Kohei Abe

Kohei Abeさんの My best 2024

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東京都

そば(蕎麦)

Kohei Abe

【夏の思い出グルメ!夏休み最終9日目…良い汗かいてこの夏、最高の蕎麦との出会い】 ついに夏休み最終日。連日のお出かけの最後は近場でと向かった先は新木場の先にある若洲公園。元々ゴミの埋立地、かつて夢の島と呼ばれてたエリアで1990年に公園になった場所。今ではゴルフやキャンプ、BBQに海釣りなどが楽しめるレジャースポットとして人気のよう。我々の目的は公園を半周楽しめるレンタサイクル!午前中に出発し車で20分程。本当は2人乗り自転車+息子乗せができたら良かったけど、そんな物はなく普通に子供乗せられるのと普通のでレッツラゴー!勿論、息子を乗せるのは俺の役割。この日も御多分に洩れず超暑くて意外とアップダウンも多く気付けば汗ダクwそれでも海風が爽やかで気持ち良く折り返し地点の展望台的な所で一休みしつつ、海から眺める東京の街並みが美しかったりと意外と楽しんじゃいました。若洲公園お勧めです 良い汗かいた後は美味しいランチ!冷たい蕎麦でもと新木場周辺で探すも、目ぼしいお店は無し…範囲を広げて検索したところヒットしたのがコチラの「銀杏」さん。周辺の蕎麦屋は探し尽くしていた気がしたのに全然知らん店が出て来て、どんなだろうと期待しつつ向かうと超住宅街の細い道の先。場所は都営新宿線の西大島駅から徒歩で5分程ですが車からはお店を視認できず、とりあえず住所近くの駐車場に停め歩いて向かうも一回、素通りするくらい中々に分かり辛い。と言うのもその外観はお蕎麦屋さんらしからぬオシャレさと情緒感。更に入ってみて驚き!高い吹抜けの天井は開放感があり店内はコンクリート打ちっぱなし、中二階席もあったりと洗練された空間。 そんなモダンな雰囲気の「銀杏」さん、実は創業は昭和33年(1958年)と60年超の老舗。元々大衆的な町蕎麦で「福井庵」という屋号だったそうですが2代目がこだわりの手打ち蕎麦を出したいとの思いから05年に「銀杏」としてリニューアルし、建物も現在のような個性的な空間を設えたとの事。伺った時は満席でしたが、丁度1組出たタイミングでテーブル席へご案内。席と席の間は狭目ですがベビーカー連れでも快く受け入れて頂き感謝!そしてメニューを見ると可愛いイラスト付きで、中身も変わり種というか個性的なメニューが多い。