大崎 裕史
参宮橋駅
ピザ
SAM wood fired(サム・ウッド・ファイアード)@参宮橋/初台 昨年5月、参宮橋の住宅街にオープンした薪窯ピッツェリア。「東京最高のレストラン」編集長、大木さんが早々に行って誉めていたお店だったのでチェック。その後、複数人から推薦されたり、レビューを見たりでいよいよ行ってみました。予約はインスタDMで希望日の1ヶ月前から受付。まずは同行者と日程を決め、その1ヶ月前にDM。土曜だったからか、あるいは4人だったからか、16時半から2時間なら、ということで予約が取れた。 営業時間は15:00〜23:00の通し営業でワンオペ。10坪、11席(カウンター7席、テーブル4席)。定休日が変則で毎月1、2、16、17、29、30、31日。 オーナーは後藤崇暁氏。20代はバンドで音楽に打ち込んでいたが子供の頃からピザ好きだったので三鷹のピッツェリア『武蔵野カンプス』に転身。70席の大箱の店長として6年の実績を積み、真逆の狭いワンオペ業態で独立オープン。窯は日本橋の老舗『山宮かまど工業所』製、熱源は薪窯に絞り、コンロもオーブンも置いてない。店名は敬愛するブリュワー、米・ポートランドのサム・ぺコラーロの名から。自分のお気に入りの楽曲を“レコード”で流しながらの営業。自分のお気に入りの空間で自分のスタイルでの営業。 口コミで「接客に難有り」みたいなことが書かれているが、個室だったせいかそんなことは1ミリも感じず、口数は少ないものの、むしろ丁寧な印象だった。最初に口コミで評判のいい「野菜盛り」を注文。これが実にいい。野菜その物の味が引き出され、甘さが後を引く。他のピッツェリアでもやればいいのに、と思ったほど。 ピザが目当てだったので次にピザを2種類注文。 ピザ生地には『カタネベーカリー』(代々木上原)が自社農園で栽培する「まほらま小麦」の全粒粉をブレンド。ピザを焼く際、窯に塩を敷き、最初に舌に当たるピザ生地の底に塩味を効かせるのは、『サヴォイ』流。最初に食べた一枚目の一口目から「うわっ!おいしい!」とピザ生地のウマさに驚き。塩味も効いて「酒のアテになるピザ」。 あまりのおいしさに他の物には目もくれず、ひたすらピザを追加注文。4人で7枚。あと一枚でパーフェクトだったがまたそのうちに来ようと思った。ワインもジャストな選択で4本。お会計一人1.5万。食べログの平均単価は6-7000円なので我々は食べ過ぎ飲みすぎだろう(笑)。でも、それくらい軽くて食べやすく、時間とお腹が許す限り、永遠に食べ続けたかった。 マルゲリータ 1800 カラスミと菜の花とモッツアレラ 2500 九条ネギとニンニクとトマトソース 2000 カルボナーラ 2500 ビアンカ 2000 クレソンとサラミとモッツアレラ 2500 ンドゥイヤとモッツアレラ 2500