知人に紹介されて行ったお寿司屋さん。 場所が神楽坂ということもあり、非常に楽しみにしていきました。 基本18:00、20:30の交代制ということで、20:30を選択。 この日は運よく他のお客様もいなく、雰囲気の良い空間をゆっくり楽しみました。 お寿司はお任せでドリンクはペアリング。 このお店を一言でいうと、大将がとにかく、食材のことを研究していて、食べる方の健康や、 次の日の胃腸の調子まで考えられた素材、食材選びをしているということ。 お話を聞いているだけで頭が下がります。 最初は イワシの握り。 そこから3品と合わせてペアリングされたのはBikoというスパークリング日本酒。 非常にすっきりとした自然の赤味の日本酒。これはとても新鮮。 イワシと海苔 佐賀県の海苔を使いパリっとした感じとイワシのコクのある味がたまらない。 あん肝のカクテル。 低音料理にて提供。 ウニとキャビアをあしらってキャビアの塩分濃度まで計算された一品。 まるでフレンチの前菜みたい。 ここはVINCUITという干しブドウで造った赤ワインを合わせて。 茶碗蒸し 天美卵を使っていてそれはもう上品という言葉がぴったり。 この一品だけでなにやら絵にも言われぬ満足感を感じます。 コレステロール低めなのだそうです。 大分産鰤のしゃぶしゃぶ。出汁がさっぱりしていて、 大根おろし、メネギがアクセントなり、絶妙。 ここから白ワインがペアリング。 長崎 アオリイカ。 甘みがあり、シャリもここで特徴ある事に気づく。 次に スズキの昆布締め、昆布がしっかり効いていて絶妙な塩加減 シャリについては 富山のコシヒカリで大粒。それを霧島でとれる硬水で炊いているらしく、 ミネラルなどの栄養素も増すとのこと 酢は 10年赤酢 5年赤酢 赤酢 黒酢 をブレンドして仕込んでいるらしい。 千葉くろむつ 脂身が程よく残り、良いバランス。 ここで竹林という日本酒をペアリング 100年前のおちょこを使って出てきます。 握りは 大間のマグロの赤身 そして 大トロよりの中トロ マグロの質の良さと100年物おちょこでいただく日本酒のハーモニーを楽しみました。 鯖棒鮨。 これも海苔にまいてサバとのバランスが良い。 甘鯛のあられ揚げズワイガニのあんかけ ここでまたペアリング変更で、 ハイボール。 貴重なスコッチで、癖のある香りと余韻の残る感じを楽しみながら料理へ。 白身魚のから揚げにあんかけ。 ぱりっぱりに揚げられた魚にカニの出汁の効いた餡が胃を温めてくれます。 赤貝のヒモと握り 赤貝は血の部分がポイントとなる貝らしく、 その味と磯の香りと塩加減が抜群に調和している。 ここから赤ワインがペアリング AMARONE 金目鯛のゆず漬。 ゆずの香りが鼻をくすぐり、たまりません。 トロタクのおはぎ おはぎの調理法をヒントにおはぎ風にトロタクをいただく! ボタンエビのウニ漬。 ウニに包まれたボタン海老。言葉にするだけでおいしそうですがまさに至福。 にあなご。 塩味だけで提供。それが一番穴子の味を引き出すのだとか。 しじみ汁 ここまでのコースを余韻に浸りながら味わいました。 ウニとキャビアを手巻きで。 紫蘇ワカメのだし巻き卵。 いちご大福 ドブロクにみかんジュース。 この組み合わせも胃腸のことを考えつつもデザートの楽しさも持ち合わせたペアリング。 事実次の日も胃もたれもなく、非常に体調が良い感じ。 洗練された食材でお客様の体調まで考えて提供するのは至難の業。 ただただ大将の知識と知恵に感動。 接待等、これぞという機会にまた使いたいお寿司屋。おすすめです。