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中華

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中華料理のメジャーからマイナーまで

●2021年度「いいね」総獲得数全ユーザー中1位 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000132.000004025.html ●2017年~2021年 熊本TOP USER ●2022年~現在 中華TOP USER 中華のほか日本酒・焼鳥・ピッツァ・洋食・ラーメン等も好き

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吉祥寺駅

中華料理

【「香港式カレーライス」ってご存じ?】 ※コメント返しは原則お休みしてますので、記入ご遠慮ください(参考通知とオフ会の御礼は記入OKです) 本日は吉祥寺に 9月にOPENしたばかりの『香港食通街』 代々木の『香港飲茶 点心厨房』の姉妹店です。 港式焼鴨などの、 本格的な香港式ローストダック、 腸粉(チョンファン)や咸水角(ハムスイコー)などの点心、 牛腩飯(ニュウナンハン)などの香港B級グルメ、 菠蘿油(ポーローヤオ:香港式メロンパン)や、 蛋撻(ダンター:香港式エッグタルト)など 香港のスイーツ。 多種多様な香港グルメを豊富に揃え さながら本場の茶餐廳(チャーチャーテン:香港、マカオの喫茶軽食を兼ねる大衆的な飲食店)みたい。 ■咖喱牛筋腩飯+羅宋 …¥1480 「牛バラと牛すじのカレーライス」 +「ボルシチ」のセット Rettyの皆様は 実は香港ってカレーも盛ん なのをご存じでしょうか? …その発端はアヘン戦争後 1841年の南京条約による香港割譲。 香港を統治したイギリスは 同じく大英帝国の植民地だったインドから、 インド人を採用し在香港の現地軍の兵士や 警察として従事させる。 彼ら「香港にやって来たインド人」が 香港にカレーのスパイスや調理法を持ち込んだ。 ヒンズー教徒のインド人は 当然、牛を神聖視しているため ビーフカレーは本来存在しないのですが、 牛腩飯など牛バラ肉を好んで食べる 広東や香港の食文化と融合する事で このような牛バラ入りの香港式カレーが生まれる。 …ところで、香港の映画スター ジャッキーチェンの代表作といえば 『プロジェクトA』 劇中でジャッキーとインド人衛兵との コミカルなシーンがあるが、 まさに彼のようなインド人兵士達が 香港にカレーを持ち込んだ張本人である。 さて『香港食通街』の香港式カレーですが、 強めにトロみがつけてあり、 どこか日本の家カレーに通ずる所がある。 一方で味は ガラムマサラやターメリックを基調としつつ、 乾燥唐辛子の破片を少量入れており、 王道のカレーのスパイス感の中に カプサイシンの辛味がアクセントになってる感じ。 味付けは日式のカレーと思想が違ってて面白い。 ゴロゴロ大きな牛バラですが、 トロトロに煮込まれてて柔らかく絶品。 続いて香港式ボルシチ「羅宋」 なぜ中国にボルシチが? それは19世紀後半〜20世紀初頭に 上海に列強諸国の租界があった時代。 ロシア人により上海にボルシチがもたらされる。   唐突に中国語のお勉強だが、 北京語だと“ロシア”は「俄罗斯」で、 上海周辺の呉方言だと「罗宋(羅宋)」。 つまるところ、 この呉方言のロシア=羅宋を そのままボルシチの料理名として使うように なった経緯がある。 その後、毛沢東の権力回復と 紅衛兵や学生運動の暴走が結びつき 1960〜70年代に起こった プロレタリア文化大革命により 中国社会は混迷期に入る。 このカオスな時期に 迫害を恐れた上海の知識人たちが、 中国共産党の力が及ばない 当時イギリス領だった香港に避難。 避難した彼らが「羅宋」を香港に 伝えたと言われています。 …さて本来のボルシチってビーツを使いますが、 ビーツ栽培が上海以南の気候に適していないのと、上海人の口にボルシチの酸味が合わなかったため、トマトに置き換えられているのが特徴。 はからずもミネストローネみたいな トマトの優しい味わいになってます。 具はカレーと同じジャガイモと人参。 ここは別の具を入れて 棲み分けして欲しかったかも。 ■香煎蝦米腸 …¥680 「葱と海老の腸粉」。 ご存じ香港の代表的点心「腸粉」です。 この料理に関しては、 通常の腸粉と異なり表面を少し炙ってあり、 表面カリカリ& 内側がモチモチ&プルプル 3つの食感が感じられて楽しい♪ 中は小エビが沢山入っており、 腸粉全体が海老の風味と香ばしい葱で一杯。 これは安い割に美味でした! ~あとがき~ 以上、『香港食通街』でした。 体感としては日比谷の ミシュラン香港点心『添好運(ティムホーワン)』より 少し割高ではありますが、全く並ばずに ストレスなく楽しめる良店。 「香港や広東の食」って勉強すると奥が深く イギリスなどヨーロッパ、インド、東南アジアとの繋がりも感じられて面白いんだよね。 我が家からも近いのでまた再訪したい。

