aiko.m

aiko.mさんの My best 2022

シェアする

  • facebook
1

東京都

フランス料理

aiko.m

よしながふみの「愛がなくても喰ってゆけます。」を読んでから、もう何年も憧れをつのらせていたお店です。 折に触れて行きたがっていましたが、このたび友人のお誕生日にかこつけて伺うことができました。 とにかく量が多いという前評判もあり、お腹いっぱいになりすぎると夜寝られないかなと考えて休日のランチを予約しました。 1ヶ月前くらいに予約の電話をしたと思います。 感じのよいサービスの男性に出迎えられて着席するとシェフが巨大なお肉のかたまりを見せに来てくださいました。 今日のおすすめの素材で、リブロースステーキと丸ごと1羽のローストのための鶏肉だそうです。巨大さとパワーに圧倒されながらドリンクを選んで、シャンパンを飲みながらメニューを決めました。 コースは3品のものと4品のものがあり、3品は11000円、4品は13000円だったと思います。 冷菜は1人ずつ好きなものを選ぶことができますが、温菜とお魚料理、お肉料理はグループで注文を揃えてくださいとのことでした。 欲張りたい気持ちもありましたが、食べきれなかったらかなしいのでグッとこらえて3品のコースをお願いすることにします。 悩みに悩んで、冷菜にホロホロ鳥のパテアンクルート、温菜にフォアグラのポアレ 帆立のムース、魚料理はマコガレイのグリル 野菜のヴィネグレットソースを選びました。 それにアミューズのトマトと羊のピザ、きゅうりとミントの冷たいスープ、メインを食べたあとで選べるデザート(桃のコンポートにしました)とお茶菓子と紅茶かコーヒーがつくのがコースのひととおりです。 どれもこれもびっくりするほどおいしくて、もう夢中で食べてしまいました。 おたがい食べるのがすきな友人と伺ったのですが、この日はあまりのおいしさに目の前の食べものの話ばかりしていたなと思います。 アミューズのピザ(と言いながら生地はキッシュのようなパイ生地で、家に帰ってからもつまんだ左手にはバターのかおりが残っていました)から、めくるめく美食&カロリーの世界でした。 パテ系おすきならとおすすめしていただいたパテアンクルートはホロホロ鳥のうまみの強さに完全にノックアウトされましたし、フォアグラのポアレ 帆立のムースはあまりの豪勢さに1ヶ月ぶんの脂質を一食で摂っているのでは…? とくらくらしてしまいました(がまんならずお皿に残ったソースにもしっかりパンをひたして食べました…)。帆立のムースがおいしい帆立よりもさらに濃厚な帆立そのものみたいな味がしたのも印象に残っています。 メインのマコガレイは小さく切られたお野菜たちが目にもたのしく、おおきい切り身が2切れどかんとのっている豪快さでしたがぺろっと食べられてしまいました。 かなり長い間憧れていたお店だったので、もし期待値をこえられなかったら…という懸念もありましたが、わたしの期待値を軽くこえるおいしさで、夢心地の時間を過ごすことができました。 メインにお魚を選んだからか、量はデザートまで食べてちょうどおなかいっぱいくらいで、心配していたほどではなかったのもよかったです。 とはいえわたしは羊が好きなので、次回伺う際にはおなかいっぱいで苦しむとしてもメインを羊にしたいとも思っています…。 この日は3品のコースにシャンパンを1杯と白ワインを2杯いただいて、1人20000円いかないくらいでした。 あまりのおいしさにはしゃぎながら食べているわたしたちにも最後まで優しく丁寧に接してくださったサービスの方にも大感謝です。 また必ずここぞというときに伺いたいお店です!

