Katsuhira  Takano

Katsuhira TakanoさんのMy best 2017

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石川県

寿司

Katsuhira  Takano

【金沢ふらり旅】 キリ番1,300投稿目は金沢の至宝、小松弥助さんです。 旧店舗時代に一度伺い、美味しい鮨とはどういうものかを知ったお店。一度お店を閉められ、その後復活されたと聞き、夏頃にふと思い立って電話するとテーブル席ならと予約が取れました。ホントはカウンターがいいんだけどなぁなんて思っていたら、予約日の1ヶ月ほど前に電話があり、カウンターで案内できるとのこと。ツイてる!喜び勇んで当日を迎えます。 現在のお店は料理旅館、金沢茶屋別館にあります。金沢茶屋のエントランスから中庭を抜けた先、控えめな屋号が目印です。真新しく明るい店内。上品で凛とした雰囲気ながら、どこか柔らかく優しげな空気も流れます。これはご主人の人柄からかしら。 『香箱蟹』 シーズンですね。ちょこんと載った爪が可愛らしいです。ほんのり塩味でそのままいただけば、フレッシュな蟹自体の味を存分に味わえます。そこに酢橘をギュっと搾れば、爽やかな苦味が拡がって際立つ蟹の旨味。酢橘はたっぷり絞るのがおすすめです。 『づけ』 鮪をさっと漬けたもの。しっかりした旨味が美味しい。大葉のベビーリーフ、ペリーラの風味がいいアクセントです。 『雲丹といか』 雲丹と切り方を変えたいかの刺身。身を薄くおろして短冊に切ったいかはねっとりした食感。もう一つの平らな切り身はジャクジャクしたもの。包丁捌きひとつで同じいかでもこんなに印象が違うものができるとはホント驚きです。 『あぶトロ』 金網をひと撫でするくらいに極々軽く炙ったトロ。脂がほんのり溶ける程度で表面が少し温まるくらい。表面が温まる分、レアな身の冷たさが引き立ちます。脂の甘みがいいね。 『甘海老』 ご主人自ら手渡し。これがカウンターの楽しみなんですよね。“溶ろける”というのはまさにこのこと!シュンっと鼻に抜ける山葵がまたたまりません、 『いか』 短冊切りのいかをごま塩でいただきます。口に入れるとほろっと解けて口いっぱいにいかの味わいが広がります。 『海老のすりおろし』 ほんのり優しい海老風味。トロっとした口当たりにクリスピーなあられが楽しいアクセント。 『煮はま』 美しく輝く艶やかなツメを纏った煮蛤。ツメの味わいはほんのり甘く芳醇。蛤の身のレア感が見事。 『ひらめ』 これも手渡し。「左手で取って右手でそのままね」。切り身を重ねて握ったもの。肉厚で旨味たっぷりです。 『穴子』 ゆず塩で。身はしっとりしてとんでもなくソフト。口に入れた途端にほわっと溶けてなくなります。 『白山』 お店のスペシャリテ。鮪と雲丹の山かけ丼です。とろろを白山連峰に積もる雪に見立てているのかな。鮪と雲丹の味わいがとろろを介して見事に融合しています。 『うなきゅう巻き』 炙りたてを巻いて出してくれます。酸っぱくない鰻ざくですね。炙りたてでいい香りの鰻とさっぱりシャクシャクのきゅうりがベストマッチ。 『鯛のお吸い物』 鯛のアラで出汁を取ったもの。優しい味付けでホっとひと息つけますね。 ひと通りのコースはここまで。後はお好みで追加です。やっぱり定番の『ねぎとろ巻き』でしょう! 鮪を粗くたたき、白葱を合わせます。山葵をちょんと添えてパリッパリの海苔に巻いたところを手渡し。鮪、ねぎ、シャリ、山葵、海苔、それぞれがしっかり主張しつつ、ちゃんとまとまりのある味わい。これぞ日本一のねぎとろ巻きだ! あっという間の90分。繰り出される品をいただく度に幸せな気分に浸れる名店。食べていて感謝の気持ちが湧いてきます。次回はいつになるか分かりませんが、ぜひまた再訪したいお店です。 以前と変わらぬ充実した時間をありがとうございます。 ごちそうさまでした! #鮨 #金沢

