阪田博昭

阪田博昭さんのMy best 2020

シェアする

  • facebook
1

京都府

居酒屋

阪田博昭

【日本で1番美味しい河豚】 食べ方も色々あるだろう。 等級も様々。 でもね、値段、味、食べ方どれをとっても最高。 活魚の河豚。 ピクピクと身が動いているブツ切りの河豚がニンニク醤油のタレに浸かっていて、このタレがまた絶品! 焼き河豚に続いて、てっちりも。 最後の雑炊には、白子をたっぷりと入れてくれた(常連特権)。 もう、天にも登る気分♪

2

大阪府

おでん

阪田博昭

【ここまで差が出るのか⁉︎おでんの奥深さよ】 それぞれのおでん種がそれぞれの個性を殺さず、素材の味や香りがする。 ただそれだけの事なのに、そのことが他の地域との大きな差別化を果たしている。 唯一無二のおでん。 一般的なおでんと言えば、出汁が染み染みで、流動していない汁に浸かっているのが常。 当然、自家製の練り物や素材にこだわっているところ、出汁や醤油の違いなど星の数ほど存在する。 その所謂一般的なおでんの特徴は、染み染みの出汁と引き換えに、素材の味や香りはかき消され、複合的な調和によって楽しむ美味しさというのが常。 ところがだ。 ここ花くじらの種は、タコはタコの香りやプリプリの歯応えがあり、つくねの胡麻粒の香りとか、帆立はしっかり帆立だったりと、一々驚かされた。 それほどまでに大きな違いが出せる理由は、ぐらぐらと沸かした鍋と、濃度の高い汁にあり。 豚骨ラーメンなどでもそうなのだが、濃度の高い汁で素材を煮ると浸透圧が掛かり、ギュッと素材の個性が中に残るのである。 しかも、種を鍋に入れっぱなしにせず、タイミングを見計らって投入し、良きところで引き上げているではないか。 そして鍋の大きさも、大きすぎないから出汁に頼らないで済む。 ただでさえおでん好きなのに、迷わず全部の種を注文してしまったではないか。 染み染みであるべき大根などは、ほろりと柔らかく、減り張りのあるおでんを巧みに操るその職人技にも感無量。 まったく、恐れ入った!

3

新潟県

日本料理

阪田博昭

【東京の名店が新潟に惚れ込んで移転再開した最優良店】 髪の毛ほどに細く切った長芋そうめんは、柳刃包丁のみで仕上げてある。 これはもはや食べる芸術作品と言っても過言ではないだろう。 その昔、1人50000円の割烹料理店を営み、予約も取れないような状態だった名店の親方。 この長芋だけを見たって、その凄さを存分に感じられるのだが、ここで提供される料理ひとつひとつ全てに丁寧な仕事がされているのだから、満足いかないわけがない。 美味い肴に美味い酒。 自家製のカラスミも、これまた絶品の絶品で、感動レベルだったし、日本酒が進みすぎて、すっかりほろ酔い。 駅から少し遠いけれど、新潟に来た時は是非一度訪れてもらいたい。

4

東京都

中華料理

阪田博昭

【噂の発酵中華】 近年は発酵ブームと言えるほど発酵をテーマにした飲食店が多くなった。 その中でも、他の追随を許さず邁進する南三。 名店『黒猫夜』でも活躍されていたシェフの繰り出す料理は、発酵をテーマにしていながら繊細。 桃の木の樹液や馬告(山胡椒)、オオタニワタリなどの珍しい食材を十二分に魅了させてもらえる。 今では、なかなか予約も取れない名店ではあるけれど、彼の料理を二度、三度と訪れてみたくなるほど楽しい夜になった。 そしてさすが発酵中華、食事後半から胃腸がはっきりと動き出していることを体感できる。