2

東京都

居酒屋

aiko.m

練馬を離れて2年経ちますが、遠くなっても足を運んでしまう数少ないお店のひとつがちゃのまです。 あなたはこの先の人生で外食するお店を1店舗しか選べません、と言われたら、ちゃのまを選ぶと思っているくらいすきなお店です。 ちゃのまのすきなところはいろいろありますが、季節メニューが豊富なところがしつこく足を運んでしまう理由のひとつかもしれません。 今回もお店のインスタで稚鮎の春巻きなるメニューがはじまっているのを発見し、これは絶対に食べたい! とおもって行くタイミングをうかがっていました。 この日は午前中にジムで運動してから、土日祝の開店時間である15時めがけて石神井公園に向かいました。 人気のお店で混んでいることが多いので、わたしはひとりで伺うときも電話をしてから行くことにしています。はやい時間に伺う場合はふらっと行ってもはいれることはありますが、できれば予約をするか少し前に電話してから伺うのがベターかと思います。 ちゃのまはお通しがあるお店です。 季節によっていろいろなお通しが登場するのでお通しもふくめて楽しみにしているお客さんが多いのではと思っています。基本的にお店でつくったお惣菜ですが、クリスマスにはモスチキンが出たこともありました。笑 この日のお通しは梅そうめんでした。さっぱり食べられて暑い日にぴったりです。 おそうめんをすすりながらメニューを眺めて、この日の注文は以下のメニューになりました。 ・四葉キュウリ豆豉炒め ・お刺身ひとり盛り ・稚鮎の春巻き ・雲白肉 ・カツ煮 カウンターの前に並んだおそうざいから一品選んでお刺身を待ちつつ、季節メニューからも一品頼んでカツ煮で〆るくらいがちょうどいいと思いつつ、この日もしっかり頼みすぎてしまいました。 お目当ての稚鮎の春巻きはだいすきな稚鮎の苦味をぞんぶんに味わえるだけでなく添えられた山椒塩でも飲める酒泥棒メニューで、このために来てよかった! と思える大満足おつまみでした。 えりんぎがいい味を出しているきゅうりの豆豉炒めや、八角がきいた雲白肉もたいへんおいしく、季節メニューが豊富でおいしいお店は最高という認識を更新してくれます。 わたしの定番になっているお刺身盛りと、親子鍋でひとつずつ作っていただけるカツ煮も安定のおいしさでした。 小肌とガリの薬味和えやスパイス冷汁など、ほかにもいろいろ気になるメニューはありましたが、すでに飲みすぎ食べすぎだったので泣く泣くお店を後にしました…。 スタッフの方の接客もみなさん気持ちよく、いつ行ってもおいしい思いのできるすてきなお店です。 一生通いたいと思っています!

3

東京都

寿司

aiko.m

西荻窪近くのお寿司屋さんです。 熟成寿司のお店で、好きな料理研究家の方がおすすめされていたのをきっかけに足を運んだところまんまとはまってしまいました。今では年に2回ほど伺っています。 平日は18時からと20時半からの2回転、土曜と祝日は15時半からの回が増えての3回転です。 休日の18時からの回はすぐに埋まってしまいますが、15時半からの回は比較的予約が取りやすいので、この日も15時半の回に伺いました。 お寿司はおまかせのコースのみです。 この日のお品書きは以下の通り。 ・しめ鯖 子持ち昆布 ・平目 ・えびしんじょう えび出汁の餡 ゆば 栗 ・赤身 ・金目鯛と松茸のお椀 ・いか ・のどぐろ ・さんま ・メヒカリ風干し ごぼう みょうが ・中トロ漬け ・かます 白子 ・あん肝 ・鉄火巻きキンパ風 ・甘えび ・あさりの茶碗蒸し ・大トロ ・いくら うに ・たまご ・穴子 ・お椀 ・トロタク握り(追加) ひと通り食べたあと、トロタク巻きを追加されていた方に便乗してわたしたちもトロタク握りをいただきました。 まるふくさんのおまかせは、おつまみと握りが交互に提供されます。 はやくお寿司が食べたくなる家族と、おつまみをあれこれ食べながら飲みたいわたしのどちらにも寄り添うたいへんありがたい構成です。 この日のまるふくさんも、いつもながらどれもこれもとってもおいしかったです! この日とくに印象に残っているお寿司は、かるく酢〆にしたさんまを炭でジュッとあぶったのと、まるふくさんの冬の定番のあん肝、これまた定番ですが甘えびに自家製のえび醤油を塗ってえび味噌をのせ、えび塩を振ったえびづくしです。 さんまは炙ることで香ばしい味わいになり、焼き魚とお寿司のいいとこどりです。さんまが大好物のわたしはうっとりでした。 あん肝は酢飯のうえにペースト状のあん肝と海苔がのったものが提供され、海苔をくるんとつつむようにして食べます。まず口にいれた瞬間に海苔のおいしさに驚き、そのあと濃厚なあん肝に口がとろけました。あん肝はお魚の煮付けのように炊いてつくっているそうで、がつんとくるつまみ味でした。 甘えびもえび醤油、えび味噌、えび塩がいい仕事をしており、こちらもめちゃめちゃお酒にあいます…。お寿司なのでひと口で食べましたが、かなうことならちょっとずつ食べながらずっと飲んでいたかったです…。 そして、当然ですがおつまみも最高でした! あえて選ぶなら、えびしんじょうとメヒカリの風干しがとくに気に入りました。 えびしんじょうは下にあらく潰した栗がはいっていて、季節感もありとてもおいしかったです。えび出汁の餡が香ばしい味で、常々栗はカラメルやほうじ茶など香ばしい味とあうとおもっていたのでなるほどとうならされました。 また、メヒカリの風干しはあぶらののったメヒカリがおいしいのはもちろん、添えられていた大根おろしがちょっとこのみすぎて…! 大根おろし? と思われるかもしれませんが、素揚げした万願寺とうがらしが混ぜてあるんです。この大根おろしだけどんぶり一杯食べたい! と思ってしまうほどすきでした。 まるふくさんのすごさは、味だけでなく接客やお店の雰囲気にもあると思います。 大将がどんどん話を振ってくださるので、この日も食べ終わるころにはお客さん同士が顔見知りのような空気になってしまいました。 おひとりで来られているお客さんもいつもいらっしゃいますが、まるふくさんならいつでもあたたかい気持ちでお店を後にできそう、と思ってしまいます。 おいしいお寿司とおつまみとお話にお酒が進んだのに、お会計はひとり23000円ほどでした。 近々すこし値上げされるようですが、手の込み用もおいしさを考えると、それでも安く感じます。 ずっと通い続けたいお寿司屋さんです!

