山路 力也TOP USER

山路 力也さんのMy best 2024

シェアする

  • facebook
1

神奈川県

焼肉

山路 力也

半世紀以上愛される川崎の町焼肉。極上の黒毛和牛を驚くほどリーズナブルな価格で提供する人気店。 肉が美味しいのは言うまでもなく、この店の最大のアドバンテージはタレ。とにかくタレが美味いので白飯が無限に食べられてしまう。 一組一皿限定のマキカルビをはじめ、カルビの種類が豊富なのも嬉しい。肉厚のハラミも凄かった。ロースもタレと合って美味しかった。ご飯がすぐ足りなくなる。ホルモン系も抜かりない。

2

京都府

日本料理

山路 力也

1994年創業。東京『吉兆』出身のご主人が営むお店にようやくの訪問です。 この店のスペシャリテ「八坂の雪」は、昆布の代わりに大藤の千枚漬を乗せた逸品。鯖寿司好きとしてはやっと食べることが出来て大満足。 冬の名残と春の走りが交錯する弥生の御料理。京料理のど真ん中をいく堂々とした料理に酔いしれました。

山路 力也

2023年8月オープン。オープンして一年経っていないのに、早くも焼肉シーンで一番の存在感を示す超絶人気店になりました。 人気の理由はその出自であったり、パワフルな仕入れルートだったり色々ありますが、このエッジの効いたレバーを見れば一目瞭然。リーズナブルな価格でハイレベルな肉やホルモンを出すところにあるのでしょう。 カットも盛り付けも食欲をそそり、タレの味もご飯が進む。変にカッコつけてない真っ当な焼肉。基本のレベルが高いのが良いです。

4

福岡県

居酒屋

山路 力也

2024年4月オープン。春吉の人気店『魚ト肴いとおかし』が新たに仕掛けるのは「炉端焼き」。一人一台の炭炉が目の前に置かれて、お店の人が面倒を見てくれます。 魚に強い『いとおかし』なので、焼き物もやはり魚がメイン。とは言えもちろん肉も野菜もなんでもあり、一品料理も充実。締めの土鍋ご飯ももちろん健在。随所にセンスを感じる佳店です。

5

東京都

フランス料理

山路 力也

2018年創業。白金プラチナ通り沿いの地下、かつて名店『OZAWA』の空間を継承したモダンフレンチ。シェフは『L’ATELIER de Joël Robuchon』でロブション氏の薫陶を受け、同じ白金台で『Gentil-H』のシェフとして活躍された進藤佳明さん。 アッシュ時代よりも日常的というか、普段使いの出来るフレンチなイメージ。気をてらうことなくロブションのDNAを感じさせる正統なモダンフレンチの流れを汲んでいる料理たち。調味や素材など良い意味でローカライズもされた日本人が好むフレンチの王道を軽やかにアップデートしています。 前半戦のハイライトは『焼き茄子のムースリーヌとタルタル』。クリスピーな茄子のアクセントに、コンソメのジュレと生雲丹とのバランスも素晴らしかったです。 後半戦はやはり『フォアグラのプランシャ焼き』が秀逸。「フォアグラの魔術師」と称される進藤シェフならではの逸品は季節ごとにアプローチを変えて。ラトリエでも定番の一皿ですが、ラトリエよりも削ぎ落とされてフォアグラにしっかりフォーカスされた料理になっています。 この日のポワソンはマナガツオ。茶豆のリゾットの上に米粉をまとったマナガツオが乗ります。ヴィアンドはフランスランド地方のピジョン。デセールは桃のコンポートとソルベにアールグレイのサバラン、フロマージュブランのムース。 しっかりとポーションもあって調味もどっしり。そして価格もリーズナブル。女性スタッフのサービスも心地良かったです。予約も取りやすくとても使いやすい良いお店だと思います。

6

東京都

フランス料理

山路 力也

2024年2月オープン。渋谷桜ヶ丘の『Shibuya Sakura Stage SAKURAタワー』内に開業した『ハイアット ハウス 東京 渋谷』のメインダイニング。赤坂からの移転になります。 「和漢洋才」をテーマにしたフュージョンキュイジーヌは、シグニチャーでもある「SHOKADO-9」が圧巻。松花堂弁当をモチーフにした豆皿料理たちは、フレンチのみならず和食や中華などのエッセンスも随所に感じられる、美味しくて楽しいメニュー。 この店のスペシャリテ「鮑のペルシヤード」は、店名のMOSSにちなんで、苔に見立てたパセリのパン粉を鮑にまとわせたもの。全体的なポーションも程よく、あまり量を食べられない女性にもオススメ。

7

京都府

焼き鳥

山路 力也

2022年7月オープン。木屋町にあった炭焼居酒屋がブラッシュアップして本能寺の裏手に移転リニューアル。 基本的にはおまかせコースの焼鳥ですが、遅めの時間だとアラカルト対応もしてくれます。この日は焼肉の後だったのでアラカルトで。 店主は烏丸の『くちばしモダン』出身。鶏は高坂鶏を中心に銘柄鶏を使用。タレ焼きよりも塩が多い印象ですが、アラカルトだったので頼んだものがそうだったのかも。 食感のコントラストが楽しいつくねはマストオーダー。締めのカレーも鶏出汁ベースで美味しかったなぁ。二軒目なのに結構しっかり食べちゃいました。美味しいものは入るのですね。