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大井町駅

パスタ

【大井町名物「ハピネスのカレースパゲティ」】 ※コメント返しは原則お休みしてますので、記入ご遠慮ください(参考通知とオフ会の御礼は記入OKです) 本日は大井町の『ハピネス』 1971年創業。 訪問時点、 Googleマップ評価「3.8」、 某グルメサイト「3.48」 今ドキ珍しい喫煙OKの渋い老舗洋食店。 …それゆえ都の受動喫煙の条例との絡みで、 お子様は入店できません。 そんなコチラ、 チョモランマを彷彿とさせる 『カレースパゲティ』や、 神保町『さぼうる2』に負けず劣らずの「ナポリタン」など、 盛りがよくボリューミーで非常に有名な店なのです♪ ■カレースパゲティ(サラダ付) …¥935 ■セットドリンク  …¥275 鉄皿でグツグツ… ド迫力の「カレースパゲティ」登場! 麺量は500gとも言われ、 お隣さんの「少なめ」でも約1.5人前。 これは確かにチョモランマ! 早速ひとくち、、、 老舗洋食のカレーとの事で 欧風カレーのようなフルーティーな甘さを想像してたのですが、 過度な甘味はなく、 家カレーのような優しい味わいにまとまっている。 おそらく、 じゃがいもの澱粉ではなく、 片栗粉だと思いますが、 少し強めにトロみがつけてあるのが特徴的。 このトロみゆえパスタともよく絡みます。 パスタはやや太麺で、 フニフニと柔めの食感。 具は豚肉のブロック、 人参、じゃがいもで長時間煮込んで 少し崩れかかった野菜がよき◎ こういうルウ系の食べ物って、 見た目以上にお腹にたまります。 さすがに完食すると満腹大満足でした。 ~あとがき~ 以上、大井町名物『ハピネス』のカレースパゲティを攻略。 注意点としては、店は お母さまとご子息?の2人だけ。 厨房担当はご子息がひとり フライパンひとつで調理されてました。 このオペレーションの都合上、 仕方ないのですが調理に時間がかかりますし、 客も客で 熱々でボリューミーな料理を食べるので、 客側の滞在時間も自然と長くなります。 そのため満席時にタイミングが悪いと、 それなりに時間を並ぶのは覚悟しておいた方がよいかと。 ぜひお試しを

