このお店、並ぶのは覚悟のこと。 午前中は雨だったので、少しは空いていることを期待して行ったら、列には2名のみ。 待っているうちに後ろには4名、3名、2名と並んでいくので、ラッキーなタイミングで来ることがができたなと。 人気のお店は凄いですね。 こうやって待ち時間の目安を書いてくれるのは親切ですけど、なぜこんなに行列ができるのか。 美味しいかき氷屋さんだからというのは当たり前として、主因は席の少なさなんです。 4人掛けが1つ、2人掛けが3つと全部で10席。 しかも並び順は崩さずで、例えば2人掛けの席が空いていても、次のお客さんが3人組だったら次の2人組を席には通さず。 4人席が空くまで列は動かない訳です。 まぁこれもポリシーといえばポリシーでしょうね。 それでも30分はかからず店内に入れて、オーダーしたのは当然ながらかき氷。 基本のシロップはミルク、追加はアンズとジンジャーにしました。 時々によって違うようですけど、行った時は基本シロップを4種類の中から1つ、追加を20くらいの中から2つを選ぶというシステム。 種類が多いので迷うものの、聞けば店員さんが親切にお勧めを教えてくれます。 かき氷は、1つ作るのに5分弱かかる様子。 ここでもじっくり、店内の古民家風の雰囲気を楽しみながら待つことにしましょう。 運ばれてきたかき氷、器から溢れんばかりに盛り盛り。 どこからスプーンを入れても崩れることは必定だけど、悩んでいても溶けてしまうだけですからね。 よし、思い切ってと、頂きま~す! まずは基本のミルクのみでと思ったら、おぉ、何だこのふわふわ感は。 まるで降ったばかりの雪のように、柔らかい氷に感動です。 口に運ぶと、サラッと溶けて濃厚ながらもほのか甘みが残る心地よさ。 なるほど、これが行列のできる人気店の実力なのか。 続けてジンジャーをかけてみると、余りにも柔らかい氷に深く浸透。 これじゃジンジャーの風味がわからないかと思いながら、周辺の氷を食べてみると… むむっ、これは明確な生姜の辛さ。 シロップなので基本は甘いものの、ビリビリ感が舌に伝わってきます。 2口3口と食べ進めると、氷を食べているのに身体が温まるような錯覚に。 不思議なシロップ、ミルクにもよく合っているし、これは美味いぞ。 そしてアンズはと、うぉぉ、酸っぱい。 これも基本は甘いのに、果実の酸味が強調されている印象。 ミルクで緩和された後、アンズの風味がしっかりと残り続けるのも秀逸。 ジンジャーほどではないにせよ、このシロップも個性的で素晴らしい味です。 ジンジャーにアンズにと、止まらず繰り返し食べ続け。 徐々に口が慣れてくるものの、最後の一口まで感動できる味わいでした。 またこの組み合わせで食べてみたいし、他のシロップを試してもみたい。 次回、赤七屋に来る時は、きっと悩みまくるんでしょうね。 本当に美味しいかき氷、ご馳走さまでした。