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aiko.mさんのMy best 2023

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東京都

ネパール料理

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改装してコースのみになったOLD NEPALさんに伺いました。 これまではランチはダルバート(ネパールの定食です)、夜はコースで営業されていたOLD NEPALさんですが、改装を機に昼も夜もおなじコースの提供をされるようになりました。 OLD NEPALさんにはオープン当時から何度か足を運んでおり、正直すでにかっこいい店内をそんなに大規模に変える必要はあるのかなと思っていました。 でも、お店にはいってあまりのよさに大納得です。おふたりがこちらのお店で表現したいことがびしばし伝わってきて、しばらく感嘆の声しか出ませんでした。 定期的にテーマが変わるコースの、今回のテーマは「カトマンドゥ盆地の食巡り vol.2」だそうです。 右に民族の名前、左にお料理の名前が記載されたメニューをいただきましたが、いつものとおりなにがなにやらのままコースがはじまりました。 OLD NEPALさんのコースの特徴は、なんといっても知識と経験に裏打ちされた情報量の多さだと思います。 おふたりが定期的に現地でフィールドワークをされたその旅路であったり、体験のはしっこをわたしたちもコースを通じて味わうことができます。 リニューアルオープンと同時にはじまった今回のコースは、その情報量はそのままに、レストランとしての凄味がぐっと増しているように思いました。 ネパールの調理法や、各民族の特色が日本の食材で味も見た目もすばらしいひと皿として表現されていて、おいしいおいしいと食べるほかなかったです。 とくに印象に残っているのが、鯉のカチラです。現地では水牛の生肉を使った、いわゆるタルタルのような料理で、今回のコースでは鯉を使って表現されていました。 生の鯉ははじめて食べましたが、まったくくさみがなく、和えられているナッツやフルーツと調和していてとてもおいしかったです。 ディナーはペアリングドリンク込みで、わたしはアルコールペアリングをいただきました。 ドリンクもすごく凝っていて、もちろんとてもおいしいのでそれも楽しかったです。お肉料理にどぶろくを合わせられていて、どぶろくのうまみと鹿肉のうまみの相乗効果がすごくよかった思い出…。 OLD NEPALさんのコースは、ネパールの食文化にあわせてまずカジャ(定食以外の軽食)、最後にカナ(定食やごはんもの)という構成になっています。 カジャだけでもしっかりとした内容なのに、だめ押しのダルバートでおなかがはちきれるのがいつもの流れでしたが、今回のコースはふしぎとスルスル食べられました。いつもしばらく横にもなれないくらい食べすぎてしまっていたので、もし量を調整していただいていたのならありがたいです。 でも、どんなにおなかがいっぱいでもはちきれるまで食べたくなるのがOLD NEPALさんのダルバートとも思っています。 とくに滋味ぶかくておいしいダール(豆のカレー)がわたしは好きで、水筒に入れて持ち歩きたいおいしさです。ダルバートのごはんとダールはおかわりできるので、それぞれおかわりしていただきました。 ネパールでレストランを開かれることを目指しながら、東京のお店をブラッシュアップし続けるおふたりの情熱は、お店に伺っていい思いをするだけのわたしにもたいへんまぶしく、かっこいいです。 いつかネパールのお店に伺う日を夢見ながら、限られた東京での時間も大切に、また必ず食べに行きます!

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東京都

ハンバーガー

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表参道のグルメバーガーと言えば、個人的にはTHE GREAT BURGERだと思っています。 こちらのお店では通常メニューに加えて月替わりのハンバーガーが提供されており、3月の限定バーガーは素揚げしたたけのこと菜の花、柴漬けを使ったソースが入った春の食材のハンバーガーでした。 きっと好きだよ、とわたしの好みを熟知している家族におすすめしてもらってのこのこ訪れたところ、おいしいどころか人生でいちばんすきなハンバーガーかも…! と大感動してしまい、さっそく今年のベスト候補です。 菜の花の苦味とたけのこのえぐみ、柴漬けの酸味が春を運んでくるたいへんおいしいハンバーガーで、ハンバーガーながら野菜が主役の味わいにうっとりでした。 春の食材の苦味やえぐみがすきで、季節メニューにはいっているとついつい注文してしまうのですが、素材の味を楽しみきれるものって実はあるようでないような気がしています。今回のハンバーガーは、味のつよい食べものなのにどうして!? と思うほど菜の花のたけのこの味わいを活かしきっていて、夢中になって食べてしまいました…。 2枚載せた写真の採光が違うことからお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、あまりのおいしさにひと月の間に2回伺ってしまったほどです…。 こちらのお店には何度か足を運んだことがあるものの、限定バーガーを食べたのははじめてでした。今後は毎月の限定バーガーを食べに伺うのがルーティーンのひとつになりそうです。 コロナ禍の影響でしばらく入荷がストップしていたシューストリングポテトが、ふたたび選べるようになったこともうれしかったです。 4月のハンバーガーも楽しみです!

