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Koichi Nomuraさんの My best 2017

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東京都

そば(蕎麦)

Koichi  Nomura

事前予約して供されたこの日の手挽き蕎麦の 凄みさえある豊かな香りと旨みに心が動く 絶妙なそのコシと舌ざわりは打ち手の腕だ 蕎麦前の静岡おでんと日本酒もまた愉し 秀逸な味わいに魅了される隠れ家的蕎麦処 中井で家族蕎麦 蕎麦好き息子の誕生日の食事に予約したのは 前回、自分の誕生日の食事にも伺ったこちら 蕎麦に関していえば都内ならここが一番好き 実は今回、事前予約が必要な“手挽き蕎麦”を お願いしてあり、蕎麦前をいただきながらも 最後の蕎麦が楽しみで仕方がない とはいえ、まずは蕎麦前から… こちらでは我が故郷、静岡の酒をいただく <正雪 純米吟醸 別撰 山影純悦・900円> フルーティでいてキレのいい飲み口が素敵 蕎麦前の酒のアテにはやっぱり“静岡おでん” <牛すじ・360円>、<大根・300円>、 <たまご・280円>といった定番の種と “本日のおでん”の<豚角煮串・430円>、 <いわし天・320円>あたりをいただいた 静岡おでん独特の出汁とタレで煮込まれた おでんは見た目の黒さに反してあっさり目 定番の種は前回もいただいて気に入ってたが “本日のおでん”も素材の旨みがジワっとくる 日本酒も家族で注ぎ合い2度ほど追加 <臥龍梅 初しぼり純米吟醸 生酒・840円> <志太泉 純米吟醸 八反三十五号・900円> どちらも正雪よりさらに辛口でスッキリ そう、正に蕎麦にピッタリな日本酒だと思う さらに一品料理からも <鴨ロース・1,850円>、さらに <チーズみそ漬・600円>をお願いする “鴨”はロースだけでなくモモも盛り合わされ それぞれの豊潤さとサッパリを味わった チーズはブルーチーズ系などのみそ漬で クセのある濃厚な風味を酒で流す お待ちかねの<手挽き蕎麦・1,000円>へ 丹精込めて手挽き、手打ちされた蕎麦は、 自然な粗挽き具合が見た目から風味豊かそう 鼻を蕎麦に近づけて息を吸えば 包み込むような穀物の香りがフワッと立つ 蕎麦だけを数本摘んで口に含む 少しザラっとした舌ざわりも心地よく その豊かな香りが鼻に抜け、軽く咀嚼すれば 蕎麦の甘みが豊かに滲み出る いやぁこれは久々に食す凄みのある蕎麦だ 薬味なんて添えられない潔さで まろやかなコクのある鰹出汁の辛汁もいいが この蕎麦は、添えられた塩くらいで その甘みを引き立てながら食すのがいい 店主に話を訊けば、素材(水府蕎麦)は、 某名店(一応伏せておく)の店主である 某蕎麦名人の畑で作られた玄蕎麦とのこと そんな玄蕎麦が手に入っちゃうのも凄いな もっと蕎麦が食べたくて <もり・830円>と名物蕎麦でもある <かまあげ・830円>を一つずつ追加 この店の“もり”は産地の違う2種の合いもり この日我々に供されたのは、千葉と栃木 以前、千葉のそば祭りでも何度かいただいた 千葉在来種の蕎麦がとても風味豊かだった 冷水で〆ずに茹でたてを食す“かまあげ”は、 しなやかな温か蕎麦の風味を一気に味わう 今回の産地は栃木産 食べ切った後の茹で汁はまさに本来の蕎麦湯 トロッとした辛汁に合わせた蕎麦湯もいいが この本来の蕎麦湯で割るのも一興だ 〆て3人で13,010円 都内でも3本の指に入るくらい大好きな こちらの蕎麦を堪能した おでんや一品料理、日本酒は少し高めの 値段設定なので、蕎麦前は軽くがいいね 次回は家族とでなく、蕎麦好きの呑み仲間と 再訪したいな #クリスマスキャンペーン #そば #日本酒 #静岡おでん

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群馬県

そば(蕎麦)

