牧 直起
渋谷駅
そば(蕎麦)
松濤美術館にて、朴の木を素材に草や花を実寸大で制作するアーティスト須田悦弘さんの展示会を見学後、お蕎麦ランチをいただきたく、こちらに初訪問いたしました。渋谷スクランブルスクエア12階という場所にありながらも、路地裏にひっそりと佇む一軒家のような空間で、カウンター12席ほどのこぢんまりとしたお店です。 コース料理も何種類かありますが、今回は単品でいただきました。まずは、那由多の刻という蕎麦焼酎の蕎麦茶割りで乾杯。おつまみには、プリッとした食感と甘みを感じられる板わさと、そば独特の風味ともっちりとした食感を味わえるそばがきを。広島県の寶剱もいただきました。メインは、名物の天おろしそば(えび天)。お椀の蓋の上に海老天が乗っかっている珍しいスタイルで、小さい芝海老なので、そばに絡めてとっても食べ易いです。おそばは、無農薬の北海道・茨城県・長野県産の蕎麦を使用した二八蕎麦。キュッと締まったお蕎麦の食感、歯応え、風味に感激。なかなか美味しいお蕎麦を食べました。 調べてみると、こちらのお店は、渋谷・神宮前の有名人気店で、長年ミシュランガイド東京にも掲載されている蕎麦屋「玉笑」の姉妹店だと。店内内装デザインは、建築家 隈研吾氏、土壁は左官技能士の挾土秀平氏の作品だと知りました。ご馳走様でした。