おつまみ的な一品も多く飲みにも来たい感じで何だかオラ、ワクワクしてきたぞw選んだのは「とろろ蕎麦の概念は完全に覆される」とまで謳われている「淡雪(とろろ蕎麦)」の大盛りと超絶お勧めらしい「玉子かけご飯」。 めちゃ暑かったのでノンアルコールビールで乾杯。お通しの「チーズ豆富のジュレ」に初っ端から感動!円やかなチーズ豆腐にミニトマト、ブロッコリー、えのき、蒸し海老が載った贅沢仕様で、出汁が香るジュレは爽やかでこりゃお酒が進む。アルコール行きたくなるけど勿論我慢…そして、いよいよやってきた「淡雪」に驚き!イラストと実物だと大分インパクト違うね。透明な器一面に雪原のように敷き詰められたとろろ、その上を彩るお野菜達とお麩に海苔、そして中央にはお月様のように仄かな黄色味が特徴の生卵。横から見れば冷たいおつゆにお蕎麦と、とろろが綺麗な断層の様になっていて超映え!いきなり混ぜるのは勿体ないので、まずはとろろの下からお蕎麦だけを掬ってツルリ…美味い!こだわりの手打ち蕎麦は細切りでコシもしっかり、蕎麦の風味がしっかり感じられて蕎麦つゆも出汁が分断に香ります。そして肝心のとろろ、少しだけ混ぜ混ぜして食べると、何だこのフワフワ感!まさに概念覆された。粘り気そのままに、とろろとメレンゲの中間のようなフワフワさで勿論とろろの味もしっかり。そのフワフワさで蕎麦にもしっかり纏ってくれてより美味しいし不思議〜な体験。具材も彩りだけでなく、単調になりがちなとろろ蕎麦に良いアクセントを与えてくれるし、また白州の卵が美味しいのなんの。卵黄の黄色味が濃い卵はよく見るけど薄いのは初めて。味は薄くなく見た目とは裏腹に濃厚ながら爽やかさを感じます。それを混ぜて食べるとまた良いのよねぇ、夏に超ピッタリで超絶完成された逸品でした。 そして、そんな卵を使った卵かけご飯も最高に美味しかったー!白胡麻をパラリと振りかけたご飯に、長ネギ、わさび、揚げ玉をまぶし、蕎麦つゆと醤油を合わせたオリジナルのタレをかけ程々に混ぜて食べれば…いや〜幸せ…少し甘味を感じながらもキレのある出汁と醤油の味が相性よく卵の味も含めて爽やか〜お蕎麦の量が思いの外、多かったのでご飯は嫁さんとシェアしながらもガツガツ食べ進めて、あっという間に完食。食後も満腹ながら清涼感がある素晴らしい蕎麦と空間の仕上がり具合に心から満足した素敵なランチとなりました。夏休み最後に銀杏さんと出会えた事に感謝しつつ仕事再開の活力とさせて頂きました。ご馳走様でした!

