中島俊朗

中島俊朗さんのMy best 2024

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東京都

居酒屋

中島俊朗

【東十条 値段のわからないヴギウギな最高の居酒屋】  東十条の知る人ぞ知る居酒屋 酒だるさん。 老齢のご夫婦お二人の何とも言えないお人柄と、美味しい料理。酒。そして〆て、どう計算してもおかしいでしょうと思うしかなく安い会計。 遠方からでも訪ねて行きたい最高の居酒屋です。 ®️友のIijima さんに4名で予約をしていただいての初訪問。  こちらは何と言っても予約必須です。 私達は開店の前に集まり、奥さんが暖簾を出すと同時に雪崩れ込む様に入店。 既に角の唯一のテーブル席には焼きおにぎりに細巻きが盛られた皿と、各自のお通し的な小皿が置かれています。 最初、正直言って鼻からご飯物が?と、訝ったのですが、 焼きおにぎりを一口食べて、味わいにびっくり。 当然冷めていますが、じわっと焼きおにぎりの焼き米と醤油の旨みが噛み締める度に滲み出てきます。細巻きは乾いていたので、仕方なし。  先ずはビールで乾杯!沢山の品書きが壁に貼詰められていますが、料理は当然大将にお任せ。 店内は長いカウンターの席と、面した場所に小上がりの座敷。掘り炬燵式ではないので、ご注意。  何組かの若い男女が顔を覗かせますが、予約で満席とやんわりと断られて帰って行きます。カウンターの端では、私達が入る前から既に居たお年寄りがラヂオの音量も大きくして、独りちびちび酒を飲んでいます。昔からの常連さんのみの特権なのでしょう。  そしてどんと刺し盛り。 本マグロ赤身、サーモン、あじ、真鯛、ぶり?…なんだっけ?刺身の質、美味しさには驚きました。綺麗な刺身。 そして美味い…都内の昨今の居酒屋などなどでこれだけの刺身は、とんでもない値段を取られます。Kunie さんの投稿で、〆て安いとは聞いていましたが、ちょいと不安。  この後、あん肝、煮物、唐揚げとカニクリームコロッケ、馬刺し、ブリカマ。 予約のお客さん達が続々と入店して来た中、よくこれだけの料理を次々と出してくれるものです。 大将と女将さん、お二人の素晴らしさよ!  料理は全て美味しい。中でも、唐揚げ、煮物、ブリカマが気に入りました。唐揚げが最高!普段、食べる方ではないので、そっと箸をつけましたが、美味くてパクパク!自分でも驚きました。  普段の量より遥かに食べて飲みました。 女将さんに投了を宣言! 忙しく動き回っている女将さんに妻が会計を聞きに行き、手渡されたメモに一同、驚愕。 あれだけ飲んで、食べて、これは可笑しいでしょうって。 これで良いんですかと、何度、確認しても変わらない。 本当に笑うしかありません。  おまけに柿を剥いてくれ、お土産に焼きおにぎりとゆで卵、唐揚げをパックして渡していただくなんて… 本当に感謝しかありません。  大将、遠路、多摩は日野から訪れたことを知ると、最後に入り口側に置いてあった、生姜せんべい一袋を妻に「お土産!」と、ほいっと渡してくるださった。 なんと気持ち良い店か! 訪ねた人が一度でファンになるのがわかります。  ご馳走様でした。 必ず、また伺います。 遅くなりましたが、今年の初投稿。 元旦からの北陸、能登半島、日本海沿岸で続く地震の大きな被害。お見舞いを申し上げます。 #東十条グルメ #酒だる #焼きおにぎり

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東京都

日本料理

中島俊朗

【流石"さ行"最高の料理と人柄。赤坂のは暮れ行く。】  赤坂の路地裏に潜む名店、"さ行"。 一つ一つの料理、器、盛り付け、提供の仕方、ご兄弟の直向きな人柄あふれる最高のさ行を堪能いたしました。  Iijimaさんを通じてkiyo.Iさんのお席にお呼びをいただき、夫婦で伺いました。 連れられて進む赤坂の裏路地。暗闇に浮かぶ白い看板。  普通には予約が取れない店。さ行を気に入り、お店にも信頼されたkiyo.Iさんとの関係があってこその会。 個室に案内されて、数々の料理の美味しさと、トータルの量についてレクチャーを受けます。 持ち帰ることを前提に容器まで用意されているとのお話。 それが大袈裟ではない事を、直ぐに思い知らされました。  料理は一品一品、繊細で心の込められた逸品が綺羅星のごとく続きます♪ さ行のお二人は兄弟。お兄さんに主に説明をいただくのですが、品数の多さに覚える事は叶いません。 名前を聞き取る以前に、最初の八寸の登場から季節の節目に準えた盆、器、飾り付けに目を奪われました。 立春の節分を著す豆が敷き詰められた升に乗せられた小皿、小鉢。松に鰯。厄除けと吉をねごう一文を添えての賑々しい盆。どれも美味しいのですが、ホタルイカ、カラスミが一番印象に残りました。急いでビールから清酒に切り替えて味わいます。ほんの少しでしたがカラスミは絶品。しっとりとした舌触りを酒と共に楽しみました。  押し寿司の木型を上手く使った盛り付け。 松、梅、扇に見合った彩の品が心を込めて置かれています。 もう、ここら辺でお腹はかなり朽ちてきた模様。 kiyo.Iさんのアドバイスを受けて、お店でいただくもの、家に持ち帰るものとを妻と相談しながら凡そ決めます。  大きなエビフライは、衣の部分も海老のすり身を纏わせた品。海老のソース、海老の殻を使った塩でいただく、まさにエビ尽くし。  ロイヤルコペンハーゲンの皿にポークソテー。 柔らかく上品な焼き具合の逸品。そのままで食べて良し。 マスタードを添えても良し。温泉卵を溶いて漬けて食べるも良し。  筍とホタテのご飯、うなぎのいなりは、完全に持ち帰り。 うどんの茶碗蒸しは、そう言うわけにはいかないので、頑張ります。  次々に出されるデザートの数々。 帰宅後、日を改めて早いうちにいただきました。 いちごのフルーツサンドは絶品。今まで食べたフルーツサンドの中でも飛び抜けて秀逸です。ボリューム、質共に素晴らしい。  さ行さんのお兄さんは、これらの料理を持ってこられる度に「ついつい作り過ぎちゃって、すみません…   何時も多すぎるって言われるんです…」と仰います。  お二人が本当に料理が好きな事、集う人の美味しい顔を思い浮かべながら作られている事、そして誠実な人柄が伝わります。  とても食べきれない程の料理とデザート、そして多彩なお酒をいただきながらのお支払いの額には、恐縮するしかありません。ほんとにこれで良いの…  美味しかった。 次の日の朝、昼、おやつ。混ぜご飯は冷凍してお弁当に。 数食分、重宝させていただきました。 美味しさと素晴らしい余韻、お集まりの方々との交流。 本当にありがとうございました。 ご馳走様でした。 #赤坂グルメ #さ行 #ダブル師匠 #CHAGE&ASUKAKASUKA #食べきれない夜