とある休みの日、浅草橋の鳥越神社に行ってみようと、お昼前に家を出発。 途中でランチをという算段で、電車の中でお店を調査したところ、目に止まったのが「タンタンタイガー」でした。 汁なし坦々麺が高評価なお店、いかにも辛そうなのでこれは食べてみるっきゃないなと。 店内は10席ほどと書いてあるけど、行列ができたりしているのかな。 お店についてみると、空席が奥に2つ。 どうやら一巡目がちょうど終わり始めた様子、ラッキーな時間に入れたようでした。 メニューは、基本汁なし坦々麺のみ。 レディースというのもありますけど、これはチアシードだかが入っているんだとか。 ノーマルをチョイスして席に着くと、「辛さと痺れ、それぞれ選んでください。」とな。 指差された方向を見ると… それぞれ大中小か。 「辛さは大、痺れは中で。」 「お客さん、本当に辛いですけど、大丈夫ですか?」 「あ、平気です。」 とは言ったものの、初めての店で最高の辛さを選んでしまって大丈夫かな。 まぁ多分、いや恐らく。 おぉ、凄い色だな。 正に激辛マックスという赤ですね。 ん?干し海老、かな。 坦々麺には珍しいトッピング。 よ~く混ぜてくださいと店員さんからのガイダンス。 しつこく混ぜたので、これで準備万端、よし、頂きま~す。 まずは麺を少量口に… うぐっ、辛…いには辛いけど、全く問題ないな。 どうやら辛味を危険と感じる能力が低下したようで、むしろ痺れの方が効いてきます。 ん? この麺、モッチモチで無茶苦茶美味しい。 太めの麺、味の絡まりがいいだけでなく、歯ごたえあって存在感たっぷり。 生パスタみたい、といえば近いかな。 挽肉の辛味に…干し海老もいい味出しているなぁ。 辛味に意識が行ってしまうとわからないでしょうけど、肉では出ない旨味があります。 なるほどねぇ。 バランスがとれた完成度の高い汁なし坦々麺、ご馳走さまでした。 お店を出るとき、店員さんから声をかけられて。 「あの、ぐらすみませ…した。」 少したどたどしい日本語、「えっと~」と脳内で解析をかけていると… 「あの、席になくて…」 「あ、水ね、全然気にしないで。坦々麺、美味しかったですよ、ご馳走さま。」 「ありがとうございました!」 そういえばコップ、つまりグラスが無くて、坦々麺をほぼ食べ終えてから出して貰ったんだった。 わざわざお詫びをしてくれるなんて、しっかりとした店員さんなんだなと改めて感心。 なお一層気分よく、店を後にすることができた一コマでした。