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東京都

寿司

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年に2回の恒例になっているまるふくさんです。 土日祝限定の15時半の枠に伺いました。 お店に行って気づいたのが、カウンターの席数が1席戻っていること! 席間がせばまったかたちですが、せまさや窮屈さは感じませんでした。 恒例のおつまみとお寿司が順番に出てくる構成で、いつもながらどれもほんとうにおいしかったです。 大将の軽快なトークもあいまって、楽しい時間を過ごせました。 この日とくに印象に残っているおつまみは、貝とほたるいか、あなご、アスパラと毛蟹でしょうか。 貝は平貝とあさりで、下に酢味噌が敷いてあり、全体を和えて食べるおつまみでした。 正直わたしはあさりやはまぐりなどの貝があまり得意ではないのですが、この日のあさりはわたしの苦手な味がいっさいせず、とてもおいしかったです! うしろに隠れている海苔もとても香りがよく、口いっぱいにしあわせがひろがりました…。 そしてほたるいか。実は例年であればもう少し遅い時期に伺っているところをフライングまるふくさんに至ったのはこのほたるいかをSNSで目にしていてもたってもいられなくなったからでした。 ほたるいかの含め煮に自家製のからすみパウダーをたっぷりかけたまさに酒泥棒のおつまみで、思い出してもうっとりするおいしさです…。 残ったからすみパウダーには一口大のシャリを入れていただけて、絡めて食べるのもまた至福の時間でした。 あなごは蕗味噌をぬった白焼きです。ふきのとうがだいすきなわたしは小躍りしてしまいました。蕗味噌のほっくりとした苦味がこんなにあなごに合うなんて、知らなかったですね…。 ふきの煮物が添えてあるのもうれしかったです。 アスパラと毛蟹のおつまみは、縦長のきれいな器にはいっての提供でした。アスパラと毛蟹が層になっていて、まぜていただきます。アスパラの青みと毛蟹のうまみの相性がとてもよく、いつまでも食べていたいおつまみでした。 お寿司もどれもおいしかったです! 口のなかでとろけるいわしや、まぐろのすき身がかくされた中トロなどなど、あげていくときりがないですが、この時期ならではの春子鯛と、がすえびがとくに印象に残っています。 春子鯛は桜の季節だけまるふくさんで出されているそうです。桜の葉の香りをつけているとのことで、噛んでいるとじわじわ桜餅の香りが口のなかにひろがって驚きでした…! お寿司で春を感じられ、とてもうれしかったです。 がすえびは、このお店ではめずらしく熟成せずに提供されるお寿司です。そして、ほかの熟成されたネタのお寿司とくらべてもとってもうまみがつよく、おいしいお寿司でした…。 通常の流通にのせると鮮度がもたないので、まるふくさんでは金沢から直送で仕入れているそうです。 お寿司とともに殻を炊いた出汁にすこし塩を足したものもおちょこで提供していただいたのですが、またこれがとっても香りよくおいしかったです…! これだけでいくらでもお酒が飲めると思ってしまいました…。笑 でも、この日いちばんのサプライズは、いちばんはじめにいただいた日本酒かもしれません。 ちょうど少し前に大将と女将が金沢に視察にいかれたということで、黒龍酒造のESHIKOTOというお酒をいただいたのですが、これがおどろくほどおいしかったです…! はなやかでさらっとした飲みごこちは、口のなかでちいさい花がつぎつぎと開いていくようでした。ふだんお酒を飲まない家族も、あまりのおいしさにわたしよりはやいペースで飲んでしまったほどです。 その土地でしか買えないお酒だそうなので、次に飲む機会がいつなのかはわかりませんが、これまでに飲んだ日本酒でいちばんすきだと思いました。 そんなこんなで、この日も大満足の休日を過ごすことができました。 まるふくさんのすきなところは、どのお寿司もおつまみも、ひと手間どころではない手間がかかっているところだと思っています。 そして、どれもお酒に合う! のんべえの方、お酒は飲まなくてもつまみ味がすきな方にはぜひ足を運んでいただきたいお寿司屋さんです。 これからも最低年2回のペースは崩さず、あわよくばもっと伺いたいな、と思っています。