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東京都

焼き鳥

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とっても美味しい焼き鳥を リーズナブルに楽しめるお店。 ての込んだひと串ひと串が るり色のお皿に美しく映えます。 品川駅前の年季が入った雑居ビル地下。居酒屋や小料理屋なんかがひしめき合う、なんとも昭和な雰囲気の一角にあります。殺風景な入り口を入ると店主さんを囲む12席のカウンター。お隣同士の肩が触れ合うくらいのお世辞にも居心地が良いとは言えないお店ですが、驚きの絶品焼き鳥が繰り出されます。 焼き鳥メニューはコースのみ。今回は小鉢に箸休め、鳥スープが付く『焼鳥9本コース』を。 生ビールをもらって口開けの小鉢。しらたきをマヨネーズで和えたもの。さっぱりした酸味のマヨネーズにしっかり冷えたチュルンっとした口当たりが夏らしい一品。明太子のプチプチ感が楽しいですね。 さあ、焼き鳥。ひと串目は『さび焼き』。 山葵がトッピングされたささみの塩焼きですが、まずそのサイズにびっくり!大人の指くらいの大きさです。食べてみるとさらにびっくり!ふわっとした口当たりの後にしっとりした身。絶妙な火加減が見事です。旨味のある塩がささみの味わいを引き立てています。のっけからすごいのが出てきたぞ! 続いて『砂肝』。 これも大振りなもの。シャクっとした独特な歯ざわりからジュワっと来る肉汁。砂肝は食感を楽しむものだと思っていましたが、こんなに肉自体の美味さを味わえるなんて驚きです。まるで牛のハラミのよう。鶏肉とは思えない味わいです。 定番の『レバー』。 これもサイズは規格外。タレの照りがレバーの艶やかさを強調してます。プツっと皮が弾けた後に舌に絡むねっとり感。もう言うことないですね。 ここで飲み物を生レモンサワーにスイッチ。しっかりした苦味にキリっとした味わい。焼き鳥の脂をスっと切ってくれます。 『皮』と『鴨』を2人でシェア。 カリっとクリスピーに焼き上げられた皮。この香ばしさはたまりませんね。旨味が詰まった鴨も素晴らしい味わい。 前半戦の最後は『だんご』。 大振りなサイズは言わずもがな。粗めに挽かれた肉と軟骨。コリっとした小気味いい食感にたっぷりの肉汁。そこに鼻に抜ける山椒の香り。これは絶品! ここで箸休めが登場。ねぎがたっぷり入った肉味噌。新鮮なスティック野菜に付けていただきます。このコクと甘みがたまらないですね。ご飯に載っけて食べたい! さあ、後半戦は『うずら玉子』から。 軽く漬けてある感じ。うずらの味玉か。なんと黄身が半熟!口の中に濃厚な黄身がトロンと流れ出てきます。美味い! 『軟骨』 こんがりカリっと焼き上げられたもの。ボリンっ!としたワイルドな歯ごたえがいいな。 『ぼんじり』と『ハツ』をシェア。 香ばしい皮と身のゼラチンが美味しい、さくプルなぼんじり。プリっと力強い弾力のあるハツは塩加減が素晴らしいです。 大トリ前に飲み物を変えます。シークワーサーサワー。グラスが可愛らしいですね。 ねぎまならぬ『葱巻き』。 どこに葱?と裏返すとありました!葱を包み込むように鶏肉を巻いてあります。これは手が込んでるな。肉と葱の一体感がおもしろい一品。 焼き鳥はこれで打ち止め。最後に予約の際にお願いする〆の一品。今回は冷やし中華です。小ぶりな茶碗で供される定番のヴィジュアルのもの。ほわっと鶏油が香ります。プルしこな細麺にパンチのある濃いめのタレ。美味しいです。 最後の最後に鳥スープ。 焼き鳥の余韻を感じられる鶏の旨味たっぷりなスープ。爽やかな三つ葉の香りがまたいいですね。 長年のご常連にお誘いいただいての訪問。期待以上の美味しさでした。店主さんの仕込みのこだわりも相当なもののよう。通いつめたいお店に出会えました。 ごちそうさまでした! #ディナーキャンペーン

