フランス語で「生命・人生」を意味する店名の鎌倉にあるフレンチ。オーナーシェフは、ひらまつで23年活躍後、独立して2015年に今の地でオープンした。 鎌倉駅から若宮大路を海方面に進み、一の鳥居を曲がったところにあり、駅からはやや離れた落ち着いたロケーション。エントランスには、大地に根を張り、太陽に向かって伸びていく様を表現したシンボルマークがあり、出迎えてくれる。店内はオープンキッチンになっていて、木の床が温かみのある空間を演出している。 ランチメニューは2500円、3500円、4800円の3種類あり、メインが肉と魚料理となる出会いのコース(3500円)に。 前菜からスタートし、オキザワラのスモークに、メインはシロカジキのパネと霧島黒豚ロースのロースト。いずれのお皿からも料理自体のクオリティの高さが伝わるのだが、特に感じるのが、シソのジェノーベーゼや万願寺唐辛子ソースにある野菜使いの巧さ。このお店を知ったきっかけも、知人のホームパーティーでのシェフ持ち寄りの野菜料理で、野菜は三島の契約農家「フードカルチャールネサンス」のものであり、年間300品種以上の野菜を栽培しているという。 グラスワインを2杯飲んで、2人で1万円以内の会計もハイコスパといって差し支えないレベル。素晴らしい素材が素晴らしい使い手と出会うことにより、素晴らしい料理が生まれる、まさに店名通りのコンセプトを味わうことができるお店で、再訪間違いない鎌倉フレンチ。 http://ameblo.jp/enoking1017/entry-12210017928.html