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下神明駅

ラーメン

【看板のない絶品ラーメン屋】 ※コメント返しは原則お休みしてますので、記入ご遠慮ください(参考通知とオフ会の御礼は記入OKです) 本日は東大井の『のスた』 訪問時点、 Googleマップ評価「3.5」、 某グルメサイト「3.85」 山中店主は 閉店した神保町の往年の名店『さぶちゃん』と、 『ラーメン二郎 中目黒店』で修業し、 異なる2つのDNAを継いでいる。 1999年に『凛』を開業し、 『のスた』への改名、店舗火災による移転、 『のスたOSAKA』などの支店出店、 紆余曲折を経つつ、 2024年4月に本店を現在の 東大井にリニューアルオープン。 メニューは細麺の日や、 二郎系の太麺の日、限定の日があり SNSを要チェック。 …ちなみにですが、 上述の『さぶちゃん』は 実は全国各地のラーメン屋で広く提供される ラーメンと半チャーハンのセット いわゆる「半チャンラーメン」を生んだ 発祥店でありレジェンド。 それを継いでいるのか この店にも「半チャン」がありました。 ■塩 …¥1400 ■豚 … ¥300 この日は細麺の醤油・塩の日。 ラーメンDBをチェックすると、 醤油・塩の評価が拮抗していたので ビジュアルが好みの「塩」に♪ 店の方からニンニクの有無を聞かれ「抜き」でお願いしました。 黄金色のプースーがなんとも美しい♪ さっそく一口、、、 スープ表層は透明のラードが覆っており ファーストタッチはヌルリとした油脂感とコク。 ラードの蓋が保温作用を発揮しているのか、 やや温度高めです。 その先にあったのは、 ・骨太な鶏豚の重厚な出汁感 ・キリッと凛々しい塩分濃度高めのカエシ ・おろした生姜の爽快な辛味成分 この三者が正三角形を成し三位一体感を醸し出す。 ふーむ、、、これ美味いわ! ちなみにデフォルトで麺量が多く、 「他店の大盛」=「この店の普通」くらい。 麺量少なめを注文される客もあり。 注文前にボリューム感は注意しましょう。 自家製麺でスープの熱さも手伝ってか もっちゃり、やわやわとした柔めの麺。 「歯切れ」という概念が消失した食感です。 …ひょっとすると二郎系のゴワゴワした麺の日と 敢えてバランスをとるために柔めにしてるんでしょうか? 私は全然嫌いじゃないのですが、 現代の流行りのラーメン店に比べると明らかに柔らかいので ここは好き嫌いが分かれるかもしれません。 チャーシューはかなり分厚く食べ応えがあります。 脂身の甘味と赤肉のバランスの良いプレーンな味付け。 最後に黒胡椒をふるとスープが引き締まり、 こちらも美味しい。 ~あとがき~ 以上、『のスた』でした。 ちなみにですが、写真はラーメン以外不可。 店は看板や暖簾の類が一切なく、 傍目には何の店か分からない、 「調べて店の存在を知らないと辿り着けない」 ちょっとしたワクワク感が楽しかったです。 スープが秀逸で退店後の帰り道も 口に残る余韻を楽しめました。 …そういえば思い出した。 関西のラヲタの方はご存じと思うが、 京都の人気店『麺や 高倉二条』の系列に 通称『名前・看板のないラーメン屋』という店がある。 店名はあくまで通称であって 自ら名乗っているものではない。 いわゆる“無名”である。 …しかも店表に看板を出さず 隠れ家のようにひっそり営業。 傍目からは ラーメン屋だとは分からないため、 通りすがりの客はまず寄り付かない。 口コミで店の存在を予め知ってるか、 主体的に店の事を調べた客しか 辿り着く事が出来ないある種の “プレミア感”を演出する事に成功していた。 オープン当時、京都のラヲタの間で かなり話題になってたのを思い出しました。 …『のスた』が敢えて看板を出さないのも、 似た意図であり「客への特別感」や付加価値づけ エンタメ上の演出なのかな? こういう「知る人ぞ知る」感を 自ら演出して楽しませてくれてくれる店って面白いですね。

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高円寺駅

定食

【高円寺が誇るパワー系食堂】 ※コメント返しは原則お休みしてますので、記入ご遠慮ください(参考通知とオフ会の御礼は記入OKです) 私の食べ歩きの悪い癖は 「いつでも行けるやろ」精神で 近所の有名店訪問が後回しになる事。 この日は仕事がバタバタで 遠出する気力がなく逆に「これ幸い」と 未だに未訪問だった『あげもんや』に 高円寺在住4年半にして初訪問w 訪問時点、 Googleマップ評価「4.0」、 某グルメサイト「3.53」 何気に2021年に定食百名店にも選ばれている。 寺田店主は築地市場で 90年続いた老舗定食『豊ちゃん』出身で、 築地市場の閉鎖にともない同店が閉店後、 2014年に高円寺で『あげもんや』開店。 『鮨しゅん輔』や『SATOブリアン』といった 都内有数の高級鮨と高級焼肉店を擁する お隣の阿佐ヶ谷とカラーが異なり、 住民に若者層が多い 高円寺って高級店が流行りにくく、 コストパフォーマンスが良い 低〜中価格帯の店が好まれやすい 街だと強く思うのですが、 そんな高円寺民に愛される ボリューミーなコチラをご紹介♪ ■カツカレー …¥1260 味噌汁はセルフで食べ放題。 ねっとりと粘度のある、 ドロリッチなカツカレーが登場♪ ファーストタッチはフルーティーな甘さで、 次第にじんじんとターメリックの風味が来ますが、 全体的にさほど辛くなく食堂カレーな味わいです。 とろとろに溶けたスジ肉が入っており、 牛のうま味が口中に広がります。 カツはロース肉で厚みがありボリューミー。 お値段を考えるとお得感があります。 一口サイズにカットされており食べやすさも◎ 脂身の肉付きは ほどほどなので見た目よりも 胃もたれはしない感じ。 千切りのキャベツに絡めて 途中で追いソースをして 金沢カレー風に美味しくいただく♪ ■アジフライ …¥410 粗い小麦粉がびっしり付いた衣で ザクザクとした力強い食感。 しっかりと火通ししてあるタイプの 質実剛健としたアジフライで鯵も大き目で満足度高めでした。 ~あとがき~ 以上、今更ながら 高円寺の揚げもん処『あげもんや』訪問。 定食にするとご飯・味噌汁食べ放題で、 予約が取れない超有名店ではないが、 普段使い店として近所にあるとかなり嬉しい存在。 結局、QOLを向上させてくれるのは 「遠くの予約のとれない超有名店」ではなく、 「近場の安くて美味しい大衆店」なんだよなぁ〜 少しだけ難点を挙げると、 揚げ物メインの定食屋だけあって 店内はツンとした油の匂いが少しする感じ。 匂いがつくので あまり高い洋服は着ていかない方がよいかも。 ぜひお試しを

