シェフとの距離がこれほど近いお店も、なかなか無いと思います。 本日は客2人に対してシェフ1人という、旨いものを食べて飲むための贅沢な時間を過ごせました。 どの料理を思い出しても、またすぐに食べたくなってしまいます。 お酒のペアリングも本当に素晴らしかったです。 前を通っても、中にこんな凄いお店があるとは分からないでしょうね。 一日一回転のみ、最大4名までのカウンター席。 お客が入ると鍵を閉めてしまいますので、直接訪問しても予約は取れないようです。 コース1種類、アルコールかティーのペアリング付き。 先ずはシャンパン。 A.R ルノーブル ドザージュ ゼロ 料理は21ヶ月熟成のクラッタ。 余分なところを削ってから、うっすらとスライスしてくれます。 とろっとした食感。 鼻から抜ける芳醇な香り。 生ハムで無く、舌がとろけてしまいそうになる濃厚な旨味。 この一皿ですっかり魅了されてしまいました。 二杯目は ムルソー ドメーヌ・ファビアン・コシュ2016 噴火湾の牡丹海老 1日マリネしたものを、豪快に手で食べました。 海老味噌も残さずきれいに食べます。 三杯目は ブルネスコ・ディ・サン・ロレンツォ2005 馬肉のタルタル ブッラータ 台湾のレアスパイス山胡椒 15年熟成のバルサミコ、濃厚で滑らかなソースです。 白トリュフも摺った贅沢な一皿でした。 オールスターのように強烈な風味の競演ですが、ぶつかることなく完成されたハーモニーが味わえました。 四杯目は マシエリ ラ・ビアンカーラ いかめし 中にはゲソとサフランのリゾット 食べるときに最適な状態になるように、火入れも調整された一品。 五杯目は ミッレウーヴェ・ビアンコ2017 パスタ 浜中産の塩水ウニ 昆布出汁で炊いて 昆布を食べる雲丹に昆布出汁とは!なるほど。 六杯目は バローロ クラシコ オッデーロ2014 シストロンのラムと清澄白河のカブ 驚きのどこの家庭にでもある調理器具で、6時間調理の蕪。 瑞々しくて美味しい江戸野菜。 ナイフの入りが信じられないほどスムーズなラム。 この感覚を味わうと、もう他のお肉を切りたくなくなってしまうほどです。 七杯目は サクリサッシ・ビアンコ2005 再度パスタ 玉子と白トリュフ。 デザートは玉子 最後は希少なデザートワイン。 8 9 10 Gravner 2008~10年の3ヴィンテージをブレンドしたもの。 優雅な気分を味わえる、洗練されたワインでした。 #隠れ家