H.Yamanaka

H.Yamanaka

高くて美味いは当たり前! 低価格・高品質の高コスパ店を求めて今日も大阪の街をウロウロと。 食べることイコール飲むこと。基本飲み屋メインの飲んだくれオヤジです。 食べ物そのものの描写よりもその前後の時間も含めて、エッセイ的な投稿を心がけています。故に文章はやや長め。長文注意でお読み下さい。

  • 26投稿
  • 2フォロー
  • 5フォロワー
  • エリア(すべて)
  • />
    ジャンル(すべて)
H.Yamanaka

H.Yamanaka

2024

昭和町(大阪)駅

カフェ

ちょうど結婚記念日と重なった日曜日。久しぶりに夫婦で美味しいものを食べてお祝いしようということになり、二人のとっておきの店を予約。楽しみだなぁ。 大通りから一本裏の筋に入った古民家を改造したお店。注意していないとここがレストランだとは気づかないような店構えだ。 オーナーシェフは駐日本アルゼンチン大使館だったか駐アルゼンチン日本大使館だったかで料理長の経験もあるという、地元では「知る人ぞ知る」的名店。 その日プレフィックスのメニューはA・B・Cの三種のコース。 その中から鹿肉が食べられるBコースをチョイス。メインは魚一種、肉二種からのチョイスだが、1,800円プラスで肉・魚両方食べられるということでそれを。さらに700円でデザートも追加。(詳しくはメニュー写真を参照) このお店のコースは前菜のボリュームがすごい。この日は、 オーナーの実家で採れたキンカンのドレッシングのサラダ 自家製ハムと砂ずりの赤ワイン煮込み ラタトゥイユ 長芋のヨーグルトソース和え 舞茸のなんとかかんとか(聞いたけど覚えられなかったww) セロリの千切りのマリネ タケノコのピクルス パンのレバーペースト添え チーズとハムとほうれん草のキッシュ サゴシとアルゼンチンエビとホタルイカと野菜色々 とこれを食べるだけでも相当な時間がかかるし、白ワインをボトルでオーダーしたけど、ここだけで飲みきってしまいそうだったww 細々と盛り付けられた前菜には箸を出してくれるのもありがたい心遣い。 スープは大阪のローカル野菜「うすいえんどう」のポタージュ。ホイップされた牛乳がトッピングされていて、濃厚な上にフレッシュで美味い!ゴロゴロとした大ぶりなクルトンは、ハープ入りの自家製だ。 続いての魚料理、本日の魚はサクラマス。 初めて食べる魚だったが、ふんわりと身が柔らかく、皮目は厚くパリッとローストされていて美味い!黒ゴマの濃厚なソースとのマッチングはバッチリだった。 さて、肉料理を前にワインを赤に。 鹿肉に合わせるソースはオレンジソースとのことだったのでピノ・ノワールをチョイス。 鹿肉はフィレ肉のローストともも肉をマリネにしたもののローストのカップリング。フィレ肉はとても柔らかく、とろけそうな口当たり。一方もも肉の方は適度な歯応えとほんのりした酸味でこちらも良かった。オレンジソースとの取り合わせもグッド。 デザートもまたかなりのボリュームの、 イチゴのシャーベット(爽やかですごく美味しい!) カラメルのムース焼きリンゴのせ ハーブ入りスポンジケーキに高濃度生クリームとイチゴのスライス パウダーシュガー&パウダーストロベリー掛け というラインナップ。 デザートに関してはオーダー時にサイズの大・小が選べるが、小サイズでこの内容だからもう十分すぎるほどだ。 予約で日曜日に開けていただき貸切だった一夜。オーナーシェフと色々と話をしながらゆっくり時間をかけた食事、まさに至福の時間だった。

