Hitoshi Tanaka
吉野(奈良)駅
甘味処
吉野で一番の吉野葛の店で、予約しないと葛切りを食べることができない。楽しみにしていたらご主人が体調不良ということで食べることができず残念であった。 しかし、店員さんに、「本当の葛粉」と「ふつうの葛粉」の違いを教えて頂き、非常に納得したので両方を買い求めた。二つの違いは、葛以外の澱粉の有無と和三盆を使うか砂糖を使用しているかであり、その結果として全く異なる味わい、食感になるという。 是非とも写真#2と#3の価格の違いを確認されたい。 さて、食べ比べてみて本当に違いが分かった。両方とも130ccの水に溶き、弱火で加熱しながら腕が疲れるほど掻き混ぜると白濁した液体が透明になってきてトロミが出てくる。「ふつう」の方は本当に透明で、「本当の」方はやや黄みがかっている。もしかすると焦がしたかもしれない。 「ふつう」の方の味はただ軽い甘みがあるだけであるが、「本当の」方は深みを感じながらそんなに甘くない。本当のホンモノなのだと合点したのであった。