小澤 英樹

小澤 英樹さんのMy best 2024

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東京都

ケーキ屋

  小澤 英樹

葛飾区役所近くに2022年9月オープンしたパティスリー「églantine」。 シェフは平成初期にフランス各店での勤務期間中にコンクールで銀賞2回。 さらに帰国後も洋菓子メーカーの製造部門長として在籍中にコンクールで金賞2回受賞。 その後岩手県にお店をオープンし、人気店に成長。豊富な経験値を有するシェフのお店だ。 訪問した日は桜の満開の時期にドンピシャで開催された桜祭りの日。周辺の人も大変多く、店頭でもテイクアウト専売品も販売中。実に タイミングの悪い時期の訪問となり、お目当てのプチガトー類も在庫が少なめだった。 その中でもショートケーキは売り切れ。やはりフランス菓子店でもショートケーキは揃えざるを得ないほどの人気だ。 この日は3種購入。 「シャモニー」は外観はショートケーキのように見えたが、チーズケーキ。 ナッツの香ばしさを活かしたビスキュイ生地をベースに、チーズクリームをたっぷりとオン。 その上にホワイトチョコ(?)のクリームを乗せて、油脂感と奥行きを付与。 さらにラズベリーの酸味で味のキレをプラス。小さめでもそれ以上に満足度が高かった。 「"é"プディング」は表面は硬め、スプーンを入れると内部はとろけるように変化。食感のコントラストが特徴のプリン。 ”濃い卵”を食べているような気持ち。この小さい容器に数個分の卵が入っているような印象だ。 食べ進むとほろ苦いカラメルが底面から湧き出るように広がる。甘味とのコントラストが良かった。 シュー・ア・ラ・クレームは、上部をカットし2種のクリームをきっちり充填。 ふんわり生地の表面からローストナッツの香りが広がり、軽めのクレームシャンティは乳の香りが縦に広がる。クレームパテシェールは、そこに卵の深みが加わり、いつまで舌の上においておきたい味わいだった。 お店のHPなど、シェフの経歴は出てこないようだが、この実力と経験値はもっとPRされても良いのではないだろうか。 #葛飾区オススメパティスリー

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東京都

カフェ

  小澤 英樹

渋谷駅近くの裏道にある「ティームースHAMMOCK」はテーブルクロスの敷かれたカフェスペースは席数約30。この界隈にしては広めだ。 訪問は平日日中。訪日客等で駅周辺の飲食店はどこも騒々しいほどの活気に溢れている中、客も少なく、カフェらしい落ち着いた雰囲気を保っている。   この日ショーケースに陳列されたプチガトーは9種。迷わずここでもショートケーキ。 薄めのジェノワーズ生地でたっぷりのクレームシャンティを上下にサンド。 大きめの苺は扁平状にカットせず、サイズを活かした配置。苺に合わせたクリーム層の厚みもあり、紅白の断面が、絵のように美しい。 クリームも油脂と乳の味わいが舌にしっかり乗るリッチな味わいだった。   渋谷駅近くでゆっくり紅茶やコーヒーとスイーツが楽しめる貴重なお店だろう。開店は1985年。開発と変化が激しい中、よく残ってくれたと思う。 #渋谷駅オススメカフェ #渋谷駅オススメスイーツ #渋谷駅オススメショートケーキ

  小澤 英樹

南海難波駅近くに2021年オープン喫茶店ナンバリボン。 「カフェー」とあるので昭和の娯楽的喫茶文化を継承したお店かと思いきや、ホテルの1Fにオープンした比較的新しいお店だった。  赤色の席に輝度を抑えたゴールドを背景したバーカウンター。昭和のゴージャス系喫茶を彷彿させる色遣いだ。 訪問は平日夜20時半過ぎ。洋食メニューも充実しており、ゆっくり夜ご飯を食べたい需要にも応えている。 そしてカウンダーの隅にはケーキのショーケースが。甘党としては見逃せない。 「リンゴ」はイチゴのジュレを包んだムースに、りんごのソテー入りのジェノワーズに、ベースはビスキュイ生地。 軽い食感でも満足感のある甘味とクリーム感。イチゴのソースが酸味のアクセントとなり 真紅のツヤのグラサージュが食欲をそそり、テーブルの上を華やかに彩る。 ショートケーキは、ジェノワーズを四角型に構築し、センターにイチゴを配置したユニークな形。弾力のある生地にしっかりとした甘みのクリーム、ケーキらしいずっしりとした堂々とした味わい。ケーキらしいケーキの印象だ。 そして、奥にはビュッフェ台が。モーニングは食べ放題を実施している模様。夜でも明るい内装が、朝はより明るさを増してみえるのだろうか。 #南海難波オススメカフェ

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山梨県

スイーツ

  小澤 英樹

山梨県北杜市の旧甲州街道台ケ原地区にある和菓子の金精軒。建物は宿場町の旅籠屋を改装し明治35年開店。 地元の方には人気の生信玄餅が人気だが、本店に来たなら食べたいのは水信玄餅。提供しない日もあり、この日は偶然にも提供日。   サントリー社の飲料の品名にもなり、知名度を一機にあげた南アルプス水系の天然水をゲル化し、プルプルに。   消費期限はわずか2分程度、さらにこの日は猛暑でさらに短く、おそらく数十秒。  素早く写真をとり、口へ。プルプルのほんのり甘い水が徐々にゲルが壊れて、ほのかに甘い水が口に広がり、味わえる時間もごくわずか。でも溶ける食感が非常に心地よく、これは集中して味わいたい。 以前は商談スペースであった2階は今ではイートインスペースとして開放。 気候のいい日は旧街道の雰囲気を楽しみつつ表で食べるか、旧旅籠屋の雰囲気を楽しむべきか、贅沢な悩みである。 #山梨県オススメススイーツ #山梨県オススメカフェ