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東京都

エジプト料理

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絶対好きだと思う! とおすすめされて気になっていたエジプト塩食堂に連れて行ってもらいました。 たかはしよしこさんという料理家の方が開発した「エジプト塩」なる調味料を使ったお料理が楽しめる食堂です。 営業日は月に数日でメニューは月替わり、予約はSTORESからチケットを購入…と、知らないとなかなか行けないタイプのお店です。 常連のお友達に誘ってもらったので、わたしはノコノコ着いていくだけでした。笑 お店は西小山駅から数分のところにあります。 お花が置いてあったり照明のかたちが凝っていたり、物が多くて異国感もある内装がめちゃめちゃかわいく、入った瞬間から胸をつかまれました…! メニューは月替わりのプレートだけ決まっていて、ドリンクとデザートが追加で注文できるほか、エジプト塩をはじめとする調味料も買って帰ることができます。 わたしはシロップビールのスパイスレモネードと、カルダモンミルクのババロア 甘ずっぱキウイソースを追加で注文しました。 プレートの前にビールが運ばれてきて、そのおいしさにこのあとのお料理への期待が高まります。 どちらかというとレモネード感よりはスパイス感がつよく、あまいのでジュースみたいにごくごく飲めてしまう危険なビールでした。自家製ジンジャエールのようなメニューが好きな方は、きっと好きなビールだと思います。 さて、この月のメニューは、コロッケバーガープレートでした。 実を言うとコロッケにもコロッケバーガーにもあまり造詣が深くなく、どんなものが食べられるのかイメージできていない状態で伺ったのですが、今年のベストどころか人生のベストとも言えるコロッケバーガーでした! あまめのバンズとあまいコロッケ(コロッケに使われているじゃがいもがとてもよいおいもらしく、野菜の自然なあまみがすばらしかったです…)に、フレッシュなトマトの酸味が全体を締める役割をしていて、ひとくち食べて絶句&感動のあまり涙腺がゆるみました…。 あとにも先にもこんなにおいしいコロッケバーガーを食べることはできないかもしれません。 ビーツのポタージュや付け合わせのお惣菜もとってもおいしかったです! 枝豆とコーンのサラダにココナッツが使われていたりと、ひとひねりきいたおかずたちにわくわくしました。 コロッケのじゃがいもをはじめとするお野菜そのもののおいしさもすばらしく、グリルしたペコロスにエジプト塩をかけたときの感動も忘れられません…。 焼いただけ、煮ただけのお料理って自分では技術に不安がありなかなか作れないので、こういうシンプルにおいしいものを食べられるのはうれしいです。 そして最後にいただいたデザートも、やっぱりとてもおいしいのでした。 カルダモンは味がつよいスパイスなので、キウイソースとどんなふうにあわせるのかしらと思っていたら、削ってあるライムゼストがふたつの素材をうまくつないでいて、思わずうなってしまいました。 プレートでそれなりにおなかは満たされていたはずなのに、組み合わせの妙に驚いているうちになくなってしまい、かなしかったです…。 帰りに買ったラー油も魚介のうまみがおいしい味の深いラー油で、とても気に入りました! えびとアボカドのあえものなんかにすこし入れると自分がお料理上手になった気持ちになれる素敵な調味料で、冷蔵庫の奥に隠して少しずつ使っています。 一度行くと必ずまた行きたくなる、調味料と素材の魔法が楽しめる大好きなお店です!

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神奈川県

ジェラート

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アイス屋さんがすきで、出先でアイス屋さんを探しては行っています。 こちらのお店もそんな経緯で見つけたお店で、今ではここがいちばんすきなアイス屋さんです。 初夏に伺うことが多いですが、今年はなかなかタイミングがなく秋の訪問になりました。 江ノ島駅から徒歩すぐのところにある、小さくてかわいいお店です。 店内に座って食べられるカウンター席が4席ほどあるのと、店先にもベンチがあります。 いつもすぐには決められないショーケースを見ながら迷いに迷って、今回はラム香る焼きいもとシトラスサマーミルクのダブルで注文しました。 これがどちらもおいしかった…! 濃厚なおいも&ラムもたまらない味わいでしたが、とくにシトラスサマーミルクがめちゃめちゃツボでした! 青切りみかんという、色づくすこし前に収穫したみかんを皮ごと使用してつくったジェラートだそうで、皮の苦みがいいアクセントになっていてとてもおいしかったです。 また、こちらではアイスだけでなくピザも食べられます。 焼きたてとろとろあつあつのピザもとってもおいしいので、ぜひお試しいただきたいです。 わたしはこの日アイスからのピザをしてかなりおなかがいっぱいになりましたが、どちらもとてもおいしく、悔いなしでした(強いていえば、みかんのアイスをおかわりするか迷っていました…)。 お店の方もとても優しくて、常連の方との会話を聞いているだけでなんだか心があったかくなります。 ほんとうは毎シーズンどころか毎月でも毎週でも通いたい、大好きなお店です。

