念願の八雲茶寮。 建築:simplicity 緒方慎一郎 最寄駅から徒歩10分と決して遠くない距離だが、辿り着いたときに高揚感を感じる。無駄なモノは一切ないモダンな印象と、どこかホッとできる居心地の良さを感じる和の要素が散りばめられていた。 空間に溶け込むようなサービスは、黒子のようでありながら、ときに温かみも感じ、絶妙距離感がちょうどよい。またロケーション・季節・インテリア・器・メニューの組み立てと流れ、それら全てをトータルに五感で感じながらクライマックスのお茶へと期待感を高めていく。そんな楽しみ方のできるお店。 お茶とのペアリング、日本酒とのペアリング。どちらも魅力的だったが、今回はお茶を。 日本酒やワインのペアリングにはない、お茶の奥深さを感じた。 メニュー ・重湯 お米の炊いた汁 ・焼き茄子 法蓮草 帆立 海苔 土佐酢ジュレ ・伊勢澄まし汁 蕪 ・平目 出汁漬け 銀鮭昆布締めイクラ 海苔醤油ジ ュレ ・鯖へシコ 薩摩芋とカシューナッツの揚げ ・鰆の幽庵焼き 柿 胡麻大根 ・近江牛 炊き合わせ 葉胡椒 山芋 キノコ ・ご飯 漬物 木の子卵とじ 赤だし味噌汁 ・南京 餡子 抹茶 帰りのお土産に、手作りの季節のお菓子を買って帰れるのも粋で◎ 緒方さんの細かな心配り感じる贅沢なひととき。大事な人をもてなしたいとき 大切な人と過ごしたいとき そんなタイミングで訪れたい。