Koichi  Nomura

自分史上トップクラスに好みな逸品蕎麦 見事な極細打ちのコシの強い蕎麦は、 まろやかでやさしい香りと喉越しが秀逸 ミシュランの星も獲得した石井仁氏が 富岡製糸場の近くに開いた実力派蕎麦店 上州富岡で蕎麦ランチ 遅めの夏休みは蕎麦の名店巡りということで 1日目 戸隠「うずら家」、2日目 小布施 「せきざわ」とそれぞれの蕎麦を堪能 そして3日目に伺ったのが富岡のこちら 神田「いし井」、修善寺「朴念仁」、銀座 「古拙」、日本橋「仁行」と蕎麦の名店を 展開し、ミシュランの星も獲得した名人 石井仁氏が昨年(2016年)に開いたお店だ この店の情報を耳にしてやっと訪問できた カウンターとテーブルのこじんまりとした 清潔感のある店内。土曜の12時過ぎに到着し 家族3人でテーブル席へついた 念願の石井さんの打った蕎麦が食べられる デフォの<もりそば>は食べたいが 特製の胡麻と落花生のつけ汁で味わう 店名を冠した<仁べえそば>も気になる そこに店員さんから、仁べえそばのつけ汁と 定番のもり汁を半分ずつ付けてくれると 嬉しい提案があり、ありがたくお願いして <仁べえそば・1,200円>を注文した 供されたもりそばは、行き届いた水回しで コシもある、見事すぎる極細打ち 見ただけで打ち手のレベルの高さがわかる 白木の枠のせいろも精錬な蕎麦にぴったりだ 長さも担保された蕎麦をすすりあげれば、 強くはないが、フレッシュで品のある まろやかな香りが口腔から鼻へ抜けていく 軽く噛んでやさしい風味を感じ、喉に通す 蕎麦は喉で味わうというが、その喉越しも 心地よく、風味とのバランスが抜群だ 鰹出汁に酸味を感じるカエシ強めのもり汁は それ自体の個性は強くないが、辛味大根、 山葵とともに蕎麦のおいしさを引き立てる 一方、“仁べえそば”の胡麻とピーナッツの コクのある特製つけ汁も楽し 蕎麦を手繰りつけ汁に浸してすすりあげれば 素材の豊かな旨みに嬉しくなる 蕎麦湯にもホッと癒されてごちそうさま 素晴らしい蕎麦を堪能した3日間の家族旅行 中でもこちらの蕎麦がいちばん好みだった さて、サブの目的にはなるが、 世界遺産の富岡製糸場を見学しに行こう 帰り際、花番さんと話をしたら学芸大学駅に 石井さんのお弟子さんが昨年開いたお店が あるとの情報をいただいた 早速、足を運んでみよう #そば #世界遺産富岡製糸場近くの名店

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東京都

そば(蕎麦)

Koichi  Nomura

日差しの強い平日休みの正午過ぎ、 茶豆をアテに蕎麦前はビールで始めて日本酒へ 蕎麦は“もり”をもらえば、見事な極細打ちの 蕎麦で喉越しの良さが特に印象的だった 夜の料理もじっくりと味わってみたい評判店 築地で蕎麦ランチ 平日休みにぶら〜りと蕎麦でもと、 チェックしていて行けてなかったこちらへ ビルの1階で鉢植えの木で演出された外観から 店内に入ると簡素ながら落ち着ける空間だ カウンター席の端に座りランチ客を横目に <生ビール(ハートランド)・610円>、 そして、アテに<茶豆・610円>を注文 暑い日の昼のビールは最高だし、 茶豆の塩に引き立てられる深い風味も◎ 最近、蕎麦前の本醸造が気に入っていて <菊正宗 本醸造・610円>をもらう 花番さんが「お酒と一緒にどうぞ」と “そば味噌”を酒に添えてくれたのは嬉しいな またこの“そば味噌”が酒のいいアテになる <もりそば・820円>をもらう。 丸ざるにこんもり盛られて供された蕎麦は 十割にもかかわらず、見事な極細打ち 切れ端もなく、打ち手の技術の高さが伺える 素材は鹿児島県肝属産の鹿児島在来種 鹿児島県でも蕎麦って作られてるんだなぁ 蕎麦を口に運べば、香りはそれほど強くなく やわらかだが、噛むとやさしい甘みがあり 粗塩でいただくとそれが一層映える 喉越しのよさも極めて心地よくてウットリ 出汁とカエシのバランスのいい辛汁も 極細打ちの蕎麦との相性がいいね サラッとクセのない蕎麦湯を辛汁に合わせて ホッと癒されてごちそうさま 〆て2,450円。秀逸な蕎麦でゆったりと 平日休みのランチを過ごせた #そば #蕎麦好き達の高評価店

