当探さないと辿り付かない。骨格がしっかりとしていて、食事としての成立の仕方が”とても、正しい” 店内を見渡すと何故かフランス、ストラスブールのカレンダーなんかがあって、メニューにもココットがあるので結構アルザス系のお料理は得意なのかもしれないけれど、私がずっとインスタで見ていいなと思っていたのはロースト系の濃いめの赤ワインソースの照り具合。なので、メイン二つをローストに。本当にそれはそれで最高だったのだけど、そこで、常連さんが隣で、”夜のメニュー頂戴”と、鳩のローストを注文し、、、、 早く夜も行かないと。