H.Yamanaka

H.Yamanaka

excellent

京都駅

ラーメン

このところラーメンの投稿が続いているのはたまたまであって、別に自分がとりわけラーメン好きというわけではありません。 ラーメンファンの方々、フォロー注意ですww さて、土曜日は所要で京都まで。お昼12:00までには御所の近くの会場に必ず入るようにとのお達し。うーん、御所の近くは食べるとこあんまりないんだよなぁ。それなら京都駅あたりで早飯入れちゃうかー。マクドやファミレス以外で午前中から飯が食えるところとなれば… もちろん京都名物「朝ラー」ですわな。 京都駅至近で朝ラーといえば、第一旭と新福菜館たかばし本店の二大巨頭。どちらもテイスト的には似たベクトルのラーメンだが、スープにやや化調の匂いが強い第一旭よりは新福菜館がお気に入り。 ここのラーメン・焼き飯に関しては、何も語ることはありますまい。グルメな皆さんなら先刻ご承知のパンチの効いたこの味。 ラーメンには卓上にある辛味噌を少しとコショウをたっぷり目に入れるのがコツです。格段に美味くなるからね。 いやー、満腹、満足。

H.Yamanaka

H.Yamanaka

excellent

昭和町(大阪)駅

ラーメン

大したことではないのだが体調面で気になることがあり、金曜日は仕事を休んで病院へ。どっさり薬を出してもらって家に帰ったら、時間はもう昼を過ぎていた。 ちょうど非番の娘も家に居たもので、では二人の休みが合った日の恒例、「娘と二人のラーメン行脚」と行きますか。 やって来たのは大阪メトロ昭和町駅すぐの名店、「麺屋 彩々」だ。 とにかくスープが美味いと聞いていたこの店は、近鉄針中野駅前で営業していた頃から一度来てみたいと思っていた店。なかなか機会に恵まれず、今回が初訪問となったが、人気店ゆえ休日は大行列と噂を聞いていたことも一因だった。 平日の昼過ぎ、さすがに行列はできておらず、すんなりと入店。 券売機は今風のタプレットの画面にタッチするタイプ。 娘は「清澄塩ラーメンセット」を、自分は「清澄濃口ラーメンセット」をオーダー。 ラーメンのスープは白湯系と清湯系の2種類があり、今回選んだのはどちらも清湯系のメニューだ。 食券を渡すとすぐに着丼。 スープはやや濃いめの色をした醤油スープだが、すっきりと透明感がある。 まずはスープを一口。美味い!コクと深みのある、旨みの強いスープだ。魚介系だろうか。このところラーメンの専門店に行く機会が何故か多いのだが、最近食べた中でもかなり上位に来る味だ。 麺は細めのちぢれ麺。しっかりと腰の強い硬めの麺。ツルッとしていて喉越しがとてもいい。 具は味玉半玉・チャーシュー1枚・そしてワンタンの皮が2枚乗っていたのが面白い。 替え玉はトッピングとして最初に食券を買うのだが、サーブされるタイミングはこちらのオーダーではなく、店側がタイミングを見てという感じで出てくるが、これはよろしくない。麺が半分ほど残っているのに出て来てしまった。 ここだけが残念だった。 #娘と二人のラーメン行脚