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東京都

日本料理

Koichi  Nomura

名店で腕を磨いた女性店主のセンスが光る 北海道雨竜産の夏新のフレッシュな香りを 含んだ見事な極細打ちの蕎麦は喉越しも良好 蕎麦前のアテにも女性らしい繊細さがある 名人譲りの秀逸な蕎麦を味わう人気急上昇店 学芸大学で蕎麦ランチ 訪問前日に富岡の蕎麦店で教えてもらった こちらは、ミシュランの星を獲得した 「古拙」「仁行」などの名店を展開した 石井仁氏のお弟子さんが独立したお店だ シックなダイニングバーの様な店内は、 手前のカウンター席が主体 カウンター内で調理をしているのが 石井さんのもとで修行した女性店主だろう 末席に腰をおろして昼のメニューを眺める 蕎麦前をいただくにもちょうど良さそうな 小鉢2種、桜えびのかき揚げが付いた <もり蕎麦セット・1,500円>をチョイス 蕎麦前に<ハートランド・520円>も注文 小鉢のひとつ目は、江戸前玉子焼、おから、 ラタトゥイユの盛合せ、もうひとつが、 ナスのお浸しの生湯葉、食用菊添え どの料理も女性らしい品のある繊細な味だが 特にフワッとした食感の江戸前玉子焼が美味 小さめの桜えびのかき揚げも供されて このセットは蕎麦前のアテに打ってつけだ ハートランドを飲み干して、 日本酒のラインナップから後の蕎麦を考え、 本醸造をと<三千盛・650円>を追加した 淡麗辛口ではなく、旨みのあるのみ口の酒 蕎麦前のアテに一品料理からもうひとつ <胡瓜の酢醤油漬け・400円> そろそろ“もりそば”を出してもらうことに 陶芸家 吉村昌也氏の作だという受け皿に 置かれた丸竹すにこんもりと山盛りされた 十割蕎麦は、長さもある見事な細打ちで そば打ちの腕の良さが感じられる 蕎麦を手繰って口に含めば、夏新の爽やかな 香りが心地いい。軽く噛めば穀物の甘みが 滲み、喉越しも申し分のない秀逸な蕎麦だ まろやかな風味の鰹出汁のもり汁自体は 主張は強くないが、蕎麦との相性がよく、 新店らしからぬ完成度がある さすが石井仁氏のお弟子さんだけあるなぁ 十割蕎麦が乾く前にササっと平らげた いいタイミングで供された蕎麦湯で つけ汁を割ってその掛け合わせに癒されて ごちそうさま 自分が訪問して暫くすると満席になり 後からも客がやって来るこちらのお店 開店1年に満たないが、評判が評判を呼び これから更に人気が高まりそう 早いうちに蕎麦前から楽しみに再訪したい #そば

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東京都

そば(蕎麦)

