拝啓[グランメゾン東京]をポテチ片手に「すご、この料理全部食べてみたいなー」と思いながら観ていた1年前の僕へ。ボナペティとか言ってる場合じゃないよ、本読んで語彙力付けてまともなレビュー書ける様にして ●Station 品川 ●Budget 37,000円 ●Reservation 有 ●Order 白紙のメニュー 【スペシャリテ】 ●山羊乳のババロア ●メレンゲのアイスクリーム 1.フィンガーフード ・アーモンドパウダーのサブレ ・カラスミ 一言で言うと今まで指で掴んで食べてきた物の中で最も感動した。 2.栗のスープ ・鳥のブイヨン ・栗 ・ほうれん草 ・生ハム これ組み合わせて美味しくなるの?どんな味なの?と思ったのも束の間、衝撃的な美味さ。 素材はシンプルなのに組み合わせ方が初めまして過ぎて言葉で表現出来ない。 3.山羊乳のバヴァロア ※看板メニュー ・山羊乳にオリーブオイルと塩 ・マカデミアナッツ ・スペシャリテのひとつ ・オイルがきつくない、調味料が主役として成り立っていた この料理の岸田シェフからのメッセージは、 塩とオリーブオイルが主役だということ。 本来材料という主役があって調味料で材料の良さを引き立たせるのが料理の在り方だが、 このスペシャリテは主従関係が逆転している。 その面白さを体感して欲しいという一品。 4.クスクス ・ズワイガニ(メス) の卵持ち 感想一言:人生史上初のホロホロ度 5.タルトグランべ ・根室生雲丹 ・ホッキガイ 感想一言:雲丹載ってるのにスイーツかと思った 6.茄子のプレッセ ・フォアグラテリーヌ ・カカオサブレ ・間には茄子 ・シェリービネガーにつけて食べる これは一言では書き表せない。 なぜならグランメゾン東京にも出てきていて、ドラマを観ていた時から死ぬまでに一度で良いから食べたいな〜と思っていた一品。 どうしても一言で表すなら、最初から最後までありえない程美味しかったし、ナスとカカオのコンビネーションをここまでマッチさせる事が出来ている事に理解が追いつかなかった。 7.魚 ・寒さわら ※さわらは産卵前の脂がのった真冬が1番美味しい ソースは天然のキノコソース サイド ・すりおろしたレンコン ・中には落花生ペースト ・上には玉ねぎトマト 人生で初めて食べたさわらがカンテサンスのさわら。 さっき漁業してきたのと言わんばかりの脂ののり方と身のプルプルさ。 人生で食べた魚の中で1番美味しい。 8.肉 ・仔羊(背中上部) →キュイソン(火入れ)を1番楽しむポイント 周りしっかり中は予熱で オーブンに入れて出してを繰り返す ・トマトソース ・ごぼうメープル 話を聞いている限り、来店したタイミングあたりから焼き始めたかのよう。じっくり火入れを行ったと聞いたが、見た目はそこまで火が通ってないように見えたが食べるとあら不思議。 僕の語彙では岸田シェフのキュイソンを表現する事が出来ません、本を沢山読む事を誓いました。 ▼デザート4品 1.シャーベット ・柿 ・ねっとりとした触感の物に仕上げてる 柿を丸ごとかじってるかのような味わいで際立つ甘みがたまらなかった。 人生史上1番美味しい柿。 2.ココナッツ/ピスタチオ/エスプレッソソース ・比重とエモさの割合で変化 ・ココナッツ ・ピスタチオ ・エスプレッソソース 以上の三段階層 →下の方からすくって食べて変化を楽しむ 端的に言うと、1番不思議な見た目と楽しみ方ができる一品だった。え、何これ、味わいが楽しいってスプーンをすくった回数と同等数発言してました。 3.暖かいデザート ・安納芋スイートポテト ・安納芋クリーム ・安納芋チップス 全部安納芋なのに姿形が変わるだけで味にも変化が出ていた →スイートポテトは安納芋の味は勿論、鼻を抜けた時に広がる香りが堪らなかった →クリームは冷たいのかと思ったら温かい。。 安納芋の旨味が凝縮されていて、スイートポテトとの組み合わせが抜群。 表情の異なる安納芋が口の中で一つになった時自然と笑みが溢れた。 →チップスはアクセントとしての役割を果たしていた。スイートポテトとクリームを口の中で一体化させた時に異色のパリパリとした食感に加え、咀嚼する毎に安納芋の濃さが広がっていく。 端的に言うと世界一美味しい安納芋。 4.メレンゲのアイス ・焼いてお菓子にして砕いてパウダー状に ・能登半島の海水(塩)が掛かってる ・スペシャリテの一つ これは本当に美