8

福岡県

懐石料理

山路 力也

北九州八幡黒崎で予約の取れない人気の日本料理店へ初訪問。冬の名残と春の走りが交錯する弥生の夜。 菊芋の摺流しからスタート。朴訥で誠実な調理と調味に好感が持てます。春らしい装いの八寸も可愛らしくて美味しいな。 後半は炭火を使った焼き物。どれも塩梅がちょうど良いです。玉ねぎの甘味を生かした茶碗蒸しも個性的で美味しかったです。 細かなところで垢抜けないところはあるものの、丁寧な料理で人気なのも頷けるお店でした。正直周りには何もないような場所ですが、この日も県外からのお客さんが何組かいらっしゃって、地方でも誠実なものを出していれば遠方からでもお客さんは来るのだなぁと。

9

東京都

フランス料理

山路 力也

白金プラチナ通りに佇む、グローバルダイニングのフラッグシップ。カジュアルイタリアンの『ラ・ボエム』の3階は、古城のペントハウスに広がる温室をイメージ。2024年9月に「デコントラクテフレンチ」(カジュアルフレンチ?)を新たなコンセプトに掲げたとのことで、早速お邪魔しました。 3種類のコースとアラカルトもあり、価格はリーズナブル。この日はシェフのセレクトでメニューにないコースを組んで頂きましたが、それぞれカルトでも楽しめるメニュー。ロブション出身の若いシェフのお手並み拝見です。 結論から言えば、美味しくて満足出来ました。個人的に印象に残ったのはトウモロコシのヴルーテ。こってりとしたヴルーテの底にコンソメのジュレが忍ばせてあります。これは季節によってバリエーションがつけられそう。あとは和牛のチャコールグリル。ジュドブッフを合わせた直球の一皿で、変にいじっていないのが逆に良かったです。 この料理でザックリ一人あたり一万円くらいで着地出来るのは素晴らしい。普段使い出来そうな、まさに「デコントラクテフレンチ」です。ロブションのDNAがあるだけあって、ネオクラシカルなアプローチも多く、ソースを使ったフレンチを好きな人には刺さると思います。 しかしながら、ゴージャスな内装と暗めの照明、そしてライトなBGMなどの舞台とのマッチングがどうか。レストランなのかビストロなのかブラッスリーなのかが、やや曖昧に感じました。料理もサービスも雰囲気も良いので、あとはどこをターゲットにするのが決まれば、もっと面白いお店になりそうな予感がします。 個人的にはパリの「Chartier」や「Au Pied de Cochon」に近い空気感が出せそうなので、いわゆる大衆食堂寄りにした方が白金で差別化も図れて、かつ一階のラ・ボエムとの親和性も高くなりそうに感じます。

10

東京都

焼きそば

山路 力也

東京浅草にある『浅草地下街』は、戦後復興で賑わいを取り戻していた1955(昭和30)年に開業と、70年近い歴史を誇る日本一古い商店街。そこに新しくオープンした焼きそば専門店。 店の名前は『ニュー小江戸』。「ニュー」の文字は上から貼り付けてあります。聞けば以前は『小江戸』という屋号の立ち飲みの店でしたが、その店も前の餃子店の屋号をそのまま使っていたのだとか。『小江戸』は浅草の地下で代々受け継がれてきた名跡なのです。 狭い厨房でフライパンを振っている店主の喜島春樹さんは元芸人で、今は登録者数7万人越えの人気YouTuberとして活躍する人物。浅草の街の雰囲気に魅せられて店をやりたいと決意、2023年7月にソース焼きそばの店『ニュー小江戸』を創業されました。 『ニュー小江戸』の看板メニューにして唯一の料理が「天才焼きそば」。麺とキャベツだけのシンプルな焼きそばに、好みの具材をトッピングして自分の好きな焼きそばにカスタマイズしていくシステム。定番の豚肉や目玉焼きの他にも、ポテサラや納豆などの変わり種の具材もあります。 通常焼きそばは中華麺を蒸したものを使いますが、こちらでは地元の老舗製麺所『浅草開化楼』のパスタフレスカを使用。本来はパスタに使うパスタフレスカを焼きそばに使うのは前代未聞。喜島さんは試行錯誤を繰り返して、一度茹でた麺に油をまぶしてから寝かせることで焼きそばでも麺のポテンシャルを引き出しています。 さらに味の決め手となるソースは数種類のソースを独自にブレンド。麺を焼く時のソースと肉や野菜などの具材を炒めるソース、さらに追いソースとそれぞれ異なるものを使う。食べるタイミングが異なるため、店内とテイクアウトで微妙に味付けを変えているのも喜島さんのこだわり。