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東京都

とんかつ

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港区役所での所用の後にランチ訪問。大門にある人気とんかつ店です。11:40頃の到着ですでに待ちは6名。お店がある2Fに向かう階段の踊り場で列に接続します。なかなか進まない列にやきもきしていると、おもむろにメニューを渡されます。注文は予習済みの『【特選】厚切りロースかつ定食』を!鹿児島産の六白黒豚を使った240gでボリューム満点なもの。サービスのご飯大盛りでいっちゃいましょう! “六白”の由来は両前脚と両後脚、そして尻尾と鼻先の6個所が白い黒豚だからだそう。さつまいもを食べて育った六白黒豚は、肉の繊維が細かくて歯切れの良いもの。脂っぽさも少なくてさっぱりした肉質が特徴だそうです。 あらかじめ注文していたので、着席後ものの数分で六白黒豚が登場。おお〜!“厚切り”の名に恥じぬ分厚さだ!ぱっと見3,4cmくらいかな。これは心してかからねば! まずは塩でひと切れ。ほどよい弾力の柔らかいお肉。ジュワっと一瞬、脂の濃厚さが来ますが、スっと切れてしつこさは感じません。塩でいただくとお肉の旨味を直球で楽しめますね。 続いてオススメの食べ方、鹿児島の醤油と茎ワサビで。いわゆる九州の甘い醤油です。醤油の風味にコクのある甘み。脂と交わるとグンと旨味が増します。茎ワサビのツンとくる辛味がいいアクセント。ユニークな味わいだけどこれは美味しい! さらに定番のソースを。胡麻が入ったすり鉢がセットされていて、胡麻をスリスリした後に卓上のソースを適量注ぎます。そこへおもむろにひと切れをダイブ!ちょこんと辛子を載っけていただきます。うん、定番の間違いない味わい。キリっと辛めなソースがまたいいですね。この組み合わせもとっても美味しいです。 同じ工程をもう一度繰り返しつつ、具沢山の黒豚豚汁、ほんのり柚子が効いたお新香、小鉢のポテサラを適宜食べ進めます。この小鉢のポテサラが個人的にヒット。マッシュしたねっとりした芋とダイスカットされた芋が合わされていて、芋の素材感を楽しめる逸品です。 鹿児島のコクのある甘い醤油でいただく絶品とんかつ。240gでも足りないくらいの美味しさ。 ごちそうさまでした! #春ごはんキャンペーン

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東京都

割烹・小料理屋

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刺身に焼き。今が旬の江戸前穴子を堪能! 京急新馬場駅から程近い品川宿の庶民派割烹。お店の途中にある、品川神社参道入り口に立つ黒塗りの門が見事です。店頭のいけすには元気に泳ぐ魚たち。屋号が染め抜かれた品の良い藍色の暖簾がいいですね。 さあ、なにはともあれビール!迷わず注文した超特大。蒸し暑い日だったのでスルスルと身体に染み込んでいきます。 お通しは冷やされた冬瓜。硬めに茹でられた冬瓜はしっかりした歯応えが残ります。昆布の出汁がよく出た冷たいつゆが夏にぴったり。木の芽の風味がいいアクセントになっています。蟹の身も入った技ありの一品。期待感が高まりますね。 穴子を待つ間にポテサラを。ねっとりしっとりした滑らかな口当たり。きゅうりと玉ねぎのシャキシャキ感が心地いいです。派手さはないですが、安定感のある安心の味わい。美味しいです。 いよいよ穴子の登場!まずは刺身から。 初めての穴子の刺身。キラキラ光る白い身がとってもキレイです。食べてみると美しい身のイメージとは違い、ゴリっと力強い歯応えの野趣溢れるもの。脂の甘さの向こうに穴子の味わいが現れます。これは冷酒だ! 仙禽、写楽、獺祭と日本酒のラインナップも充実。ただし基本、四合瓶での提供とのこと。ならばと何本か用意された300ml瓶の中から真澄をチョイスです。ふくよかな味わいの純米吟醸は刺身にぴったり。 続いて焼き穴子。真っ赤な炭を蓄えた七輪と共に供されます。大皿に盛られた穴子はたっぷり一匹分。見れば捌きたての身はまだぴくぴく動いています!すごい! ひときわ活発なひと切れを選んで七輪へ。まずは皮目から炙っていきます。こんがり焼き目が付いたところで裏返し。まだ生きている身は炙るとくるんと丸まります。菜箸で少し押し付けてよく焼けたところをぱくり! 皮は香ばしくさっくり、身はほっくり。小骨の感じがいいですね。塩を振っているので軽く搾ったレモンと山葵だけで。煮穴子とはまた違った味わいが楽しめます。これは絶品! 最後に『漁師のまかない飯』を。鮪や各種白身魚、たくあんを細かく刻み、卵黄ととびこを合わせたネタ。これをよく混ぜ、熱々のご飯に載っけていただきます。ユッケっぽい感じの変わり海鮮丼。さすがお魚が美味しいお店に相応しい〆の一品です。 開店早々にお邪魔しましたが、すでにお店は八割がたの混みよう。予約の取りにくさも折り紙つきですが、それも納得の美味しさでした。 また来年、穴子の旬の時期にまた来たい。 ごちそうさまでした! #焼き穴子 #スタミナごはんキャンペーン