Koichi  Nomura

蕎麦の産地、品種、蕎麦粉の割合、熟成度合、 3種の蕎麦の一つひとつの風味や舌ざわり、 喉ごしの違いを心穏やかに愉しむ。 蕎麦前にいただいた酒と肴も秀逸だ。 店主の遊び心の豊かさを感じる評判の蕎麦処。 庚申塚で蕎麦を楽しむ。 女房が飲み会で「夕飯は自分で食べて」と 言われ、此処ぞとばかりに行ってみたかった こちらのお店を一人で予約して訪問した。 予約しなくても大丈夫そうだったけど。 まずは蕎麦前に日本酒を。 <篠峯 山田錦純米 生酛無濾過生・450円> 値段は5勺のもの。1合、2合も設定がある。 フルーティな辛口でキレイにキレる。 一緒に供された先付の味噌がよく合う。 先付、酒肴五品盛り、唎き蕎麦(小)で <菊酔ひ膳・2,000>の酒肴のセットを 小盛り2種の唎き蕎麦から500円プラスして “唎き蕎麦三種”に替えてもらった。 存分に菊谷の蕎麦を愉しもう。 平皿に並べられた“酒肴五品盛り”は、 サバの燻製、キンピラ、ぬか漬け、昆布、 チーズのかえし漬。 燻した香りを纏った“サバの燻製”、濃厚な 風味の“チーズのかえし漬”、ピリッと辛みの 効いた“キンピラ”、漬かり具合のいい “ぬか漬け”とどれを取っても酒によく合う。 酒はもう5勺、<鯉川 特別純米・430円>。 スッキリ辛口で料理の味を引き立てる酒。 そろそろ蕎麦をいただこう。 3つの個性的な蕎麦がテンポよく供される。 薬味は、本わさびと辛味大根のふたつ。 最初の1枚は、栃木益子産秩父在来種の九一。 この細打ちの蕎麦は、穏やかな香りと やさしい甘みが印象的。 本わさびと摘んで、甘めのつけ汁でと いろんな食べ方で味わえる。 2枚目は、1枚目と同じ栃木産の蕎麦粉と 長崎諫早産の蕎麦粉をブレンドし、 2日寝かしたひね蕎麦。蕎麦の風味が濃くて 深い。口から鼻へ立ち上がる蕎麦の香りが とっても好み。これは塩でいただいた。 最後の3枚目は、やや太打ちの蕎麦。 5年寝かした栃木産の蕎麦の実を挽いた 蕎麦粉に今度は茨城産の蕎麦粉をブレンド。 それを3日寝かして打った蕎麦だ。 極めて蕎麦の風味が豊かで喉ごしも良好。 3枚の唎き蕎麦はどれもレベル高く大満足。 酒と肴に蕎麦3枚で〆て3,350円は納得度高し。 今年の2月に開店したコース予約のみの “菊谷 大塚別亭”も機会あれば一度体験したい。 #そば #日本酒

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東京都

そば(蕎麦)

Koichi  Nomura

初夏というには暑すぎるこの日の昼食、 ハイレベルな手打ち蕎麦を食べさせる店で “ゆばさし”をアテに“生ビール”ではじめる “田舎そば”を食すとその味わいは好み過ぎた レベルの高い手打ちそばがいただける名店 亀有で蕎麦ランチ 諸用で久々に訪れたこちらの駅 暑過ぎてビールとそばをいただきたい気分 この街で“蕎麦”といったらこちらの名店だ 駅から10分ほど歩いて自身2度目の訪問 オードリー・ヘップバーン主演の名作 『ローマの休日』に登場する“真実の口”が なぜか1階の車庫にあるのがこの店の目印 ちょとしたフォトスポットだね 2階の店内へ入り、相席を了承し小上がりへ 蕎麦前に<生ビール・700円>にありつき、 <ゆばさし・650円>をアテに注文した ビールの銘柄は“エビス” 暑い昼下がりの喉をコクのある風味で癒す わさびを添えて醤油でいただく“ゆばさし”も なめらかな食感とやさしい風味が心地いい 酒類をたのむと突き出しに蕎麦菓子が 無料で添えられる 後出しでお願いしておいたのは、 20食限定の<田舎そば・1,000円> 手挽きでそば殻の星がある細打ち蕎麦は まろやかな蕎麦の香りが豊か 粗挽きな蕎麦らしい舌ざわりも好みだ 薬味は辛味大根とネギでワサビはない 薬味を添えて甘めのつけ汁を足して 食すのもいいが、テーブルに置かれた 塩でいただくと蕎麦の甘みが一層引き立つ 店主に蕎麦の産地を訊いてみると 福島県山都産とのこと。在来種かな 素材にもこだわり、そば打ちの腕もたしか 評判が高まるのは当然の結果か 辛汁に合わせて設計されたとろみのある “蕎麦湯”も素晴らしい風味でホッとする 〆て2,350円を飾らない素朴な接客の お母さんにお支払いして退店 亀有に次来ても絶対ここの蕎麦食べに来よう #そば #サマーグルメキャンペーン

