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Koichi Nomuraさんの My best 2016

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東京都

そば(蕎麦)

Koichi  Nomura

2,500回目のレビューは蕎麦としては 自身一番好きと言えるこちらのお店。 蕎麦前は静岡で揃えた銘酒を味わいながら リーズナブルで気の利いたつまみをアテる。 そして〆に絶品のひね蕎麦を二種盛りで 産地の違う熟成された豊かな風味を愉しんだ。 他では味わえない蕎麦を堪能できる名店。 神田で蕎麦を食らう。 蕎麦好き息子の誕生日ディナーに選んだのは 自分が大好きなこちら。 わかりにくいアプローチを抜けた古民家の ドアを開けるとセピアな空気の店内になる。 <ハートランド(中瓶)・590円>と 静岡の日本酒で揃えたリストから <正雪 純米吟醸 山形純悦(秋)・810円>を 選んで誕生日おめでとうの乾杯。 スムースな飲み口のハートランドもいいし、 この“正雪”もフルーティでキレイにキレる。 お通しには“おから煮”が供された。 いくつか料理メニューからつまみを選ぶ。 酸味のある独特な味付けがおもしろい <牛肉と大根のバーボン煮・650円>。 やさしい大豆の風味がいい自家製の <煮豆腐・430円>。 舌に絡む濃厚な味が日本酒に合う <チーズの味噌漬け・430円>。 これも蕎麦前のアテの定番。 “混雑時はお時間がかかります”とある <出汁巻き玉子・540円>。 日替りの“本日のおつまみ”は、 トマトとアオサがサッパリとよく合ってる <トマトとアオサのトリュフオイル・480円>。 店主お一人で注文を受け作るので 提供に時間がかかるのをのんびり待つ。 行き届いた接客を望む方には向かないので そういう人は訪問しない方がいいと思う。 日本酒のおかわりは、 静岡県産米 を使ったという興味深い酒 <志太泉 特別純米 静系(酒)94号・700円>。 先にもらった正雪と似たタイプの飲み口だが さらにフルーティな香りがある。 蕎麦前もちょうどよく愉しんだところで 家族もお待ちかねの蕎麦へ。 蕎麦の実を熟成させることで味が濃くなり 甘みが増す“ひね蕎麦”が味わえる。 ここでは<2種盛り・1,190円>を選びたい。 最初の産地は長崎。長崎産の蕎麦って初めて。 少し太めの蕎麦を口に含めばフワッと 豊かな香りが鼻に抜ける。軽く歯を入れると 熟成蕎麦ならではの甘みが滲む。 もう少し細うちの方が良さそうな気はする。 そしてもりの2つめは北海道。 こちらの方がコシがあり喉越しもいい。 キタワセというと素朴な風味のイメージだが 熟成されて別物のように華やかな味わいに。 以前こちらで食べた福井産の蕎麦にも 魅了されたが、やっぱりこの味わいは別物。 今はランチがなくなり夜営業だけだから また蕎麦前も併せて蕎麦好きと訪問したい。 〆て家族3人で8,420円と安く済んだ。 倹約家の女房も蕎麦好きの息子も大満足。 #蕎麦

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静岡県

そば(蕎麦)

Koichi  Nomura

フワッと鼻に抜ける豊かな蕎麦の香り。 噛むと旨みがにじむ十割そばは、茶塩を つけていただくとさらに旨みが引き立つ。 自家製粉からの打ちたて、茹でたての味を 堪能できる伊豆随一の人気そば店。 伊豆高原ランチ。 GWの伊豆旅行の計画に最初から組み入れた 昼だけ営業のこちらの評判店へ訪問。 12時過ぎに訪問すると既に7組待ち。 30分ほど待って店内に通された。 メニューには伊豆、もしくは静岡らしい 素材やテーマのものが多い。 その中から女房とふたりで 2品をたのんでシェアすることにした。 <シャキシャキの長いもと 十割そばのコラボ・1,300円>と <生桜えび天ぷら せいろ付き・1,600円>。 天ぷらは、二つの内一つを桜えびから 生しらすに替えることができる。 細打ちの十割そばは、北海道 空知産の そばの実を自家製粉しているとのこと。 おそらくキタワセ種だと思うが、 香りが立ちにくいといわれる品種で この豊かな香りは、店主のこだわりと技か。 茹で時間は5秒という十割そばは、 香りもそうだが、歯ざわり、旨み、 のどごしと申し分のない完成度の高さだ。 かるくサクッと揚がった天ぷらは、 旬の桜えびも想像どおり風味よかったが 初めて食べた“生しらすの天ぷら”も 思いの外、素材の風味を感じおいしかった。 “シャキシャキ長いもの十割そば”…。 細切りの長いも、貝割大根、あげ玉、のりが 細打ちの十割そばにのせられた一品は、 その名の通り、長いものシャキシャキとした 食感とサッパリとしたおいしさが◎。 そばつゆをぶっかけ、本わさびを添えて せいろとはまた違ったそばの味わいを堪能。 11時から15時(そばがなくなると終了)の 営業時間に多くのそば好きが詰めかけるが、 ペット連れ用の席があったり、 小さいお子さんがいたら座敷に通すなど 客へのホスピタリティも感じる。 伊東にきたらこちらでのランチが 我が家の定番になりそうだ。 #そば #GW2016