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東京都

居酒屋

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月イチ開催のとある勉強会の打ち上げ訪問。中野の有名酒場の2Fを貸し切り利用です。 立派な器に盛り込まれたお通しは、季節の野菜の煮物。なんてことのない地味な一品ですが、これがまたしみじみ美味しいんですよね。素材ごとの良さを活かした煮方が見事です。 『刺身の盛り合わせ』はさすが魚に定評のあるお店だけあって圧巻なもの。どれも新鮮で美味しいですが、特にピンっと張った白魚が絶品。美味しいです。 『天ぷら盛り合わせ』。じゃんけんで勝ったので真っ先に海老を。大ぶりで立派な身にかぶりつく幸せ。たまりませんね。 このあたりで大分お酒がまわってます。すっかりメニュー名を失念したカレー風味の鴨のロースト。これがまた絶品!カレーの香りを纏った旨味たっぷりなしっとり鴨肉。付け合わせの茗荷の風味がまた絶妙です。これはちょっとハマる美味しさ! 定番の煮物から新鮮で良質な魚、創作系メニューまで、いろんな引き出しを持つ路地裏の銘酒場。今夜も酔いお店と出会えました。 ごちそうさまでした! #酒場

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静岡県

日本料理

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【静岡ふらり旅】 今回の旅のお目当ての居酒屋。宿が併設されているお店です。港町の焼津だけあって、魚料理が抜群に美味しいです。さらに利き酒師、酒匠の資格を持つ若女将が厳選した日本酒も充実。呑兵衛にはたまりませんね。 今回は天然南まぐろと地魚の刺身盛り合わせが付いたプランを予約。焼津で初めて噴出したという、100%掛け流しの天然温泉を楽しんだ後、風呂上がりに部屋からお店へ。まずは生ビールで喉を潤します。 刺身の盛り合わせは、天然南まぐろの赤身に中トロ、大トロ、ねぎトロ。そして地物の戻りガツオにアジのたたき。二人前とは思えないボリューム! しっとりした身にさらっと溶ける脂が乗ったまぐろ。美味しいねぇ。角がピンっと立ったカツオ、プリプリのアジのたたきも素晴らしい味わい。漁師町の底力をひしひしと感じます。お刺身には『大吟醸の酒粕を使ったわさび漬』が添えられ、ちょっとした口直しや薬味代わりに。フレッシュなわさびの爽やかな辛味、芳醇な酒粕がたまらない美味しさです。 お通し代わりの一品は『生しらすのぬた』。生しらすがたっぷり入ってなんとも贅沢なもの。ねっとり甘い生しらすにコクのある濃厚な酢味噌が絡みます。こりゃ日本酒だ! 若女将厳選の日本酒メニュー。まずは『おまかせ利き酒セット』をお願いします。『初亀 亀印吟醸』、『正雪 愛山純米吟醸』、『杉錦 きんの介生もと純米原酒』をお猪口で。すべて地元静岡のお酒です。三酒三様の美味しさ。お刺身との相性も抜群です。 お刺身の次は焼魚。『天然南まぐろのトロカマ焼き』です。これも一人前がすごい量。ジューシーな脂、しっかりした繊維の身はまるでお肉のようです。パワフルな身をポン酢でさっぱりいただきます。 続いて『車海老』。これも特大サイズ。バリっと豪快に皮を剥いて肉厚な身をガブリ!塩だけのシンプルな味付けで海老の旨味を存分に楽しめます。付け合わせのトマトがまた美味しいですね。 『金目鯛の煮付け』。見事に煮付けられたもの。艶やかな飴色の身がとっても食欲をそそります。合わせる日本酒は『開運 15BY本醸造』と『森本 おかわり純米』を。平成15年に醸した開運は14年ものの古酒。