ずっと母が連れて行きたいと言ってくれてたお店で、今回は母のお誕生日に家族が久しぶりに集まりました。古民家を再生させたお店でお庭も美しい。バリアフリーでは無いですがテーブルと椅子で頂くのでお年寄りにも優しい。 平日はもっとリーズナブルなメニューもあるそうですが今回はミニ会席です。 先付けは秋らしい色の見事な盛り合わせで目でも楽しい序曲。これから何が出てくるのかワクワクしながら頂きました。 生ハムイチヂク、クラゲの酢の物、秋刀魚の焼き物、銀杏の蒲鉾、しんじょ、柿とほうれん草?の白和え、勝栗、田楽etc...盛り方が綺麗でうっとりします。 向付けは本当に丁度良い温度の新鮮なお刺身の盛り合わせで、中とろは脂っこくなく、鯵も久しぶりに美味しいと思いました。 煮物は海老、エリンギ、サヤエンドウ、小芋。上品で優しいお出汁がしんみり。 揚げ物の天ぷらの盛り合わせは海老、わかさぎ、さつまいも、舞茸、おくらの5種。熱々で美味しかったです。 そしてなんと言っても松茸の土瓶蒸し。 まずはそのままおだしから頂きます。松茸のいい香り。やっぱり秋は土瓶蒸しですね。そして2杯目は酢橘を少し絞って頂き、これもまた味がガラッと変わって美味しかったです。 お出汁を飲み終わってから中の具を一つ一つ味わいました。(美味しすぎて撮影忘れました)。 その後の酢の物はエノキとしめじの酢の物、カツオ、パプリカのマリネ?冬瓜の酢橘味。 ここでも盛り付けが粋だなと感じました。 ラスボスのご飯もの、汁物はあ、そうだここはお寿司屋さんと思い出される4貫。稲荷、マグロの軍艦巻き、鰻の軍艦巻き、ばってら(鯖の押し鮨)でした。 強いてゆうなら鰻が冷たかった。これが温かかったらもう少し点は伸びたかと思います。 デザートも栗の渋皮煮とかぼちゃのムースでキチンと秋らしく味も妥協なし。 そしてコーヒーも、酸味が少なくでもコクがありまろやかでここも手抜きなしでした。 また、妹が魚介類のアレルギーで一切食べられなかったのですがお刺身をローストビーフに変えてくださったり、魚の焼き物やお寿司の部分、煮物や土瓶蒸しの海老も鳥肉と松茸に変えてくださったり、いつもなら残念なメニューダウンになるはずのアレンジが、そうならない素材の変更をしてくださってとても喜んでいました。その心配りもありがたかったです。 秋を存分に頂きました。 ここはかなりローカルですが近鉄恩智駅からすぐなのもあり利便性も良いですし、お店の前は8〜9台止められます。近くにコインパーキングもあります。 また何度でも来たいです。