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東京都

ハンバーグ

Kohei Abe

【お仕事ランチ探訪…看板に偽りなし⁉︎ランチ会の定番になった“最高”ハンバーグ!】 再び同僚3人とのランチ会です。今回は「人生最高」と銘打たれたハンバーグランチの「前田食堂」さん。同僚の1人が初回10月下旬に行って以来かなりお気に入りになったらしく、既に3回リピート。4回分を一挙投稿です。雑居ビルの奥まった所にあるので通りすがりでは全然気付かなかったのですが、以前投稿した「蔵司」に行った時に、まさに同じビルにあり行列もできていて何か美味そうなので次は行ってみようとなった事がきっかけでした。看板に堂々と「人生最高」と書かれていて、なんぼのもんじゃいと穿った気持ちで臨んだものの、今やすっかりトリコになっておりますw 場所は赤坂見附徒歩3分程の一ツ木通り沿い、前述通り「蔵司」と同じビルでお隣に蕎麦「みまき」と、どこも昼は行列する人気店凝縮地帯。「前田食堂」は22年11月オープンとまだ1年半程。運営はEzo-Platという会社で、その社長の前田真吾さんという方がオーナーシェフを務めるお店。その前田シェフ、北海道北見市出身で18歳からフレンチ等で修行し30代で上京。イタリアン等で経験を積み赤坂で「EZO」というフレンチビストロを開店。恐らくコロナ等もあって、その店は閉店し一昨年「前田食堂」を立ち上げたという経緯らしい。昼はほぼハンバーグ専門店ですが、夜のメニューを見るにさすが北海道出身、道産のジビエ等も揃っていて夜も超美味しそう。 そんな「前田食堂」さん、入り口の扉には白樺のような木が設えてあり、店内も基調が白とオシャレで落ち着く雰囲気。パッと見はカウンター8席なのかと思いきや、通されたのは店奥にある個室。最大8人で利用可能で厨房の内側を通って行く感じが面白いwさらにホール担当のマネージャーさんの対応も素晴らしい。馴れ馴れしすぎず、でもフレンドリーでホスピタリティも良し。この時点で心がグッと掴まれましたが、ハンバーグがマジで最高レベルに美味かった…メニューはシンプルで、プレーンに目玉焼き、チーズ、ダブル、ハラミステーキのトッピングを選べてソースも5種類、和風オニオン・ピリ辛トマト・テリヤキマヨ・おろしそポン酢・マスタードクリームから選べます。初回は目玉焼きハンバーグにオススメだという和風オニオンをチョイス。 まずはサラダとコーンスープがサーブ。サラダはレモン&ハーブかビーツ&リキュールのドレッシングが選べます。シンプルなグリーンサラダですが色合い豊かなドレッシングで華やかに。もちろん美味しい。そしてコーンスープがまた美味しいし落ち着く…甘いだけじゃなく少し酸味が利かせてあり丼で行きたい良いお味。ペロリとサラダとスープを食べていると、厨房の鉄板でチンチンに熱されていたハンバーグの姿が…!食べ終わる頃にいよいよハンバーグ到着!鉄皿の上でジュウジュウと唸りをあげる楕円に成形されて大振りなお肉にソースがたっぷり!涎の洪水必至!副菜にはインゲンとポテトで彩りも良し。早速頂くと…いやスゲー美味い。人生で1番とは過言かもですが相当上位に入る美味さ!お肉は粗めで肉肉しい食感も楽しめつつ肉汁が超溢れ出て肉そのものの味も濃厚に楽しめます。それをしっかりと引き立ててくれるオニオンソースがまた美味し!仄かに酸味が利いていて主張し過ぎずお肉を盛り立ててくれるそんな存在。ご飯に合わないはずもなくガツガツ食べ進め、途中に卵を割って黄身を絡めればまろやかさも増して新たな旨みの次元へ!一気に平らげてしまいました。無くなっていくのが寂しくなるのは久しぶりな感覚でした。 2回目は約1ヶ月後の11月下旬。基本は一緒でソースをピリ辛トマトに。トマトの酸味が刺激的でハンバーグとの相性もバッチリ!辛味はほのかにくらいだけどスパイシーな気分にはピッタリです。 3回目は12月中旬、テリマヨで。ジャンクで甘辛な味は背徳感強めだけど超美味しい!癖になるけど糖尿病的にはたまににした方が良さげ…そして 4回目は昨日!本当は今年入って何度もトライするも満席や売切で中々タイミング合わず…ようやく4月に入って行けました。色々試して結論、和風オニオンが1番好き。やはり最強に美味しい。オススメされた食べ方で、途中からご飯をぶち込みフライドオニオンたっぷりかけて混ぜご飯にするのを試してみましたが美味しかった!何か複雑な味になってまた新しい美味しさでした。でもご飯はご飯、ハンバーグはハンバーグで食べる方が好きかな。なんかベチャベチャだと美味しいけど味がぼやけるなーという感じでした。次は他のソースも試してみたいのと、夜も美味しそうなので来月予約入れちゃいました!楽しみ〜今後とも是非にご贔屓にさせて下さい!ご馳走様でした!