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東京都

そば(蕎麦)

Koichi  Nomura

キリッと辛口でほのかにフルーティな 春鹿の本醸造がアテにもらった“冷奴”にも 後からもらった“もりそば”にもよく合う コシが強く喉越しのいい蕎麦も味わい深い 粋に食せる昼だけ営業の珠玉の蕎麦処 明治神宮前で蕎麦ランチ 駅からもそこそこ歩く立地で昼だけ営業の こちらの蕎麦店。平日休みを使っての訪問 カウンターの末席に腰をおろしてそば前から どれも蕎麦に合いそうな本醸造の辛口主体の ラインナップから選んだのは、 奈良の酒、<春鹿 本醸造・800円> クリアな飲み口に仄かなフルーティさもある 酒のアテにもらったのは <冷奴・600円> 大豆の甘みを感じるやさしい風味が立つ さてそろそろ蕎麦をいただこうと <もりそば・700円>をカウンターに通す つやつやと絶妙に冷水で締まった蕎麦は 均等な細打ちで打ち手のレベルの高さを感じる 蕎麦は長野産を使い続けているのだそう 蕎麦だけを口に運べばコシも良好で やさしい香りが鼻へ抜ける 薬味の山葵とネギを活用しながら 相性のいい鰹出汁が効いた辛汁で堪能した そば湯もほっこりおいしくいただいて 満足度高い蕎麦ランチを終えた #そば #ランチ #昼だけの絶品そば処 #食欲の秋キャンペーン

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東京都

そば(蕎麦)

Koichi  Nomura

“二種もり”で供された産地は、北海道と栃木 個性は違えどどちらも豊かな風味が秀逸 そば前は、濃く深いテイストの“焼きみそ”を ツマミに大好きな銘柄“東一”を楽しんだ 研ぎ澄まされたセンスが活きてる蕎麦処 大森町で蕎麦ランチ 諸用で川崎まで行く機会があったので ずっと訪問したかったこちらへ足を向けた 駅の西口からすぐの立地に凛と店は立ち それほど広くない店内にも清潔感がある 日曜はランチメニューはないらしいので <二種もり・1,200円>を〆に決めて そば前に<東一 山田錦純米酒・750円>と アテに<焼きみそ・500円>をお願いする 佐賀の銘酒“東一”は大好きな銘柄だが ちょっと久しぶりに口にする フルーティな香り、コクのある旨みが モタモタせずにキレていく。いい酒だなぁ 揚げた蕎麦の実とネギが一緒に陶板焼きに 焼かれた“焼きみそ”はアツアツ 濃密な甘みのある風味が絶品 少しつまんで舌で味わい、東一を含んで流す 日本酒とのマッチングはこの上ない 「そろそろお蕎麦をお出ししますか?」と アイドル顔の店員さんに訊かれお願いする 1枚目は、北海道倶知安(くっちゃん)産 コシの強い細打ちの蕎麦はを口に含めば 蕎麦の香りが豊かに鼻に抜ける まろやかな穀物の甘みも心地いいし、 ザラッとした感じの喉ごしも好き 2枚目は、栃木県益子産 粗挽きで太打ち目の蕎麦に鼻を近づければ 蕎麦の香りが立っている。口に運んでみると 1枚目よりもなお一層風味豊か ザラッとした舌ざわりも味わい深い 丁寧につくられた薬味や濃口の辛汁で 食すのもいいが、お願いしてもらった粗塩が 蕎麦の甘みをより引き立てる 期待以上の蕎麦を食べさせてもらった もっと近くにあればいいのに #そば

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東京都

そば(蕎麦)