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東京都

そば(蕎麦)

Koichi  Nomura

つゆに浸けずにそのまま蕎麦を口に含めば 豊かで優しい風味がフワッと鼻にぬける。 濃いめのそばつゆに蕎麦の端を少し浸けると だしの旨みを纏った蕎麦もまた魅力的だ。 名店の呼び声高い秀逸な風味を愉しむ蕎麦処。 東長崎で家族でそばランチ。 都知事選の期日前投票を済ませて ランチは外食にしようと自宅から 徒歩圏内にあるお気に入りの蕎麦店を訪問。 家から近いせいか逆に久々な感じ。 “田舎そば・1,100円”を食べたかったがヤマ。 このメニュー打ってる量が限られてるのか なかなかありつけなくて残念。 仕方ないから<せいろ・900円>にした。 といっても“せいろ”も秀逸なのは既知。 そしてもう一つこちらで大好きなメニューが <玉子焼き・1人前600円>。 2人前から注文できるこの品、いわゆる “だし巻き玉子”でダシと玉子のふくよかな 旨みの融合が舌を悦ばせる。 細打ち目の蕎麦は相変わらず素晴らしく 素材とそば打ちの技術の高さが光る。 香り、のどごしともに申し分ない。 ご主人は柏の名店竹やぶで修行されているが 個人的には竹やぶよりも断然好み。 またこちらの何か隠し味を感じる 濃厚な風味のそばつゆがとても好き。 蕎麦の端を少しだけつゆに浸けて愉しむ。 塩でいただいても十分楽しめるが、 そばつゆがもう好み過ぎてそれを許さない。 食べログでは4点超えという評判店だが 家族経営的な肩肘張らない接客もいい。 家族みんなが好きなこちらの蕎麦の名店。 昼にしか来たことがないが、 一度、蕎麦前もいただいてみたいところだ。 おっ!このお店ポケストップでもある。 #そば

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東京都

そば(蕎麦)

Koichi  Nomura

ご主人が丹精込めて打つ蕎麦も素晴らしいが 厳選の日本酒と愉しむ蕎麦前もまた秀逸。 今回は“牡蠣の燻製”や“厚焼玉子”あたりを 酒にあわせ、“ほうしとせいろ”で〆た。 住宅街の中にひっそりと息づく蕎麦の名店。 桜台で家族そば。 駅からは離れているので蕎麦だけなら 車で行くが、この日はお酒もいただこうと タクシーを調達しての訪問。 玄関で靴を脱いで座卓につく。 早速、日本酒をもらおう。 選んだのは、フルーティな爽やかな香りの <篠峯 純米吟醸 中取り純米・800円/1合>。 まったりせずキレイにキレていく。 お通しはゴマの風味の“きんぴらごぼう”。 どれも日本酒によく合いそうなアテから <カマンベールの味噌漬け・400円>、 <牡蠣の燻製・550円>、 <厚焼玉子 2個玉・550円>をもらった。 “カマンベールの味噌漬け”も“牡蠣の燻製”も 初めての食べたがこのコクのある旨みは よく酒に合う。 “厚焼玉子”はいわゆる出汁巻き。 品のいい出汁の風味と玉子の旨みが やさしく融合してほっこりとするおいしさ。 キリッとした飲み口の酒が欲しくなり 篠峯の後は、<義侠 純米原酒60 山田錦>へ。 さて〆の蕎麦をもらおう。 ここでいつも注文するのは、 粗挽きの<ほうしとせいろ・700円>。 香り、品のいい甘みのある風味は申し分ない。 ご主人の人柄が伝わるような実直な蕎麦だ。 帰りにはいつもご主人が出てきてくれて 「今日もおいしかったです。」とご挨拶。 価格設定も手頃でコスパよく接客もやわらか。 また家族で伺おう。 #そば

