銀座駅 B6出口より徒歩2分。 並木通り沿いにあります。 厳選した四季の食材を使用した絶品の日本料理がいただける『銀座 杉もと』さん。 記念日に予約して伺いました。 店内は落ち着きのある洗練された空間。 食材はもちろん、調度品、器に至るまで厳選されていています。 白木の素敵なカウンター席に案内いただきました。 先ずは生ビールをオーダー。エビス生。 この雰囲気の中、薄はりのグラスでいただくビールのなんて美味しいこと。 いただいたのは、 師走の献立 20,000円 スタートは河豚。 ■炙り河豚の白子かけ・ふぐ皮煮凍り・柚子胡椒のジュレ 厚切りの河豚炙りを、白子と一緒に。 食感と旨みがたまりません。 シャーベット状の柚子胡椒のジュレがまたとても良いんです! ふぐ皮の煮凍りは、最初硬めの弾力。これが口の中の温度で溶けるんです。 口の中がこの上なく幸せです。 ■牡蠣の豆乳スープ・聖護院蕪 牡蠣が優しく香る豆乳スープ。 柔らかくとろける聖護院蕪。 あ〜幸せ。 ■雲丹パン こちらは手でいただきます。 揚げパンに生うにという組み合わせは初めてですが、これがびっくりするほど美味しいんです。揚げパンのサクッとした食感。広がるうにの香りと旨み。山椒の香りもほんのりと。 視・聴・嗅・味・触とまさに五感で楽しめる一品です。 ■本日のお造り ・めぬけと煮こごり ・カワハギ、肝、白ポン酢ジュレ ・ミンククジラ ・シメ鯖 花穂紫蘇が香るめぬけ、柔らかく甘いミンククジラ、生でいただけるのを軽くシメた脂ののった鯖。 美味しくてただただ笑顔。言うことなしです。 ■真鯛のエスプーマ・慈姑くわい煎餅 ふんわりエスプーマに慈姑煎餅の食感がとても良い。 大将の手にかかると、真鯛がこうなるんだなぁ。素晴らしい! ■本鮪の手巻き寿司 明石の海苔に、赤酢のしゃり、そして漬けにした大間の本鮪です。 多めのワサビを全体にのばしていただきました。 手巻き寿司ですが、本鮪を美味しく食べてもらいたいとのことで赤シャリは少な目です。 マグロの旨さ、海苔の香り、こちらも最高です! ■明石の生きている生海苔と数の子 ■明石の茹で鮹、黄ゆずこしょう ■大黒しめじの胡麻白和え・いんげん・焼き柿 ■生唐墨と生湯葉 ■煎り豆腐 磯の香りが広がるまさに生きた海苔、黄柚子の香りがとても良い茹で鮹、どれも素晴らしいの一言。 ■活け香箱蟹の日本酒漬け あえて蒸さずに酔っぱらい蟹で提供。 外子と内子、西京漬けが添えられています。 手で持ってチューチューと旨みを吸いました。 ■寒鰤の金山寺味噌焼き 味といい香りといい最高に美味しい一皿です。 ブリの骨で出汁をとったふろふき大根と梅京人参も添えられた、なんて贅沢なぶり大根でしょう! ■鱶鰭の姿煮和食仕立て 和食仕立てのフカヒレの姿煮、初めてです。 添えられているのは、素揚げした舞茸、姫人参。 出汁の旨みを吸った、ほんのり生姜も香るとっても美味しい鱶鰭です。 ■食事 福島産の蕎麦粉を使った十割蕎麦。 豊かな香りと味。 十割独特の舌触り。なのにしっかりしたコシ。 これってすごいなぁ。 ■デザート ・酒粕のババロア しっかりと酒を感じるババロア。 そして、甘さ控えめな小豆とフローズンマンゴー。 デザートまで素晴らしい。 ビールの後は日本酒を。 ●あどそ ●飛露喜 純米大吟醸 ●醸し人九平次 協田 なかなかお目にかかれない入手困難な日本酒たち。 みな素晴らしい。 どれももう本当に美味しくて、それはそれは幸せなひと時でした。 料理の見た目や味はもちろんのこと、食感や香りもとても大事にしているのが伝わります。 そして、敷居の高さを感じさせない大将や女将の人柄。 最高のもてなしをしていただきました。 非の打ち所がないとはまさにこのこと。 今年の締めくくりにふさわしい最高の食事が楽しめました。 とても美味しかった。 ごちそうさまでした。