1800投稿目【銀座、和食の最高峰ともいわれる銀座しのはら初夏のコース】 和食の最高峰と言われる銀座しのはらさんに®️Igarashiさんにお誘いいただき訪問が叶いました。 入り口からもう雰囲気がすごい、思えば銀座でお鮨や鉄板焼きは来たことがあるものの、日本料理ははじめて。入り口の雰囲気や香り、店主の篠原さん始め、お店の皆様からの歓迎の姿勢に背筋が伸びる思いでした。 まずは香煎茶を飲みながら、乾杯酒が注がれる。 そしてなんと、お店の名前が入った泡を一本、®️光岡さんから差し入れ頂いてました!®️光岡さんありがとうございました、Igarashiさんとの繋がりに感謝です。 日本食に合うワインを富士山ワイナリー、甲州使用で作り上げたもの。爽やかな泡と酸がいい味わい。 ここから本格的にコースが開始。 ●先付け 上蓋には榊が添えてあり、開けると敷き詰められた氷が見た目にも美しい。氷室の神事に喩えた盛り付けとのこと。素晴らしい趣向でした。 サザエ、鮑、海老、雲丹の海の幸に、長芋とオクラを和えて、ジュレを添えてサザエを象った器に盛り付けられてて、一気にしのはらさんの世界に引き込まれていくような素晴らしい味わいでした。 ●お椀 おこぜの丸仕立て。出汁もしっかり感じられて、生姜が効いてます。おこぜの胃袋もはいり、医食同源の趣向とのこと。 ●お造り 伊勢海老の洗いと竹崎産のいさき。 昆布醤油のジュレ、土佐醤油と薬味ポン酢で。 捌きたての伊勢海老のコリコリと弾力があり甘みのある味わいと、イサキの脂のノリが素晴らしくてもはやこれはイサキなのか…くらい絶品でした。 ●蓮の葉の煮蒸し 煮蒸しというメニューらしい。蓮の葉っぱにもち米、甘鯛、そして蓮の実と贅沢にもキャビアをあしらった一品。 ●焼き物 ・クエのカマ焼き ・琵琶湖産鮎の塩焼き クエは炭火串焼きで、鮎は炉端焼きのような本格的な焼き方をしてて、みてるだけで気持ちが盛り上がる。そのまま、もしくは蓼酢でいただきました。クエを蓼酢で食べたのは初めて。鮎は素晴らしい香りと肝の苦みが酒を進めます。 ●八寸 生花が添えられた豪華絢爛な八寸。かなりの工程を経て作り上げられていくまさに芸術品です。まさかのマイナスイオンがテーマらしいですが、紫陽花をメインに緑が多めの初夏を感じる生花と、豪華な日本酒にバッチリ合いそうなお料理たち。 青梅、小蛸と海葡萄、海藤花(タコの卵)の梅酢、椎茸といんげんの胡麻和え、うずら黄身の味噌漬け、スコティッシュサーモンとレンコンの酢漬け、鬼灯のなかにうなぎの八幡巻きと、無花果のごまだれかけ。殊更八幡焼きとうずらの黄身の味噌漬けが素晴らしかったです。 ●鮪とべったら漬けの太巻 豊洲の有名な鮪仲買人の藤田氏から仕入れていらっしゃる鮪を使ってます。血合いが多くて味が濃い赤身と中トロを混ぜ込んだ太巻。端っこの幸せな部位をいただけました! ●最中 いきなり和洋折衷。フォアグラとマンゴーとパッションフルーツ、アメリカンチェリーの最中。さまざまな酸味とフォアグラの甘みとまろやかさが素晴らしい。 ●炊きもの 青柚子の香りが爽やかな出汁あんあけが筍、車海老、湯葉、里芋、穴子などの具材を包み込んでてほっこりする味わい。 ●焼きスッポン 焼きスッポンは初体験。じっくりと炭火の上で串焼きにされていくスッポンに涎が出ます。タレが香ばしく、しっかり滲みてて、スッポンの力強い肉が最高のつまみです。余韻の素晴らしい山椒がキリッと締める。 ●鍋物 舞鶴産の鳥貝、おかひじきに秋田産のじゅん菜がぷるっとしてて非常に美味。鳥貝の鮮度が良くて歯触り、歯応えが素晴らしい。 ●牛タン焼き この日の追加注文可能メニュー。塊肉のまま炭火で焼いた牛たんは噛むと柔らかく、繊維の切れていく歯触りと旨みのある脂が素晴らしい。わさび醤油と南蛮味噌付き。 ●すだち蕎麦 丸岡産のの蕎麦粉を使ったすだち蕎麦。まさかの豪勢な氷の器で盛り付け。お蕎麦は喉越しもよく、すだちがさっぱり。 ●ご飯もの 艶々した近江米の羽釜炊きご飯に贅沢なおかずのラインナップ。鱧のすき焼き卵とじが1人1鍋小鍋で出てくると共に、泉州の水茄子、飛騨牛のしぐれ煮、釜揚げ白子の嬉しいご飯のお供。 ●甘味 水羊羹、バイタミックスという一般よりかなりパワーの強いミキサーで小豆を皮ごと粉砕しているとのこと。濃厚で滑らかな小豆の舌触り、適度な甘さ加減が絶品です。締めにはお抹茶もいただけました。 最初から最後まで、気遣いいただく頻度やお話しいただく間合いまですごく心地よかったです。 会が終わってから明らかに大人の階段?を久しぶりに登った気がしました。お誘い頂いたIgarashiさんに感謝です。 ごちそうさまでした。 #文字足りない