巷には出回らない珍しいお酒とのこと。古酒らしくないフレッシュな味わいでとっても飲みやすいです。 最後に磯自慢の本醸造を常温のコップ酒で。金目鯛をやっつけて〆のご飯とお味噌汁をいただきます。お味噌汁がじんわり沁みますね。デザートはさっぱりしたバニラアイスを。 素晴らしい魚料理と美味しいお酒、女将さんとの会話も楽しく、ついつい飲みすぎてしまいました。後は布団に入って寝るだけなんて、もう言うことないですね。 朝は定番の旅館の朝ごはんを堪能。お味噌汁の美味しさがまた沁みます。 若女将はお酒の資格のほか、フードオーガナイザー(食養管理士)の資格も持っているそう。美味しいだけでなく、健康で安全な料理を提供したいという志もあるんだなぁ。 良質な温泉、新鮮でこだわりを感じる料理、静岡の美味しいお酒に加え、気さくな女将さんとの楽しいひとときを過ごせる焼津の良酒場。絶対また来たい。 ごちそうさまでした! #酒場 #酒場放浪紀 #呑兵衛にはたまらない宿 #食欲の秋キャンペーン

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東京都

焼肉

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特製ワインだれでいただく絶品お肉!下町の住宅街に佇む実力店で悶絶級の味を堪能です。 堀切菖蒲園駅から徒歩10分強。一枚板に描かれた屋号が目印の焼き肉店です。店構えからして美味しいものが出てきそう。ワクワクしますね~。総勢20名での貸切宴会。席には今夜のコース内容と店主の口上が書かれたカードがセットされています。味への自信と謙虚さが伝わる口上が期待感を高めてくれますね。 さっそく生ビールで乾杯!お通しは冷やしトマト、チャンジャ、味噌豆腐。トマトが甘い!土の香りがする力強い味わいです。豆腐にかかる芳醇なねぎ味噌がまたいいですね。 最初のお肉は『黒毛和牛背ロース』。特製ワインだれにお肉を浸してから炙ります。これはものすごくいい香り!ワインだれがきっちり仕事し、お肉の味を引き立ててくれます。 『上タン』、『ネギ・アスパラ』、『黒毛和牛塩ハラミ』、『黒毛和牛A5上カルビ(ササミ)』と続きます。お肉はもちろん、野菜も抜かりなし。お肉はたっぷりサシが入りますが、しつこさはなくスっと切れます。美味しいね。 ここで『ごま塩レタスサラダ』が登場。一旦口の中をリセットです。サラダが盛られた器はもちろん、取り皿までキンキンに冷えています。この手間、頭が下がりますね。 さあ、後半戦。『黒毛和牛中おちカルビ』は柚子胡椒で。濃厚な脂にピリリとした柚子胡椒が絶妙にマッチ。『函館朝市からのイカ焼き』。新鮮でぷりっぷりです。『ユッケ握り』。幹事さんの尽力により数量限定で。じゃんけんに勝ち残った方のご相伴にあずかります。しっとり甘いユッケがたまりません。 『白金豚 味噌』。こってりした味噌を纏ったお肉。とても力強い味わい。赤ワインに合いますね。付け合わせの茄子味噌がまたいいんですよ。そして『カルビの蒲焼寿司』。蒲焼のタレで付け焼きしたカルビをご飯で。ほんわり柚子が香ります。 ダメ押しのお肉は『黒毛和牛とうがらし』、『黒毛和牛A5ザブトン』、『ランボソ』。赤身主体でお肉自体の味をストレートに楽しめるもの。ランボソとはランプ肉の希少部位だそうです。『〆のリゾット』。優しい味わいで胃をいたわってくれます。 気づけば3時間を超える大宴会に。すっかり酔いも回ってしまいました。 お肉や野菜の質はもちろん、タレや食べ方にまでこだわった焼肉体験ができます。素晴らしいお店と出会わせていただいた幹事さんに感謝。 ごちそうさまでした! #ワインだれでいただく焼肉 #シルバーウィークキャンペーン

