大阪旅行で利用しました。 中之島駅から3〜4分ほど歩いたところにある大きなビルの路面店で、広島のナカドさんで広く評価をされた高級フレンチのオーナーシェフ中土さんの新店舗とのことです。 婚約者と『記念日はもの凄くいいところに行こう!』ということで今回の大阪旅行のメインはこちらのお店を予約して利用しました。 店内はカウンター席のみ。 オープンキッチンとなっており、ライブ感が楽しめる造りとなっています。 落ち着いた雰囲気の店内は余計な装飾はしておらずシンプル。 ですが、椅子やカウンターテーブル、お皿や店内のオブジェクトはこだわりが感じられ居心地がとても良かったです。 予約したコースはおまかせコース。 一品目のホオズキからかなりインパクト強め。 さくらんぼのように食べる一品でほのかにある酸味が特徴的。 食べ終わったらすぐにお皿を下げてくださり、こちらの箸の進み具合を見て料理を作ってくださるサービスの徹底っぷりで、料理が続々と提供されました。 提供ペースとしてはベストです。 スープはトリュフ香るフレンチならではのスープで、口当たりが滑らか。 白エビとキャビアの小皿料理は贅沢にキャビアが使用されていて、程良い塩気がお酒との相性が良い。 ビールが進みます。 宮崎のフカヒレと蕪の温菜は魚介コンソメの味付けが良く、ホッと温まります。 河豚と白子を使用された一品には菜の花ソースが使われていたり、広島県産のむきたての牡蠣のフリットなどの海の幸を使用した料理もお見事。 特に牡蠣のフリットは他ではなかなか楽しめない旨味と食感を体験でき、感動に値します。 安芸高田の鹿のタンは獣臭がなく、牛タンに近い食感ですが、強い旨みが特徴的で好みのジビエ料理でした。 徳島県産の天恵菇はかなりジューシーで、噛む度に香りが鼻から抜ける味わい深い一品でした。 千葉県産の蛤を使用した貝出汁のお吸い物はほんのり柚子の香りがし、温まりました。 咀嚼しやすい大きさにカットされたイカとトリュフにパルメザンチーズと卵黄をグチャッと混ぜて自家製のパンでいただく一品も微妙。 食感が楽しく、クセになるトリュフの香りとパンのフワッとした食感がやみつきになります。 逗子の鰆と新玉ねぎのピュレは砂糖や塩を使わず、新玉ねぎをじっくり煮詰めて出した甘みと香ばしい皮とふっくらとした身が特徴的。 それぞれの食材の良さを一度に楽しめた一品でした。 お口直しのマイクロベビーリーフで口内をリフレッシュした後に提供されたのがメインの竹の谷蔓牛のサーロイン。 非常に希少な銘柄で旨味がとにかく強い。 ソースも塩も必要ないぐらいの旨味でこれまた感動。 鹿児島県産の蟹とトリュフ、バルサミコ酢を混ぜたご飯もの。 程良い塩気の生ハムと一緒にいただきましたが、上品な香りと生ハムの相性が良く、箸が止まりません。 なんとおかわりもできるとのことでしたのでおかわりまでいただいちゃいました。笑 デザートはオレンジベースのグラニテと広島の苺を使用したスイーツ。 前菜からデザートまでこだわりが感じられる素敵なコースでした。 スタッフの方々との会話も楽しく最高の時間を楽しめました。 ご馳走様でした!