4

宮城県

カフェ

aiko.m

スコーンがおいしいすてきなカフェだよ、と教えてもらってから早3年。 ずっと行きたいと思っていたNorthfiedsにようやく行くことができました! ビルの3階にある小さなカフェで、予約はできない&とても人気なのでたいていお店の前の階段で待ちます。 この日は休日の13時前に伺って、わたしたちは列の2組目でした。ちょうど一巡目のお客さんが出るタイミングだったのか、それほど待たずに入ることができました。 帰るころには何組も並んでいたので、タイミングがよかったのかもしれません。 イギリス人のジェームスさんと日本人の夏海さんのご夫婦ではじめられたカフェですが、昨年お子さんが産まれたため、現在夏海さんはお店にいらっしゃらないことのほうが多いです。 Instagramをフォローしていつか伺う日を楽しみに眺めていたので、ジェームスさんに出迎えていただいたときには芸能人に会ったときのようなちょっとした感動がありました。 素敵なショーケースにはおいしそうなお菓子が並んでいます。ずっと食べたかったスコーンと、ドリンクはイングリッシュブレックファストのホットをお願いしました。 この日座ったのは、とっても素敵なお店のとっても素敵なソファ席です。二面採光の店内はやさしい光がはいる、エアコンが控えめの落ち着く空間でした。光がよいので自分の写真がうまくなったような錯覚が得られます。笑 少し待って運ばれてきたスコーンと紅茶は、どちらもとってもおいしかったです! とくにスコーンが人生上いちばんおいしいスコーンで大感動してしまいました…。表面はザクッとしているのですが、なかがしっとりふわふわで、生地の立ち上がりがすばらしいです! パサっとした食べごこちのものが苦手でスコーンをなかなかおいしく感じることができないのですが、こちらのスコーンはパサつき一切なしです! たっぷりクロテッドクリームが添えられているのもうれしく、あっというまに食べてしまいました。 夜ごはんの予定がなかったら、もうひとつ食べたかったです。 紅茶はBrew Teaというブランドの茶葉で淹れたもので、実はわたしもNorthfields経由で知って家で試したことがあります。 驚くほど渋みのすくないおいしい紅茶で、ポットにたっぷりはいっているのもうれしいです。 一緒に行った家族が注文したキャロットケーキとアイスクリームもすこしもらいましたが、そちらもおいしかったです。 お菓子のテイクアウトができたらスコーンを買い占めて帰りたいのに…なんて考えながら帰りました。

