Sのロック1,000円@らぁめん矢 ロックンビリースーパーワン 【鶏呑と書いてロックンビリー】 満席の19:36に入店。 店内待ちはゼロだったが、9席の中、食べているのは僅か3名。 つまりは6人が着席待ちの状態。 嶋崎氏の所作を見つめながら待ち、真正面の特等席に19:49着席。 すると、スープが残り少なくなったのか、突如厨房内で慌ただしい動きが。 更に20分程待って、初となる塩が嶋崎氏より漸く手渡された。 クリアーに澄んだ塩スープは、尼ロックとは違う縁に青い彩りが施された器が使用され、なんとも美人顔な面持ちだ。 麺投入前のスープへ鰹節をフワッと入れ、提供前には柚子を擦り、丼縁にもそれを少し回し付けるのがポイント。 トッピングには、穂先メンマ・アーリーレッド・三つ葉と鶏肉。 3度程に亘り投入される鶏油とスープが混じり合い、口唇にしっとりとした膜を付けながら、極上の液体が胃の中へと落ちていく。 麺を啜らずに確かめるように何度も蓮華を動かしていたら、隣席の女性にガン見されていたので、漸く箸を動かし始める。 柔めの多加水麺はスープの持ち上げが良く、トッピングが無くとも一気に啜らせる力強さ。 デッド飲みの際に、縁に付けられた柚子が最後に良い仕事をしてくれて、素敵な余韻を残しながら退店。 「鶏と水」とよく言われるが、ワンタンが「雲を呑む」と書かれるように、ロックンビリーのラーメンはまさに「鶏を呑む」ものと言えよう。 近所で気軽に食べられる奇跡に感謝。