松 宏彰
新宿三丁目駅
カレー
大阪のスパイスカレーシーンにおいて唯一無二の存在感を放ち続けるレジェンド『Columbia8』(コロンビアエイト)が東京・新宿に進出! 『Columbia8 新宿南口店』 2024年10月7日オープン。 場所は新宿東口から南へ進み、ニトリのちょうど道路向かい。 新宿駅や新宿三丁目駅からは高島屋のちょい先と言えばわかりやすいでしょうか。 非常に入りやすい路面店になっています。 元EGO-WRAPPINの後藤さんによる大阪北浜『カシミール』が引き金となり、今や大阪から全国へと広がった「スパイスカレー」ムーブメント。 『Columbia8』はその最初期、2008年にオギミ~ル☆さんによって大阪北浜で創業。ホールスパイスから作るだけでなく、食べ手がスパイスをザクザクと感じられる独特のスタイルは、後に続くスパイスカレー店に多大なる影響を与えました。 また、オギミ~ル☆さんの個性的なキャラ、「カレーしか 考えられへん。」「右手にししとう、左手にスプーン」というキャッチーな言い回しも話題となりメディアに多数取り上げられるなど、『Columbia8』は大阪スパイスカレーシーンを激アツなものにした立役者と言っても過言ではありません。 (壁にはオギミ~ル☆氏のサイケな肖像画が) 基本のメニューは「スパイスキーマカレー」と、ライスを米麺(フォー)とのWスタイルにした「ヌードルライス」の2種。2回目訪問以降(『Columbia8』他店舗でもOK)でオーダーできる「花火」などバチ辛バージョンも用意されています。 さらにメニュー裏にはアラカルトやお酒もあるのでお見逃しなきよう。 卓上には『Columbia8』独自の食事スタイルについての丁寧な説明が。 「独特のルールがあって初心者にハードルが高い」なんてことは全くありませんのでご安心を。 さて、今回オーダーしたのはこちら。 ★ヌードルレッド ¥1400 定番「ヌードルライス」のバチ辛バージョン。 (2回目訪問以降の人だけオーダーできる一品です。) どのメニューを頼んでも中央のししとうで『Columbia8』とわかる、凄まじいアイコン性です。 さて、ここで『Columbia8』ファンの皆さまに注目して欲しいポイントがひとつあります・・・わかりますか? 実は従来カレーに散りばめられていたインゲンがニンジンに変わっているんですね。 よりカラフルに、よりPOPに見えるのはそのせい。 サイコロカットされたニンジンはビネガーと塩で下味をつけており、食感と味のメリハリにも一役買うんです。 まずは「左手にししとう」。 ししとうをかじり、苦みを感じたあとカレーを口にするのが『Columbia8』スタイル。 シャバッとしたカレーには鶏ひき肉、そしてカルダモンをはじめとしたスパイスの爽やかな香りが。 さらに表面にビッシリ散りばめられた煎りクラッシュナッツがいい意味で食感のムラを作り、それぞれのスパイス香を感じられるようになってい流という仕立て。 今回はバチ辛バージョンでいただきましたが、スタンダードタイプでは辛さ抑えめ。 そう、辛い(Hot)とスパイス香が強い(Spicy)は別物なのですよ。 フォーにもスパイスがよく絡みます。 米で作った麺なので、ライスに合うカレーなら合うのは必然! 全メニューについてくるグレープフルーツジュース。これには、酸味で舌をリセットする役割が。 つまり、 ししとう→カレー→ししとう→カレー→時々グレープフルーツジュース→ししとう→カレー・・・ 憶えましたか? 最後はターメリックライス、生卵も投入。そのグルーヴ感を感じながらフィニッシュしましょう。 食べた後、全くもたれないのも『Columbia8』のカレーの良いところですよ。 おっと、カレー飲みにふさわしいアラカルトもご紹介しておきましょう。 ★レー油餃子 ¥600 なんとこちら、カレーの上澄み油で焼き上げた餃子。 「カレー飲み」推進のため今年登場した『Columbia8』の新メニューです。 辛さが【普通】【ちょい辛】【ヤバ辛】から選べますが、今回は【ちょい辛】でオーダー。 グッツグツのアッツアツ、スプーンで餃子と卵を絡めながらいただきます。 うまっ! これは咖哩好きだけじゃなく餃子好きにも食べてほしい。 肉感とカレー感、おこげの香ばしさに加え、カルダモンなどのスパイスがふんわり香る素晴らしい餃子なのです。 あー、ビール飲みたい。