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東京都

中華料理

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久々のマイベスト麻婆豆腐!神田にあった五指山が松陰神社前で復活です。 二日酔いの日によく食べていたお気に入りの激旨辛麻婆豆腐。神田のお店が閉店してからしばらく麻婆ロスに陥っていたところ、ふとネットで“五指山 再開”なんて検索したら思いがけずヒット!今回は麻婆豆腐がメインの夜のコースを堪能です。 駅から伸びる商店街の中ほど、完全に民家な佇まいの店構え。時間になっても暖簾も出ず少々不安になりながらドアを開けると、すでに準備万端でした。夜は予約制¥3,000のコースが基本。予約の人数によって品数が変わるユニークなシステムのようです。 『冷製盛り合わせ』 ピータンの生姜ダレ、くらげの頭、蒸し鶏のピリ辛の三種。ねっとりしたピータンに生姜とねぎ塩の風味。旨味たっぷりな塩味がいいね。初めて食べるくらげの頭。普通のくらげと比べるとサクっと軽い歯ざわり。つぶつぶなところは数の子を食べているようです。コリコリとサクサクが合わさった楽しい食感。麻辣風味の蒸し鶏は香ばしい胡麻とナッツの風味がたまりません。 『青菜ときのこの炒め』 舞茸とえのきの炒めもの。あっさりした味付けです。もりっとしたきのことシャキシャキの青菜。添えられた海老味噌をちょいと付けるとグっと旨味が増します。これはいいね! 『マコモダケ入りのピリ辛春巻』 揚げたて熱々!さっくり軽いクリスピーなパリパリ皮を齧ると花椒の麻風味がぶわっと来ます。ビールに合うなぁ。 『ブロッコリーと海老と生海苔の炒め』 大振りなプリプリ海老に見事なブロッコリー。生海苔の風味が素晴らしいです。優しい塩味で、海老やブロッコリー自体の味わいを楽しめます。海老の甘みが秀逸! 『せせり肉の唐揚げと唐辛子とクミンの炒め』 大量の唐辛子が入るインパクトのある一品。よく締まった粘りのある食感のせせり肉。食べ応えありますね。クミンがとってもいい香りです。 『酢豚』 ゴロンと立派な角煮が入る酢豚。こってりした甘酢餡は悶絶級。しっとり柔らかい角煮を蒸しパンに挟んでいただきます。餡が沁みた蒸しパンがまたいいんですよね。 さあ、いよいよお待ちかねの『麻婆豆腐』。土鍋にたっぷりご飯が盛られ、上から麻婆豆腐がかかります。以前と変わらぬヴィジュアルは見るからに濃厚。ちょいと崩れた豆腐にたっぷりの花椒。刺激的な香りが立ち上ります。舌から頭に突き抜けるスカっとしたシャープな辛さ。花椒の強烈な痺れがたまらないんですよねぇ。久しぶりの味を一心不乱に堪能します。 仕上げのデザートは『杏仁豆腐』。爽やかなライチの香り。プルンとした舌触りの穏やかな甘みは麻辣で疲れた口を優しく癒してくれます。 内容と値段を考えればとってもお得なコース。麻婆豆腐と担々麺以外のメニューは初めてでしたが、どれもひと捻りある美味しいものでした。辛いメニューと辛くないメニューを交互に出す緩急をつけた構成がニクいところ。最後に店主さんとも話ができて充実した夕食を楽しめました。 やっぱりここの麻婆豆腐は最高だ! ごちそうさまでした! #麻婆豆腐

