美しい点心。 素材に漲るパワー、宮城の幅広い食材と土地のポテンシャルを感じられる至極のランチでした。 カウンター席のみ、ランチは1200一斉スタートで本日は6組計9名のお席でした。 蒸し餃子、大根餅、エビ餃子、フカヒレあんかけに春巻きに。 どれもこれもが、驚く美味しさ。 宮城の各地から集められたこの地の食材の底力を今日3.11に味わえることをとても幸せに感じました。 大根餅、こんなにふっくらと大根の甘味と旨味をダイレクトに感じられるのは初めて。 蒸し餃子は海苔の磯の香りやキノコの力強さを満喫。 叉焼パイ、ジューシーに、あつあつのパイとお肉かまざりあい溶け合う喜び。オススメの手づかみ最高。←流石に少し冷ましてから フカヒレ、大きい! 美しい餡と、ササニシキとのマリアージュ。これは宮城の誇る銘品。 そのままでも勿論、ご飯に乗せても、ゴージャスに楽しめます。こんなに黄金色の餡は初めてです。 春巻も初めましてのカーボネロという黒キャベツが力強く、素材がとても活かされています。紙の容器で手で掴んで食べたのも、より美味しく感じられました。 小籠包は大ぶりかつ肉汁が溢れ出し後から飲むスタイル。あー幸せ! 麺やデザートに至るまで宮城、仙台の滋味深い魅力に満ちていました。 黒森さんは、震災を機に東京から宮城にいらしてお店を始められた方とのこと。 こだわりの素材の一つ一つ、食器、全てに愛情と力強さい優しさが感じられ、大満足の2時間半でした。 丁寧に、最大限に素材を生かす、というシンプルな姿勢も非常に共感できるものでした。 ここは、確かにわざわざ来るべき名店です。