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赤坂見附駅

四川料理

【「変態」麻婆豆腐】 ※コメント返しは原則お休みしてますので、記入ご遠慮ください(参考通知とオフ会の御礼は記入OKです) 本日は赤坂の四川料理『四川小吃 雲辣坊』 訪問時点、 Googleマップ評価「4.1」、 某グルメサイト「3.52」 赤坂といえば 日本人に四川料理を伝導したレジェンド 陳建民・陳建一親子の『四川飯店』がある 「日本の四川料理の聖地」 その他にも四川料理店が多い土地柄。 この『雲辣坊』と、 以前投稿した同じビルの2階の『同源楼』、 『四川雅園』の3店は元々は 同じグループの四川料理の系列店だったのですが、 紆余曲折があり現在はそれぞれ別のオーナーが経営されてます。 ■夫婦肺片 …¥1380 注文は全てモバイルオーダー式。 四川伝統料理の牛モツの麻辣ソース和え「夫婦肺片」を注文。 以前にも紹介しましたが、 中華民国の時代の1930年代に 郭朝華・張四正という夫婦が牛の内臓煮を 四川風の麻辣で味付けしたのが始まりとされる。 “本来廃棄される内臓”を使った料理である事から、 当初は「夫婦“廃”片」という名称だったのですが、 「廃」の字は飲食店としてイメージが悪いため「肺」に置き換わったのだとか。 臭みのないプリプリなハチノスに砕いたナッツにパクチー。 ソースは辣油と酢、花椒が合わさっており、 意外にや酢の酸味感が優勢なため辛さはほどほど。 ■変態麻婆豆腐 …¥1350 ■ライス …¥250 『雲辣坊』スペシャリテ 麻婆豆腐の辛さは 「辛さ控えめ」「ふつう」「辛め」 …そして最上級が「変態」w これ食べてみたかったんです(笑) 赤赤とした麻婆豆腐に、 粉粉した山椒や花椒たっぷり。 器も深さがありボリューミーですねぇ。 ややオイリーで粘性のある麻婆に、 唐辛子のカプサイシンの辛味成分だけじゃなく、 唇がビリビリと痺れる麻辣な味わい。 白米で口の中を中和しながら食べ進める。 辛さへの耐性って人それぞれですが、 「それなりに辛いモノ好き」 「デスソースはさすがに厳しい」 位の私の体感だと、 辛くて食べられないという程ではなく、 味と刺激両方を楽しめる範疇です。 ■青島ビールIPA …¥800 最近の青島ビールって やたら種類が増えててプレミアムやら スタウトもありますが、IPAまであったのですね! ノーマルの青島って結構あっさり味ですが、 さすがIPAだけあってホップの苦味とパンチが効いてます。 ~あとがき~ 以上、『四川小吃 雲辣坊』でした。 余談ですが、この店の モバイルオーダーは なんと開発元がRetty!! 「RettyOrder」と呼ばれる飲食店向けに 提供されているセルフモバイルオーダーシステムのサービスだそうです。 へぇ~ そんな事もしてるんですね~ 本業が苦戦する中で、 多角経営で補っていくのは大事ですよね。 Rettyのグルメサイト以外での活躍にも注目です