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東京都

日本料理

Katsuhira  Takano

駅前は賑やかな荻窪も環八あたりまで来るとずいぶんと静かになりますね。そんな住宅街の一角にひっそりと佇む女将さんが一人で切り盛りするお店。控えめに灯る行灯が目印です。 昼間に雪が降ったずいぶん寒い夜の訪問。こんな日は皆急いで家路につくのか、贅沢にもしばらく私一人で女将さんを独り占め。まずは生ビールでひとごこち。 「一人でやってるのでお料理を出すのをお待たせしては悪いから…」と、お通しはお酒のアテの盛り合わせ。この日は鮭の塩焼き、ごぼうのきんぴら、昆布、白菜漬け、ししゃも、柴漬け、瓜の奈良漬に切り干し大根の漬物と、これだけでつまみは十分なほど盛りだくさん。呑兵衛はこういうのに弱いんですよ。 中でも気に入ったのは切り干し大根。青唐辛子と一緒に漬け込んでちょっぴりピリ辛に仕上げたもの。齧ると心地いいポリポリ感がリズムを生んで、自然とお酒のグラスをくいくい傾けてしまいます。 次にいただいたのは肉じゃが。お店自慢のスペシャリテです。まるで石焼き芋のように程よく水分が飛んだほっくりしたじゃがいも。しっとり柔らく口の中で旨味が広がるお肉、シャキっとみずみずしい玉ねぎにコリっとしたそら豆と、一つ一つの素材それぞれに相応しい味わいと食感が残り、おそらく相当な手間がかけられています。ただの肉じゃがと思って相まみえると確実に面食らいます。これは驚きの美味しさ。 女将さんは料理に集中するため、お酒は基本セルフサービス。何杯目かの爽やかな杉の香りを纏った吉乃川の樽酒に合わせて、塩麹の玉子焼を追加。出汁巻とはまた違いホクっとした口あたりでほんのり麹の風味とまろやかな塩気が効いています。これもお酒との相性が抜群でいい感じにアテ感あり。美味しいな。 新メニューで坦々うどんを考えているそうで、イメージに合う辣油の味を試行錯誤している最中とのこと。会話の端々から美味しいものを作ることへの探究心をひしひし感じます。心からお料理を愛する女将さん。こんなお店にこそ通いたいものです。 人気店がひしめく荻窪の隠れた名店。 ごちそうさまでした! #酒場

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東京都

居酒屋

Katsuhira  Takano

自分史上最高の肉豆腐に出会ってしまった! 北品川商店街に佇む風情ある店構えの酒場。異色の経歴を持つ店主さんが切り盛りするお店です。所狭しとアンプとスピーカーが積まれ、店内には会話を邪魔しない程度の音量に調整した品の良いジャズが流れています。カウンターに座ると、粒ぞろいの音が十分な臨場感で心地よく耳に入ってくるのを実感できます。 お通しはたっぷりのわかめに〆鯖。ほんのり心地よい酸味をビールで流します。 ちょっとお刺身が食べたいな、というわけで『刺盛極小』を注文。升に可愛く盛り付けられたもの。生の本鮪がふた切れ、それに鯛、サーモン、帆立がひと切れずつ。ひとり酒にはホントありがたい一品。切り身の間に大根スライスを挟んで、味が移るのを防ぐひと手間がまたニクいです。 真打『肉豆腐』。A4ランクの牛肉を使ったもの。煮込みではなく、注文ごとに牛肉、玉ねぎ、豆腐をタレで合わせ、最後に生卵がトッピングされます。 要するにすき焼きのような味わい。ごっちゃに煮込むのではなく、お肉と野菜、豆それぞれを面倒みて最後にすべてを合わせます。 自分史上最高の肉じゃがは、荻窪のありよしさんでいただいたものですが、おそらく同じベクトルで仕上げられたもの。しかも価格は¥500というのがすごいです。 焼酎のタンサン割にスイッチしたところで『手羽先塩焼』を。肉豆腐と並ぶこの店の名物です。こんがり焼かれた艶やかな手羽先。さっぱり塩味でお酒のアテにぴったり。 いやー、ボリュームたっぷりな美味しい料理でどんどんお酒が進みました。特に肉豆腐はぜひ食べていただきたい逸品です。 気さくな店主さんとの会話も楽しいお店。 ごちそうさまでした! #酒場 #酒場放浪紀 #スタミナごはんキャンペーン