6

愛知県

ベトナム料理

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だいすきなベトナム料理屋さんです! 名古屋に来たときは必ず行きたい…のですが、日曜がお休みということもあってタイミングがあわないことが続き、ちょっと間があいてしまっていました。 今回はすこし前に予約して伺いました。予約はHPのメールフォームからお願いすることができます。 以前断られている方を見たこともあるので、オープンと同時に入るのでなければ予約が安全かと思います。 お店は金山駅から徒歩数分で、周囲にお店のない住宅街にありますが店内はいつもにぎわっています。 かわいらしい赤い扉が目印で、店内もベトナムっぽいカラフルな椅子があったり、壁もところどころ緑や青に塗られていたりとかわいい雰囲気です。 メインのお料理はフォーとバインミーです。 フォーとバインミーのセットや、生春巻き、チェーなどサイドメニューとのセットなど、セットメニューもいろいろ選べますが、わたしはセットにできないバインミーがすきなので、いつも欲張り単品注文です! というわけで、この日もフォーガーのSサイズと、カニ揚げとパテのバインミー、追いパクチーを注文しました。 そもそもフォーという食べものがすきなのでちょこちょこ食べてはいますが、わたしはここのフォーのスープがいちばんすきです。 今回ひさしぶりに食べて、やっぱりこのフォーがすきだなあと感じました。野菜のうまみと鶏肉のうまみが溶け合って、いつ食べてもほっとするじんわりやさしい味です。 そしてカニ揚げとパテのバインミーも、やはり絶品でした。わたしのソフトシェルクラブ好きを加速させたのは、間違いなくこちらのお店です。 まる1匹揚げられたソフトシェルクラブはうまみがつよく、パテやなます、パクチーとの相性がばつぐんです。フォーがこころやすらぐおいしさだとしたら、こちらは目の覚めるおいしさでした。 デザートにいただいたチェーも、やさしいあまさでナッツやフルーツの食感がたのしく、飲むように食べてしまいました。 お店の方の雰囲気もあたたかくて、ごはんもおいしくて、おうちのような気持ちになれるお店です。 また必ず行きます!

7

東京都

アイスクリーム

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今まで知らずにいたことを後悔するようなおいしさのアイスに出会いました…! ちょうど贈り物によいアイスがないかなあと探していたタイミングで家族が見つけてくれたお店です。 ひとに贈るのならまずは自分で食べないと、と思って急遽伺うことにしました。 お店はアイス屋さんというよりはアイスクリーム工房がメインになっている場所です。土日だけテイクアウトのカップアイスを買ったり、その場でアイスを食べたりできるそうです。 自由が丘といえばのパリセヴェイユのすぐ近くにあり、いつもの行列を横目に一本入った緑道沿いのお店です。しばしば来るエリアなのに、いつもパリセヴェイユの行列に一直線なのでぜんぜん気づきませんでした…。 工場を思わせるスタイリッシュな外観で、ガラス張りの工房でアイスを作っている様子を見ることができます。 美瑛シングルオリジンミルク以外は季節メニューということで、かなり迷いましたが「和薄荷カカオニブ」と「よもぎと鹿の子」をダブルのカップで注文しました。 チョコミントがすきなので本命は「和薄荷カカオニブ」でしたが、「よもぎと鹿の子」が好みすぎて、どうにかなってしまうのではというくらいおいしかったです…! 抹茶のような旨味もあるよもぎアイスに炊いた鹿の子豆がはいっており、とにかくよもぎアイスの香りと味わいがすばらしかったです…。鹿の子豆によって食べ心地や甘みにリズムがうまれるところもよく、もっと時間に余裕があったらその場でリピートして食べたいくらいでした。 ちなみに、店内用のフレーバーとテイクアウトカップや配送用のフレーバーはラインナップが異なっており、ギフトにも使えるカップのセットはもちろん、好きなフレーバーをたっぷり食べられる自宅用のパイントも用意されています。 アイス屋さんがすきでおうちでアイスを食べる習慣はないのですが、サイトを見ると気になるフレーバーがあれこれあり、自宅用に買うなら…なんて妄想をふくらませてしまいました。 店内で食べられるフレーバーは完売になったらどんどん入れ替わるそうで、これからは自由が丘に来るたび立ち寄ってしまいそうです。 帰り道にギフト用のアイスもさっそく発注して、大満足のおでかけになりました。