H.Yamanaka
和洋食日松亭 ※この投稿はもともとこのお店の近くの同じ店名のお店(このお店がおそらく本店)に対して間違えてアップしたものです。 運営にこのお店を新規登録依頼し登録が完了したのでこちらに内容を移してきたものです。 今日は仕事を昼上がり。自転車通勤の帰り道で以前から気になっていた店へ。 新世界のジャンジャン町を抜けて国道を超えたところから始まる商店街。その南端のトビタ本通り商店街は、そこを抜け切ると大阪の裏名所飛田遊郭だ。 その商店街にある古びた洋食屋。昭和の「町の洋食屋」の雰囲気を色濃く残すこの店、店構えも店内もそしてメニューも、自分が子供だった時代にタイムスリップしたような雰囲気。 腰の曲がりかけたちょっとダミ声のお母ちゃんと大将の2人で切り盛りする庶民的な店だ。 オーダーしたのは本日の日替わり定食。厚みはないけれども大きなミンチカツが2枚盛られた上から、これでもか!というぐらいのドミグラスソース。ほんのりと甘みのある、でも比較的あっさりとした味わいはなかなかのもの。ソースのかかっていない部分の衣は細かいパン粉でサクサクした歯触りに揚げられている。 味噌汁は味の濃いやや塩辛めの味付けで、これもご飯のお供によき。そのご飯は大ぶりのお椀にどっさりで腹一杯だ(なんせこの町は日雇い労働者の町だ)。 しかも皿に添えられた味付けのりが泣かせるww 壁に貼られたメニューを見るとどれもこれも値段が安い。 800円のメニューから一品がその日の日替わり定食として100円引きで提供されているようだ。 そう、この味このボリューム、これで一人前700円なのだから泣かせる。 しかしこの界隈も観光ブームに沸く近年の大阪の状況ですっかり変わってしまったもんだ。自分が独身の頃などはこのアーケード街で写真など撮ってようものなら、いかついオッサンに「ゴラァ!どこで写真撮っとんじゃ!」とどやしつけられたものだが…