ローヤル@有楽町! 東京交通会館の地下にあるレトロ純喫茶。 1965年(昭和40年)の東京交通会館開業時からある最古参の老舗喫茶店である。 4〜5名の初老を過ぎた店員さん達がテキパキと調理や配膳をこなしている。 プリンとスフレパンケーキをいただいた。 プリンは昭和の懐かしい硬いプリン。 パンケーキも分厚くふわふわで美味しかった。 1964年の東京オリンピックの開催を控え、1960年頃の有楽町駅周辺は外堀の埋め立てや数寄屋橋の撤去などで激変した。 今でこそ銀座に最寄りのJRの駅としてお高くとまっているが、終戦直後は闇市が広がり、東京の影の部分が見え隠れする場所でもあった。 平成3年に都庁が有楽町から西新宿に移転すると、ローヤルの常連客も減り、閑古鳥が鳴いた時代もあったという。 しかし、現在は若い女性のお客さんが非常に多い。雑誌「HANAKO」などに取り上げられ、こうしたレトロ喫茶がブームとなっているらしい。 確かに重厚かつ煌びやかな昭和喫茶の空間は、平成世代にはかえって新しくみえるのかも知れない。 有楽町駅前の「後楽そば」で焼きそば大盛を食べ、「かもめ」で雀球を打ったのなんかつい数年前の出来事のように思えるが、もう30年近くも前の事だと知り、膝から崩れ落ちた。