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千葉県

うなぎ

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【秋〜冬の思い出グルメ!浦安の隠れた名店の鰻を堪能】 浦安繋がりでもう一つ。川を越えればすぐなので半ば地元的な感覚の浦安。存在は知りつつも行った事がなかった老舗「勝花」さんです。遅ればせながら少しずつ本格的な寒さの訪れが近付いてきた11月半ば、浦安市役所近くにある交通公園が楽しそうだと行ってみる事に。交差点や信号等が設置されていて交通ルールを学びながら子供が楽しめる交通公園は、都内各所に結構あって地元・江戸川区にも篠崎の方にあったりするんですが格段に近いので浦安へ。たっぷり遊ぶ前に腹ごしらえという事で、公園からも比較的近く前々から虎視眈々とタイミングを狙っていた「勝花」さんにロックオン。少しお値段が張る鰻ですが嫁さんもノリノリでゴーサイン頂きました。 場所は駅で言うと浦安と新浦安の丁度中間くらいでどちらからも歩くと20分程の境川沿い。周りには大きな公園とか市役所など公共施設は多いものの歩いていくのは中々大変な立地ですが、以前通りかかったら行列していたりと盛況のようです。駐車場も完備なのは嬉しいポイント。創業は昭和50年との事で、もうすぐ半世紀を迎えますが外観は老舗感はありつつも小ざっぱりした綺麗な雰囲気でどうやらリニューアルもしたようです。そもそも埋立地の浦安、江戸時代の頃は海で江戸前鰻とはこの辺りで取れた鰻のことを指しているなんて話も。そして昭和の頃、それこそ埋立が一気に進んだディズニー開園の前までは漁師町として賑わっていたそうで、5年前に惜しくも無くなってしまいましたが魚市場なんかもあって栄えていたんだそう。そういう意味では「江戸前鰻」の本場とも言っても良い街で長年、愛されてきた鰻なだけに自ずと期待感は高まります。 その店内も清潔感に溢れた落ち着いた空間でテーブル席中心に44席。入店は13時頃でしたが、8割程埋まっている状況。たまたま1番奥の席が空いていて、そこには子供用の玩具なんかもあってラッキー。子連れにも優しいお店はより好感持てますね。さてメニューを見ると、白焼きと蒲焼両方楽しめる「紅白二段重」や柳川なんかも名物らしい。他にも丼ものメニュー等充実していますが、やはりそれなりに良いお値段…とは言え、せっかく来たならと「うな重 上」(お新香、お吸い物付3000円)を夫婦揃って注文。息子には「玉丼」を頼み、勿論1人前全部は食べられないので皆でシェアする形にしました。 店内に仄かに漂う鰻とタレの香りに唾をタップリ溜め込みながら待つ事5分程。鮮やかな赤い漆塗のお重の鰻重、到着!鰻って蓋を開ける直前が1番テンション上がりますよね〜パカっと開けてフワ〜と湯気とともに香ばしく甘い鰻とタレが嗅覚をマックス刺激!堪らん…サイズ感はそこまで大振りではないけど思ったより肉厚でタレもたっぷり。焦げ目からしっかりとした焼き具合に期待感更にアップ!早速箸を入れるとそれだけで伝わるフワッと感、そして口に入れれば広がる幸せな美味さ…「江戸水」という海水と淡水が混ざった汽水で鰻を締める事で引き出される鰻自体の甘味、そこにかかるタレは甘さは控え目でどっちかというとキレのある味わいでナイスバランス。ご飯にもしっかりタレが染みていてそれも含め本当美味かった!一気にかき込みたくなる気持ちをグッと抑えて、合間に頂くお吸い物でホッと一息。少しずつ大事に頂くも気付けば完食という切なさ… サイズ感的にはお腹一杯という感じではないものの、その分息子用に頼んだ玉丼でカバー。しっかり目に卵とじされた玉丼も出汁染みでバッチリ美味しかった!息子は鰻も含めてしっかり食べてくれました。結果的にはお腹も満杯、コスパ含めて総じて満足感はかなり高く至福のひと時となりました。ご馳走様でした!その後、交通公園でも親子でしっかり汗を流して満喫。特に大きなイベントではなかった週末、様々な彩りをくれた名店との出会いに感謝です。今後も末永く利用させて頂きたく思います。

