広島旅行で利用しました。 八丁堀駅から少し歩いたところにあるフレンチです。 知人からのおすすめでどうしても行ってみたかったのですがようやく利用することができました。 店内は個室席とカウンター席があり、カウンター席ではシェフの調理シーンやシェフとの会話が楽しめます。 普段フレンチをあまり利用しないのでやや緊張しましたが、シェフやスタッフの方々がとても親しみやすく、すぐに緊張が解れました。 今回はランチコースにペアリング(50ml)を付けて利用。 菊芋のスープカプセルからコーススタート。 お腹の調子を整え、独特な食感と風味が楽しめます。 野菜のプレートやパニスなど、フレンチらしい見た目がとても美しい。 食材にはとてもこだわられていて、北広島やお店が育てた野菜などを使用されているとのことです。 シェフの方がサラッと説明されていましたが、お店で食材を育てているというのにはかなり驚きました。笑 フグや牡蠣など贅沢な食材を使用した料理もいただきました。 独特の食感が楽しめるフグと牡蠣ですが、フグにはトマトソースと粉末状のピリ辛辛子大根を、牡蠣にはキャビアライムと紫蘇が乗っており、真牡蠣を使用されているとのことです。 牡蠣自体今まであまり食べる機会はなかったのですが、この牡蠣はかなりの美味しさです。 瀬戸内ブラウンマッシュはじっくり発酵させたものを使用されており、酸味のある味付けと品のある香りがやみつきになります。 続いてふっくらしたパンといただいたトリュフとイカの逸品。 白ワインソースと卵黄ソース、パルミジャーノチーズとトリュフを使用したこれまた贅沢なメニューで、まろやかな風味とパンの相性が抜群! 自家製のバターも美味しくてパンをお代わりしてしまいました。 ジャスミン緑茶カモミールのグラニテがお口直しの品として提供されましたが、こちらにもこだわりが感じられました。 ふわっと香るジャスミンが全身にゆっくり染み渡るような味わいで、文字通り癒される一品でした。 魚料理として瀬戸内で獲れた鰆、通称サワライダーを使用した一品。 焼きネギとフュメドポワソンソースと肉厚でも柔らかい鰆、オイリーですがとてもヘルシーで味わい深いです。 そして、お次は広島猪のフィレ。 猪を食べたことがなかったのでやや警戒しましたが、獣臭は全くなく柔らかい食感がとても印象的でした。 旨味があるソースも特徴的で、香りがよくてソースまでしっかりいただきました。 今回利用した中で特にお気に入りなのがステーキ。 繊細ながらも力強さを感じるギュッと旨味が詰まったステーキは柔らかく、ソースをつけた時とつけなかった時とで違った楽しみ方ができて2度楽しめました。 他の料理も充分すぎるクオリティですが、このレベルのステーキはなかなか食べれないだろうなと感じました…! デザートはいちごスープ、バラのエキスのゼリーを使用したもので、最後まで美しいラインナップ。 そして、黒糖のカヌレも登場。 一口サイズのかわいいサイズですが、黒糖の香りが強く、インパクト充分! ペアリングしていただいたドリンクの数々もソムリエの資格を持つオーナーシェフ直々に選び抜いたもので、世界の銘酒をじっくりと楽しむことができました。 期待以上のフレンチで、ランチタイムから大満足な内容でした! ご馳走様でした!