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東京都

そば(蕎麦)

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蕎麦が一層おいしい季節。 殻の星が残る粗挽きの一品は 噛むほどに蕎麦の風味がフワッと滲む。 ここの店主が打った蕎麦は完成度高いなぁ。 優秀な打ち手たちを輩出する師匠のお店。 京成立石でSOBA。 夕暮れ時、滅多に行かない立石での仕事を 終え、行ってみたかった名店へ。 店は2階で3階にはそば打ち教室がある。 店内はクラシックな洋間風。 17世紀初頭の品だという2人掛けの ゲートレッグテーブルの席に通された。 とりあえず仕事終わりということで <生ビール(中)・570円>をもらう。 揚げ蕎麦が添えられて供された。 ビールの銘柄はエビス。 メニューから選んだ蕎麦は、土日祝限定の <粗挽きせいろ・1,030円>。 素材は常陸秋そば。 石臼粗挽きで打った蕎麦は香り豊か。 つゆをつけずに数本を口に含めば コシがあり絶妙な歯触りで風味が膨らむ。 本節一本でダシをとった蕎麦つゆもいいが 素でいただいても十分味わい深い。 さすがそば打ち達を輩出する師匠の蕎麦。 素材の風味をよく出していてレベル高い。 少し提供のタイミングが早いと感じた そば湯をほっこりいただいてごちそうさま。 近かったらそば打ち教室参加してみたいな。 #そば

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静岡県

そば(蕎麦)

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ザラッとした舌ざわりの後に蕎麦の風味が 鼻にぬけ、やわらかな甘みが舌に残る。 熱海で手打ち蕎麦と言ったらここだから 大晦日のランチは毎年ここになる。 この界隈随一の手打ち蕎麦の老舗。 熱海で年越し蕎麦ランチ。 年越しは熱海の旅館で過ごす我が家は 熱海に昼時に着くとこちらの蕎麦を いただくことにしている。 例年、ランチには遅い時間に着いた時には 待つことはなかったが、今回12時くらいに 到着してみると駐車場に車を置くのすら ままならず、1時間以上待つことになった。 荘厳な佇まいの外観。 1月なのに赤く染まった紅葉や 綻んだ梅の花が楽しめる庭でゆるりと待つ。 名前を呼ばれ、歴史を感じる特大の暖簾を くぐって指定された座卓へついた。 選んだメニューは静岡らしさのある <桜海老天せいろ・1,600円>。 ちなみにせいろは700円で、 観光地価格ということもなくお手頃な設定。 桜海老がたっぷり入ったかき揚げが添えられた せいろ蕎麦を花番さんがはこんできた。 蕎麦に鼻を近づけるとふわり蕎麦が香る。 蕎麦を4、5本摘んでそのまま口へ。 今年もこの風味豊かな細打ち蕎麦に会えた。 合間に桜海老天を入れながら、 酸味強めのそばつゆで秀逸な蕎麦を堪能した。 さあ年越しの温泉旅館に向かおうか。 #そば

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東京都

そば(蕎麦)

Koichi  Nomura

蕎麦殻の星が残る鈍色目の田舎そばは 蕎麦の風味豊か。軽く塩をまぶして愉しむ。 せいろと田舎の二色そばをいただいたが 田舎そばが断然自分好みだった。 二色、三色の食べ比べも面白い評判そば店。 西早稲田で息子と休日そばランチ。 女房不在でそば好きの息子とふたりランチに 向かったのは食べてみたかったこちら。 L字のカウンター8席だけの店内、 なんとか2席確保できて待たずに入れた。 メニューに“天ぷらそば”などはなく せいろ、田舎、変わりそばといった 冷たい蕎麦メニューが主体。 拘りの手打ちそばを味わって欲しいという 店主の気持ちを感じるメニュー構成だ。 この日の<変わりそば>は、“山椒切り”で ピリ辛のお蕎麦だったが辛いのは避けて <二色そば・890円>をせいろ、田舎で注文。 今期初めての新そばは、北海道は 石狩沼田産のキタワセ種。 先に細めで平打ちの“せいろ”が供された。 単品だと780円の“せいろ”は、 少しコシが弱めで水切りがややあまい感じ。 黒糖が隠し味か?ほろ甘さを感じる 濃いめの蕎麦つゆでいただいた。 “せいろ”を食べ終わるタイミングで供された “田舎そば”はザラッとした舌触りも心地よく 蕎麦の風味がグッとくる。味わい深い。 これに蕎麦つゆは必要なくて 一緒に添えられた塩をまぶして風味を愉しむ。 “田舎そば”は単品で840円で “せいろ”よりも少し高めだが 個人的には断然こちらが好き。 もう少しで食べ終わるタイミングで供された “そば湯”もホッとするおいしさだった。 #そば