H.Yamanaka

H.Yamanaka

excellent

西田辺駅

居酒屋

家内と娘が揃ってライブで推し活とやら。 ライブがはねて打ち上げをしてるからと連絡が入り、仕事帰りにやってきたのは地下鉄西田辺駅すぐの居酒屋食悦堂さん。 ここは大阪の立ち飲みマニアならおそらく知らぬものはないだろう有名立ち飲みや「さかとけ」が経営する座りの居酒屋だ。 以前からよく前を通っていたけれど、ずいぶん昔に入ったきりで20年ぶりぐらいかもの再訪。 以前の記憶はほとんどなかったが、入ってまず驚いたのがメニューの多さ。店内は壁と言わず衝立と言わずベタベタとメニューがいっぱい。そして何より席に置かれたメニューブックのページの多さ!居酒屋でこんな分厚いメニュー初めて見たよww 最近も利用したと言う娘が「ぜひこのボリュームを見てほしい」とオーダーしたちくわの磯辺揚げ、確かにすごい量。結局最後までテーブルにあった(完食はしたけどね)ww 店の人に聞くとオーナーの奥さんが能登の出身とのことで、生ビールで喉を潤した後は西日本ではこの店でしか飲めないという能登の地酒を。この店、地酒は能登のもの以外も全て330円という価格(ただしグラスは90ccぐらいのサイズ)でなかなか良心的。 アテはこちらも「能登豚」のモツの焼きとん。大阪では焼きとんを出す店が少ないので、これはありがたい。 大したことはできないが、被災地産のものを飲み食いすれば、ほんの少しでも復興支援になるだろう。 さて、日本酒を飲むとなれば、魚だ。この店、さすがさかとけの系列だけあって、メニューにはちゃんと「パンドラの箱」がある。 パンドラの箱はさかとけを有名店たらしめている名物メニュー。分厚く切ったその日の魚の刺身がどっさりと盛られたいわゆる「刺身盛り」だ。 この日はブリ・マグロ・タイ・アワビ・イクラ(の下はご飯だったww)の豪勢さ。鮮度的にもまずまず問題のないレベルで、これで990円はやはりマストバイでしょう。 なんとなくの巡り合わせであまり訪れなかったこの店、なかなかのポテンシャルにちょっと感心。これからはちょくちょくのぞいてみるとしよう。

H.Yamanaka

H.Yamanaka

excellent

尾道駅

ラーメン

昨年11月に広島旅行で訪れた尾道に、ひょんなことからまた訪問することになった。 と来ればもちろんランチはラーメン。 前回は駅すぐ横の「せと」で尾道ラーメンデビューだったが、今回は地元の有名店と聞いたこちら「中華そば 朱」さんへ。 開店間もない11:00過ぎにやって来ると、すでに7〜8組の行列が。けれど客の回転がよいせいで、順番はすぐに回ってきた。 メニューの表示は入口の脇にかけてある木札と店内に置かれた券売機のみ。しかも中華そば・叉焼麺・ワンタン麺・ワンタン・焼きそばのみとシンプルな構成だ。券売機では中華そばのみ5杯までまとめ買いができる。 尾道ラーメンの元祖の一つと伝えられる伝説のラーメン店「朱華園」。オーナーの死去により惜しまれつつ閉店してしまったそうだ。しかし奥様と娘さんがその味を復活させようとオープンしたのがこの店だと聞いた。 待つこと数分、順番はすぐに回ってきた。券売機で食券を買い、空いた席へ。今回のオーダーはワンタン麺。ラーメン650円もびっくりだが、そこにワンタンが入って670円は驚異的価格だ。 店内はやや手狭で、テーブル席も中央に仕切りを立てて横並びで座らせる形。つまりは全席カウンターという感覚だ。椅子は床に固定で、カウンターの幅も狭く、この造りはおそらく通いなれた地元のファンがパッと来てサッと食べてすぐ帰るからなのだろう。 程なく着丼。 醤油スープにたっぷりと浮かぶ背脂。そこにどっさりと乗せられたワンタンで麺が見えない。 まずは手始めにスープをすする。 熱い!ラーメンはこうでなくちゃね。 尾道ラーメンといえばしっかりコクのある魚介出汁のイメージ。だが何かで読んだが、この店では豚骨で出汁を取っているとか。たしかにスープの味は魚介独特の風味がなく、サラッとしてすっきりキレのいい味わい。ここに濃厚な背脂の甘みとコクが合わさって、独特の旨さだ。これはクセになりそう。 麺は細い平打ちのちぢれ麺。つるんと滑らかな舌触りでスープとよく絡んで美味い。これなら何杯でも食べられそう。 そして驚いたのがワンタン。あんこのしっかり入った大きなワンタンがゴロゴロと入っている。 このあんこも生姜の風味の効き、もっちりとした食感。これがラーメンにプラス20円で食べられるなら絶対にオススメだ。 全体的なボリュームは一般的なラーメンのイメージよりやや少なめだが、背脂とワンタンのおかげで満足感は高い。 尾道でラーメン行脚するなら、この店は絶対に外せないだろう。