【西28丁目】”すし宮川” 札幌市中央区、西28丁目駅から徒歩5分ほどのところにある寿司店へ。 このお寿司を食べるために、飛行機で札幌までやってきました。 店主の宮川政明氏は、銀座の名店”鮨よしたけ”や、よしたけプロデュースの香港のお店で板長を務めたのち、2014年に独立。 東京・三越前のマンダリンオリエンタルにも”鮨 心 by 宮川”として出店されています。 2017年には『ミシュランガイド北海道特別版』で三つ星を獲得。寿司ファンなら知らぬ人はいない、北海道屈指の予約困難店です。 カウンターはわずか7席のみのプラチナシート。(個室は1室) 夜営業のみで、17:00〜、19:30〜の二部制。 この日は19:30〜の二部にお伺いしました。 手前にはウェイティングルームのようなスペースがあり、入って左手に個室、奥にL字のメインカウンターが広がります。 まずカウンター席に座って感じたのは、つけ場の高さ。 同じ目線でより近くに感じられ、間近で宮川親方の所作を堪能できます。 お料理は一品料理から握りまでのおまかせコース(30,000円)のみ。 まずは、カラスミをかけた”アスパラプリン”から。 ”マハタ” 昆布締めでお造りとして提供。 炭火で皮目を炙り、おろしポン酢に茗荷、ネギを添えていただきます。 食感を残しつつ、旨みを引き出す見事な仕事。 ”ミズダコ・あん肝” 大根で炊かれたミズダコ。 柔らかく煮られていますが、適度な弾力も残されており、とても好みの仕上がりでした。 あん肝は濃厚で、コクと甘みが際立ちます。 ここで日本酒に突入。もう、最高…。 ”蝦夷鮑” こちらのスペシャリテ、蒸し鮑。 煮汁と肝で作られたクリーミーなソース。 最後に、切り立て(?)の酸味の立った酢飯を加えてリゾット風に。 まろやかなソースとの相性が抜群でした。 ”サクラマス” 揚げ出汁仕立てで。 ホワイトアスパラと花山椒を添えて。 ふわっと柔らかな身。 素直に「やっぱり和食っていいな」と感じさせられる逸品。 ここから握りへ。まずは”赤貝”から。 やや小ぶりですが、酢飯とネタのバランスが絶妙。 酢飯は3種類をブレンド。 ”口に入れたインパクトよりも、余韻の長さを大事にする”宮川親方の握りは、手に取っても崩れないのに、咀嚼すると酢飯がほろほろとほどけていきます。 特に”中トロ柵付け”は、脳天を突き抜けるような美味しさ。 この日、最も印象に残った一貫でした。 酢飯を包み込むように握られたその姿は、まるで芸術品。 ガリは辛さがなく、細かく刻まれていて、まるで切り干し大根のような独特な食感。(そしてかなり好みでした) ”穴子の棒寿司”には、中に干瓢、椎茸、ガリ、紫蘇、ごまが入っています。 ふわっと甘い玉子は、もはやスイーツのよう。 ミシュラン三つ星のお寿司が3万円でいただけるなんて、むしろ安く感じてしまいました。 さらにお酒の値付けも良心的で、お会計は想像をかなり下回りました。 非の打ちどころがないお寿司。 宮川親方は口数こそ多くはないものの、物腰柔らかく、最後まで心地よい時間を過ごせました。 これだけの評価を受けるのも納得です。 またぜひ伺いたいと思います。 またここに来れるように頑張ろう。 【おまかせコース】(30,000円) •アスパラプリン •マハタ昆布締め •ホッキ貝 •ミズダコ、あん肝 •蒸し鮑(蝦夷鮑)(函館) •サクラマス揚げ出汁(ホワイトアスパラ、花山椒) 握り •赤貝 •鯵 •アカムツ •中トロ柵付け •大根漬物 •車海老 •馬糞雲丹 •渡り蟹 内子 シャリ •穴子 棒寿司(干瓢、椎茸、ガリ、紫蘇、ゴマ) •中落ち(巻物) •しじみお味噌汁 •玉 #寿司 #鮨 #2025口コミ投稿キャンペーン #sushi #さっぽろ #札幌 #予約困難店