Koichi  Nomura

キレイな飲み口の日本酒のラインナップ、 そば処らしい味わいのアテの数々、 気軽にそば前を愉しめる環境が充実してる 十割のそば切りも切れ端なく風味豊か リーズナブルに蕎麦屋酒を堪能できる名店 西荻窪でそばランチ 蕎麦屋酒を愉しむのに定評のあるこちら この店で“そば前”から呑りたくて初訪問した 午後2時の訪問。1人であることを伝え 大きなテーブルの一辺に案内される ランチタイム後、中休みに入るそば屋を よく目にするが、こちらは夕方までの 通し営業でこれも蕎麦屋酒にぴったりだ 日本酒のメニューから最初に選んだのは 静岡の酒、<初亀 吟醸・半合 480円> 吟醸香と爽やかな甘みのバランスのいい 半合がメニューに用意されてるのは、 複数の銘柄を愉しめて嬉しいな そば屋らしいアテ<焼きみそ・350円>を ツマミながらやさしい飲み口を愉しんだ キレのいいキレイな辛口を求めた次の酒は <田酒 純米・半合 470円> <〆鯖・480円>も併せて通す しっかり目に〆られた酸味が田酒に合う これもそば屋らしい<ねぎ天・400円> 熱を持ったネギの風味が口いっぱいに広がる 〆のそばも見越した味わいを期待して 田酒と同じ西田酒造店の酒をもう1杯 <喜久泉・半合 370円> これは繊細なそばの風味にも合いそうだ “甘皮そば”が品切れで〆にもらったのは、 <箱盛そば・940円> 長角のそばせいろでたっぷりと供された 素材は、常陸秋蕎麦を契約農家から 直接買い付けているのだそう 十割で打ったそばは切れ端なく 香り、甘み、喉越しのバランスがいい そば前が評判だが、そばもクオリティ高い 途中下車してでもそば前から始まる 秀逸なそば屋でのひと時を味わいに再訪したい #そば #そば前 #日本酒 #お月見キャンペーン #そば前から粋に愉しむそば処

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長野県

そば(蕎麦)

Koichi  Nomura

生粉打ち、柚子切り、粗挽き… 自家製粉したこだわり素材を丹精込めて打つ 繊細な細打ちの蕎麦は、みずみずしく 一つひとつが素晴らしい香りを含んでいる 訪問を切望し続けた完成度高き名そば店 都住(長野・小布施)で蕎麦ランチ 遅い夏休みのテーマは蕎麦の名店めぐり “ふじおか”は残念ながら予約できず こちらを目指して小布施まで足をのばした 11時半の開店直後に到着すると 広々としたウッディ調の店内には 既に何組かの蕎麦好きたちが座っている 店内撮影禁止なので蕎麦に集中しよう 車なのでそば前は我慢し、注文したのは、 生粉打ち、変わり、粗挽きの3種が楽しめる <三昧そば・1,450円> この日の変わりは大好きな“柚子切り” 小さめの木枠のせいろで運ばれて来た 最初の1枚は、見事な細打ちの“生粉打ち” 鼻を近づければ豊かな蕎麦の香りが立つ 蕎麦を口に含めば口腔で温められ そのやさしい香りがフワッと鼻に広がる 辛汁は鰹出汁に酸味のある香りのカエシ強め 薬味は細かく刻まれたネギのみで 少量のネギと併せた蕎麦を楽しんだり 辛汁との絶妙な相性の良さを感じて完食 いやぁ、評判通り極めてレベルの高い蕎麦だ 次に運ばれて来たのは、“柚子切り” 青ゆずを打ち込んだ黄緑がかったそばが こんもりと小山に盛られて供された 爽やかな香りと喉越しが抜群に冴える逸品 しんがりに控えし“粗挽き”が供された こんもり盛られた絵は“柚子切り”と同じだが 色合いはもちろん、香りは“生粉打ち”に戻る 舌ざわりに粗挽きのざらつきはあるが みずみずしく香りと喉越しのバランスが絶妙 長野は栄村に畑を所有し、完全有機農法で 蕎麦を栽培しているというこちらのお店 手刈り、完熟、天日乾燥、低温乾燥、 自家製粉して手打ちするこだわりの蕎麦は、 素材に加えて手打ちのレベルも極めて高い こんなに精錬された蕎麦を味わえたのには ここまで足を運ぶ価値が十分にあった #そば