5

大阪府

お好み焼き

阪田博昭

【古式大阪お好み焼きの路地裏の名店】 混ぜ焼きではなく、薄く焼いた生地にキャベツを乗せて焼く古式お好み焼きを今でも食べる事が出来るのは、もう数えるには片手の指で足りてしまうだろう。 野菜の上に豚肉を数枚乗せて生地を垂らして返す準備。 鉄板の別の場所で玉子を割り、コテでさっと崩し、その上にひっくり返したお好み焼きを乗せて仕上げるのだ。 粉物だと言ってしまえばそれまでなんだけど、この蒸し焼きにされたキャベツと薄焼きの生地、そしてソースとのバランスが本気で美味しかった。 一風変わった一味なんぞも出してくれて、それまた美味いのなんの…。 日本蕎麦の焼きそばとか、焼き牡蠣とか絶品! 参りました!

6

新潟県

魚介・海鮮料理

阪田博昭

【魚屋さんで日本酒を飲りながら佐渡前の刺身に舌鼓】 氷見や富山の鰤は有名だが、実は美味いとされる鰤の代名詞は佐渡の寒ブリである。 当然、素材の品質が高いのだけど、魚屋さんがそれを捌いて刺身として食べられるのだから、美味いに決まってる。 定食として食事も出来るだけではなく、カウンターもあるし、美味い魚で一杯ひっかけるなんて事もさせてくれる。 隣接したお肉屋さんの惣菜とか、餃子屋さんのザーサイとか、市民市場の楽しみ方としては文句なしだろう。 この日の刺身は佐渡前の良質なネタばかりで、寒ブリ、生タコ、のどぐろ、南蛮エビ。 それにバイ貝の塩煮と酒が一杯付いて1500円のちょい飲みセットは破格だね!

7

青森県

郷土料理

阪田博昭

【青森のうまいもんを腹一杯食べられる】 どうですか、このフォルム! これでもかっ!ってくらいの山盛りで出てきます。 なかなか予約の取れない名店で、量が多いだけではなく、味も良いし、値段も安い。 名物のトマトすき焼きや十和田のバラ焼き、鮮度抜群の刺身など、頭のてっぺんまで青森の幸で満たせます。 予算を伝えれば、それでやってくれるという奇跡のお店。 入店から退店まで終始満席の大人気店なので、早めの予約が必要ですね。 キンと冷えた八戸の夜に、熱々の料理を堪能しながら美味い酒を飲む。 なんと贅沢なことだろう(^-^)

8

京都府

ラーメン

阪田博昭

【等身大の美味しいお店】 背伸びをせず、気を張ることもなく、いつも通りの心持ちで食事を楽しめる。 コツコツと、コツコツと、料理に正面から向き合って、コツコツとコツコツと静かなる努力を続けている名店。 ひとつひとつ丁寧な仕事を素材に施し、美味しさを追求する。 普段は料理に集中していて寡黙な店主も、ふとした時に見せる屈託のない笑顔が、その人となりを表しているのだろう。 ラーメンが大好きで、直向きで、頑固。 この古い都で歴史の重圧に耐えられ、存続していられる理由は間違いなく「必要とされている」からだろう。 京都を知り、学び、関わりが少しずつ増していけばいくほど、その凄さが心底わかる。 僕が大好きなお店であり、信頼のおける大好きな店主がいるラーメン屋さん。

9

埼玉県

洋食

阪田博昭

大好きなお店。 レバームースが食べたくて来たけれど、今夜は売切れていまっていた。 そりゃね、人気の商品だし、何より美味しいんだから、あり付けたらそれは運が良いと思うことにしている。 その日のオススメを少しずつツマミながら、ワインを飲む。 店名のとおり、居酒屋カテゴリーなので、気も張らないけど、ちゃんとしてるんだよね。 わざわざここまで何度も来てるけど、飽きの来ない優良店だと思う。 最近は、僕も少し大人?になって、慌てて食べることをやめている。 そういう食べ方、飲み方が板についてくると、akichiさんのようなお店を存分に楽しめるようになったなぁと、微笑ましく思った。