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東京都

担々麺

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【お仕事ランチ探訪…担々麺激戦区・赤坂でも1ランク上の正統派担々麺!】 当面続くお仕事ランチ、今回は担々麺の名店「うず担」さんです。伺ったのは9月末頃、10月に若干職場環境が変わる準備等で結構バタバタ。休日出勤なんかも続く中で、全然暑さが引かずムカついていたタイミング。残暑バテ防止と活力アップしたいと思い立ち、辛味を求め赤坂ぶらり。その時、思い出したのがコチラの「うず担」。赤坂界隈はTVで特集になる程に担々麺激戦区。希須林、赤い鯨、はしご、つじ田等、担々麺メインのお店から炎麻堂、たけくま等もかなり美味しい担々麺を出してくれますし、その他、山ほどある中華料理店もあるので、どれだけの種類が食べられるのかは測定不能…その中でも、かなり良い評判しか聞かず、いつか行きたいと思っていたお店の1つが「うず担」でした。結果、思い出した自分を褒めてあげたいくらいの満足度! 場所は赤坂駅の最寄り出口から3分程、赤坂通りを六本木方面に向かった先、交番がある交差点手前の雑居ビル地下1階。看板もそんなに主張がないので意外と分かり辛いけど、よく見たらよく行く「つけ蕎麦ぢゅるり」や独料理の「アイヒェンプラッツ」と同じビル。何回も行ってるのに全く気付かなかった…それほど目立たないということ。そして「うず担」としてのスタートは2020年との事ですが、その成り立ちは結構複雑。元々赤坂で伝説的な中華シェフの柳沢さんという方がやられていた「うずまき」という人気高級中華店があり、そこから1日1組限定4名までの「うずまき別館」ができコチラは今も多分営業中。そして、「うずまき」があった場所がリニューアル。人気だった担々麺を出すお店として柳沢さんと一緒にやっていた方が店主として始めたのが「うず担」の模様。「うず」まきの「担」々麺という事で「うず担」ですね。調べても情報がマチマチなので本当に合ってるか分からないけど大体こんな感じのよう グルグルとまさに渦巻きのような階段を下り店内へ。家庭的で女性1人でも入りやすそうな落ち着く雰囲気。左右2フロアあり、座席はカウンターにテーブル席がいくつか。思ったより広々。伺ったのは昼のピークが落ち着いた13時頃で、席は7割程埋まっていました。カウンターにご案内頂きメニューを拝見。担々麺、汁なし担々麺、ワンタン麺、(この時は)冷やし中華というラインナップで全て1100円。暑かったので思わず「冷やし中華…」と言いかけましたが、最初はやはり有名なノーマル担々麺でお願いしました。中華居酒屋の名残でしょうか、まずは突き出しがサッとサーブ。カボチャの甘酢あんかけ。これがカボチャの甘味と甘酢の酸味がナイスバランスで美味しいのよ。肉餡にもしっかり味が付いていて、全体的には甘辛のとてもいい味。普段は名物の肉団子が出るらしいですが、これはこれで美味しい。何でも前述の柳沢さんは野菜を使った中華レシピの名手ということで、これもその一環なのかしら、とか思ったり。 そんな美味しい突き出しを頂いていると、きました本命・担々麺!王道の担々麺的な見た目なんだけど、白濁のスープに自家製辣油の赤、具材の緑等とても鮮やかな彩りで美しさすら感じます。その具材ですが、実はちょいちょい変化球。白ネギ、青ネギとネギは2種類、青梗菜ではなくほうれん草、肉餡も結構粗めでカシューナッツも入りてんこ盛り。スープから頂くと…うん、間違いない!鶏ベースに白胡麻が濃厚に香り、辣油の辛味、芝麻醤?のコクもしっかり感じながらも、全体的には調和が取れて優しい。山椒も仄かに感じながらもそこまで刺激は強くないので超好み。辛味はそこまでかなーと思いつつ、段々と体が温まっていくのを感じます。そして麺をそこまで混ぜ混ぜせずに軽くひと啜り…うーん、唸る美味さだわ! 麺は極細ストレート麺ですが、何となく完全ストレートではない感じで、その為かしっかりスープを纏ってくれている印象。コシもありつつ小麦の芳醇さも感じられスープとのバランスもバッチリ!スープのとろみで麺を食べつつスープをちゃんと楽しめる感じで、でもそこまでしつこさはないという不思議な感じ。希須林の担々麺も完成形の一つと思ったけど、これまたある意味の到達点かな、と。まろやかさ、優しさを求めるならばコチラが好みという人も少なくなさそう。その後は啜りがもう止まらない!啜る度にネギやほうれん草のシャキッとした食感と爽やかな辛味も入り飽きが来ず、また肉餡が美味いのなんのって…甘辛でちょっとジャンクな味わい、奥から香る山椒とカシューナッツの食感もあり本当美味しい!麺とも絡み合えばまた別次元の美味に昇華され最高でした。確か大盛り不可だったと思いますが量的にも腹八分目で丁度良し。総じての満足度はかなり高かったです!今後とも長らくお世話になりたいお店になりました。ご馳走様で