5

東京都

中華料理

aiko.m

初台と西新宿五丁目の間にある町中華です。 この近くに用事があり、お店を探していたところ玉子チャーハンにつよい引力を感じて伺いました。 休日のお昼過ぎに伺ったところ店内は賑わっていて、ちょうど空いた席に滑り込むことができました。 その後も次々お客さんがやってきて、待ちがでているタイミングもあったので人気のお店のようです。 メニューが豊富で迷いましたが、初志貫徹で玉子チャーハンと餃子を注文しました。 この玉子チャーハンが、ちょっと信じられないくらいおいしかったです。 これまで食べてきたチャーハンのなかでは、人生上1、2を争うくらいこのみのチャーハンかもしれないと思いました。 ねぎとたまごだけのシンプルなチャーハンにねぎのはいったたまごいためがはいっている、たいへんシンプルな構成なのに、それがとてもおいしい…。 なによりもたまごの火入れがすばらしかったです。レンゲを入れるととろんとろんの半熟の層が顔を出して、たまご好きのわたしはもうそれだけでノックアウトされてしまいそうでした。 チャーハンはやさしい味のさらっとしたチャーハンで、それがとろとろたまごにとってもあっていました。 つけあわせのスープもたまごスープで、たまご尽くしです。かきたまになっているたまごのきめが驚くほどこまかくて、たしかな技術を感じました。 餃子は皮のあつさがちょうどよい、噛むとじゅわっと肉汁のあふれるまさに餃子然とした餃子でおいしかったです。 家族の食べていた坦々麺も、ごまがたっぷりはいったスープがやけにおいしく、かなりこのみでした。坦々麺なのになんだか健康になれそうな味わいで、わたしが注文したら食べ終わったあともいつまでもスープを飲んでしまいそうです。 実際、だいぶスープをもらって飲みました…。 近くの席の方が注文されていたメニューもいちいちおいしそうで、まだまだいろいろ食べてみたいお店です。 次に伺うときにはこれまたたまごののった永楽ラーメンを食べてみたいです。

6

東京都

インドカレー

aiko.m

猟師の方が営むジビエカレー屋さんです。 ランチはカレーやビリヤニのセット(週末のみ&不定休)、ディナーはコース仕立てのジビエ料理が楽しめます。 コロナ禍もありしばらくの間4名以上の予約しか受け付けていただけず、ディナーには3年くらい行けていませんでした。 しばらく前から2名から予約をとっていただけるようになり、予約して伺いました。 ランチもディナーも予約制で、ランチはInstagramのDMで、ディナーはメールで受け付けされています。 この日はツキノワグマのお鍋がメインのコースで、いただいたのは以下のお料理です。 ・銀杏餅 ・いくらと梅干しの茶碗蒸し ・焼野菜と秋刀魚のディップ ・猪とパクチーのしゅうまい ・鹿のロースト ・ツキノワグマときのこの鍋 ・おじや ・〆のカレー ・シャインマスカット どのお料理もとってもおいしかったです! ひと皿ひと皿のポーションがおおきめなのでかなりおなかいっぱいになりますが、そのぶん満足感もとてもあります。 焼野菜と秋刀魚のディップなんて、コース料理なのにこんなおおきいお皿をひとりじめしていいの!? とうれしくなってしまうくらいお野菜もディップもたっぷりでにこにこしてしまいました。 トロナスと言われることもあるというくらいとろとろの白ナスに濃厚な秋刀魚のディップをたっぷりのせて食べて、しあわせすぎました…。 崎陽軒の2-3倍はありそうなしゅうまいも、肉肉しくておいしかったです! くさみはまったくなく、パクチーがよいかおりで肉汁たっぷりの、いま思い出してもよだれが出るしゅうまいでした。 お皿にあふれた肉汁が惜しくて、肉汁をしゅうまいでぬぐいながら食べました。 メインのツキノワグマのお鍋も最高でした。 クマは脂がおいしいそうで、お肉も見るからに脂身たっぷりです。それなのにまったく重たくなく、スルスル食べられてしまって驚きました。 この日は天然の松茸がはいったとのことですこしだけ提供していただきました(お野菜ときのこのお皿のトップにのっているのがそうです)。びっくりするほど香りがよく、お鍋全体がまつたけのいい香りになってうっとりでした…。 お酒はビールやワイン、焼酎、日本酒、シードルなどなどいろんな種類がいただけます。 mitosayaさんのジンもいろいろと取り揃えられていて、この日はビールを飲んだあと、mitosayaさんのジンをソーダ割りでいただきました。 お値段はお料理が10000円、お酒代が別でかかります。当日のお会計は忘れてしまいました…。 店主の方のあたたかな接客もここちよく、楽しい夜が過ごせました。 また必ず伺います!