鉄人 道場六三郎の系譜、伝統と創意の割烹。 銀座「ろくさん亭」の料理長を務めていた宮永氏による独立店。 賑やかな西口ソニー通り沿いの控えめな外観、 しかし、店内はいい感じの世界観。 達筆な筆書き献立、昆布の箸置き。 料理を待つこちらも気合と期待。 そんななかで 人あたりの良さそうな女将の明るい接客にほっこり。 そして調理台と同じくらいの高さカウンターはライブ感あり。 ■卯月お献立(19,800円/人 ド別) ①細魚(さより) 赤貝 平貝 車海老 烏賊 雲丹 菜の花 キャベツ わさび 春菊 茗荷 ②五食野菜 鯛 花弁独活 ③皮剥ぎ ブツ切り 肝ポン かつを藁焼 ④カニクリームコロッケ 蕗の薹 ⑤トマト焼きホタテ ⑥キンキ煮付 独活 ごぼう 木の芽 ⑦京都白竹 合鴨 白魚 有馬山椒 ⑧炊込み酢飯 タチウオ 赤出汁 漬物 ⑨苺大福 胡桃 ①皿目の多品目の前菜で、一つ一つの洗練が伝わりました。 とにかく研ぎ澄ました和食の世界。しっかりと春の香りを感じました。 ③皮剥ぎ、表面を炙って香ばしく、 肝ポンのマイルドに広がる香りが絶妙でした。 ⑦見た目で多いに楽しませてくれた白竹 筍の皮を帆のように立てた佇まい。 熱した石の上に筍と餡で包んだ合鴨が感動的でした。 ⑧は工程がよくわかりませんが、炊いた赤酢の飯に太刀魚。 おかわりして、釜に残った御飯はおにぎりにして その後のスナックのママにお土産しちゃいました。 大変美味しかった。 最後に随所に感じた出汁の取り方。 こんなに優しく深い味わいは、自分の舌のモノサシが変動しましたね。 勉強になりました。 季節に応じたものはもちろん。 材料の品目数が大変多く、なにか”季節を食べた”という感じでした。 #西五反田 #割烹 #日本料理