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東京都

割烹・小料理屋

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クラシックが流れるシックな店内で 細打ちでいてコシのある十割蕎麦をすする。 秋田県八峰町産という新そばは、 ツルツルとのどごしよく風味も豊か。 4代受け継がれる技が光る評判店。 牛込神楽坂で息子とランチ。 蕎麦好き親子で向かったのは、 名前は知っていたけど未訪だったこちら。 4人掛けのテーブル席6つの暗めのシックな 店内には音楽と蕎麦をすする音が流れてる。 注文したのは、基本の <せいろう・820円>。 メニューに許可なく写真撮影NGとあるので 了解をいただいてお蕎麦をカシャ。 鼻を近づけるとやさしい蕎麦の香りがいい。 何もつけずに蕎麦を口に含めば 一層その風味が強く鼻に抜ける。 秋田産は、自分的には珍しい蕎麦の産地。 峰浜地区在来種とのこと。初めて食べた。 濃いめの蕎麦つゆも自分好みで 出汁が効いていて蕎麦の端を浸けて おいしくいただけた。強い個性はないが 実直な仕事でつくられた蕎麦だ。 そば湯も愉しんでごちそうさま。 4代目はオテルオークラの和食の店で 修行されているとのこと。 今度は蕎麦前もいただいてみたいな。 #そば

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東京都

そば(蕎麦)

Koichi  Nomura

ジワッとその香りが鼻にぬける板そばは なかなかのボリューム。セットに選んだ “日本一美味しい玉子かけごはん”もグッドで 1,000円を切るランチはコスパがいい。 ランチもイケてる手打ちの蕎麦酒房。 若松河田でランチ。 用事を済ませ家族でそばを食べることに。 近隣にあったそば屋をチェックしてこちらへ。 ランチメニューは900円〜1,250円。 ご飯ものに小鉢、サラダ、デザートも付く セットがお得感たっぷりだったので <Cセット・950円>を注文。 ご飯ものは玉子好きには耳障りのいい “日本一美味しい玉子かけごはん”だ。 ちなみに他のセットのご飯ものは Aセットはミニ天丼、Bセットはミニ親子丼。 手打ちそばは、板そばの形で供される。 細打ち目で口に含むとそばの香りを味わえる。 小気味のいい歯ごたえもありなかなかだ。 つゆについてはちょっと好みでなかった。 楽しみに最後にとっておいた “日本一美味しい玉子かけごはん”は 日本一かどうかはわからないが、 甘みのあるだし醤油と玉子の濃い味が重なり おいしくTKGを掻きこんだ。 酒房というだけに棚の上に酒瓶が並ぶ店内は そば屋というよりも“和なダイニングバー”。 人情味のある店主夫婦で切り盛りし、 夜は河豚なんかも提供されるらしい。 #そば #TKG

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千葉県

そば(蕎麦)

Koichi  Nomura

【番外編】 口に含めばその甘みを舌に感じ、 豊かな蕎麦の香りが鼻に抜ける。 今年も千葉在来種食べられてよかった。 まぼろしの蕎麦と言われる千葉在来種を 一年に一度だけ振る舞う『千葉在来そば祭』。 蘇我で息子と蕎麦ランチ。 去年に引き続いて今年も フェスティバルウォーク蘇我での開催。 電車を乗り継ぎ無料巡回バスに揺られて到着。 500食限定というわけでまずは総合受付へ。 2人で4食分の整理券をゲットした。 整理券順に食券を買うのに1時間ほど要した。 蕎麦のメニューは2種のみ。 <もりそば・500円>と <とり汁そば・700円>。 年に1度の機会だから両方1つずつ食券購入。 毎年おいしい<かき揚げ・200円>も添えた。 “香り”、“こし”、“甘み”に優れるという 千葉在来品種「野呂在来」を打ちたて、 茹でたてで堪能。豊かな甘みと香りを実感。 水切りし過ぎて乾きが早いのと 切れ端が多いのはご愛嬌ってとこか。 新そばの瑞々しい風味がイイなぁ。 これで“もり500円”はコスパいいし、 “とり汁”の方も鶏肉とネギの風味が活きて 2枚の蕎麦も飽きずにおいしくいただけた。 この蕎麦がまぼろしといわれる所以は、 現在生産している千葉在来のほとんどが 自家消費に回っているからだそう。 また来年も行きたいな。 #そば