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【お仕事ランチ探訪…溜池の裏路地に佇む親子丼の名店】 まだまだ続くお仕事ランチ。間も無く3月になろうとしておりまして時間の流れのあまりの速さに焦りを感じざるを得ない今日この頃ではありますが、今回は夏休みを目前に控えた8月にお邪魔した「比内地鶏きすけ」さんになります。通勤は勿論、基本は電車ですがごく稀に病院やらの所要がある時に車で行く事もあります。その時にいつも苦心するのが駐車場探し。兎角赤坂近辺は駐車場が鬼高い。1時間3000円で最大料金なしなんて所もザラにあってマジでぼったくりレベル。車の時はいつも赤坂パーキングという最大料金で3000円ちょっとの所に停めるのですが、結構平日は満車の時もしばしば。この日も満車だったので、ちょっと離れた溜池近くに似たような料金の平置き駐車場を発見!後で大きな罠が待っているのですが、そこに意気揚々と駐車し、時間的にもお昼過ぎだったので出勤前に駐車場近くでランチをばと思い、そう言えば行きたかったコチラの「きすけ」さんの存在を思い出し行ってみる事に。 場所は溜池山王駅の最寄り出口からだと徒歩3分もかからない好立地で、溜池の交差点にも程近い飲食店などがひしめく細い路地裏の一角でビルの奥まった所にあるので若干分かりにくいですが、見付けるとまさに都会の喧騒を忘れさせてくれるような趣深い入口が出迎えてくれます。老舗感も漂いますが創業は2004年、20年前と意外と最近。元々中華をやっていた秋田出身の初代店主が中華料理が重労働という事もあり、地元の名物・比内地鶏をメインにゆったりと出来る店を、との思いで始めたお店だそう。しかしながら、こだわりが詰まった親子丼が人気を博し、今や雑誌やネットメディア等の親子丼特集などで名店として必ずと言って良い程、紹介され結果的にご多忙な様子。現在は初代店主と共に、その姪っ子夫婦が二代目としてその味を継ぐべく勤しまれているんだそう。 その店内は、やはり木造りの優しい雰囲気で長めのカウンター席に別室的にテーブル席もある計26席。時間的に丁度、お昼休みのお客さんがはけた後だったのか、先客2名と超穴場タイミングでラッキー!カウンターに陣取りいざ注文…と言ってもメニューは親子丼一択で普通盛りか大盛りを選ぶのみ。今回は大盛りをチョイスしました。ちなみにちょっと前に夜の飲みでも利用してみようかと問合せたところ、ちょっとしたツマミはあるけど基本的には親子丼のみという徹底ぶりで、飲みの利用は断念した事も…しかしながら、とても気持ちが良い接客もありワクワクしながら待つ事、5分足らずで到着!赤塗りの漆器が大振りながらとても上品…おみそ汁にミニサラダ、お漬物が付いて1200円とコスパはかなり良さげ。ちなみに普通でも大盛りでも値段は同じなよう。 まずはベジファーストでサラダをサクッと平らげた後に、いよいよ親子丼オープン!立ち昇る湯気がまずもう美味しい!甘みと出汁、そして鶏の香りが広がりそれだけでハッピーな気分に。見た目からして卵のフワトロ具合が分かり、思わず涎プッシャーな勢い。ここは豪快に卵と鶏肉も含めてガツっと口の中にかき込めば…あーー幸せ…超絶美味し!ほんのりの甘味の中にキレのある割下の味が絶妙で、何より鶏肉そのものが大振りでまた美味いのなんのって。プリッとした滑らかかつ弾力のある食感ながら噛めば柔らかジューシー、割下や卵の味に負けない力強さ。食材は全て国産にこだわっているそうで、秋田出身の初代ならでは、秋田の比内地鶏にお米はアキタコマチ、卵は茨城の奥久慈産の物を2個丸々使っているんだとか。また割下は味醂と醤油のみで砂糖は使っていないそう。甘味は味醂と卵からくる物で、たまにある甘過ぎる親子丼のベタっとした感じは一切ないキレのある味も納得です。糖尿病的にも砂糖不使用は嬉しいポイントw そんな絶妙なバランスの上に成り立っている絶品の親子丼。食べ始めればもう止まりません。丼を抱えて一気にかき込む、かき込む!ご飯は少し固めに炊いているといい、食べている間もべちゃっとし過ぎないふっくら感をキープ。合間にシンプル具材のおみそ汁&たくあんを挟んで箸休めを入れつつ、お口をリセットしてまた再び幸福の親子丼ワールドへ突入!そんな感じで一気に食べ進めてあっという間に完食。切なさすら感じる食後感に大満足でお腹も一杯。大盛りで量的には丁度良い感じでした。名店と言われるのも心から納得して午後の活力をしっかりと頂きお店を後にしました。度々行くには若干、距離がありますが何かと今後も利用したく考えております。ご馳走様でした!