長らくの宿題店でした。 青二なんちゃらと読んでしまうくらい知識のない私、識者の方々から何度もオススメされてましたがこのお店に来るには事前に「並ぶ覚悟」が必要なのでしっかり気を高めて行って参りました。 最寄りは相川、岸辺、正雀、JR吹田の4駅からほぼ全て徒歩15分ほどの距離。足がないなら結構歩きますがお店に辿り着くまでの期待感と食後における余韻の15分と思えば丁度いい距離とも言えるでしょう。 オープン時間は10時半で15分ほど前に着きましたが既に10人以上の待ちでさすがの知名度です。ここは店外や店内などのルールがしっかり定められてる(常識の範囲内です)ので列の作りもスムーズ。最後尾はガイド表などを渡されるので客同士の暗黙のルールなどへの不安も一切なくお店に着いてしまえば後は流れに任せるだけです。 【にぼしょうゆ】 ここは坦々麺がオススメとも聞いてましたが初めてならしょうゆだろうと思って構えていたら限定ににぼしょうゆがあったのでそちらをチョイス。トッピングに豚バラチャーシュー。 にぼ系と言っても魚粉山盛りとかそういうインパクト寄りではなく煮干しの風味を感じさせつつもしょうゆの深みはしっかり残してコクを感じさせるスープ。技術的な事は分からないので説明のしようがないですが煮干しが出す旨み過剰な嫌味さを感じさせない飲みやすさが嬉しいですね。 そして麺なんですがこの麺すっげー美味かったです。私がたまに行くお店って不思議と太麺に偏るんですがここのストレート細麺?は私のような素人にも美味しいって分からせる喉越しの良さがありました。加水量とかの知識が分かればもっと深く楽しめそうな予感。 チャーシューはどちらも抜群の美味しさ。特に最初から入っているレアチャーシューの肉感が凄くて歯茎が喜ぶ弾力。それでいて肉のうま味もしっかり感じさせてにぼスープとは異なるうま味の重なりが口福を呼ぶ。全チャーシュー盛りの肉祭りも魅力的でしたがレアチャーシューだけで十分満足してしまったので肉祭りは次回への課題として残しておきます。 【ほわっちゃー!】 青二犀をオススメした®️友が告げます。ここに来たら焼き飯も食え!なんかもうミッションが重なりすぎてマルチタスクが苦手な私の脳みそがオーバーフローしてしまいそうですが焼き飯の中でも限定扱いの「ほわっちゃー!」に挑戦です。 通常の焼き飯に卵を2個追加して作り上げる焼き飯なので炒り卵みたいな硬い卵だらけになるのかと想像していたらふわふわのほわほわ。絶妙にトロっとしてて私の知る米を卵でコーティングする用途のパラパラ炒り卵とは全然違う。ほわほわのチャーハンでほわっちゃー、そういう事ですよね! それにしてもこの焼き飯、驚愕の美味さです。卵は半熟に近いのに熱と油を加えた卵特有の風味はしっかり伝えてくれますし油もかなり使ってるハズなのにベトつきを感じさせない。しっとり系のチャーハンは個人的に好みですがこの焼き飯はしっとり系の完成系なのでは? 総評です。分かってました!美味しいのは!(笑) いや、分かってはいてもどこか懐疑的になってしまうのが私の悪い所ですがそれにしても美味しかったです。ラーメンも一つ一つの要素がちゃんと個性を持っているのに合わさっても何かが突出して台無しにならないバランスの良さ。それでいて食べていてどの具材からもテーマが伝わる解像度の高さ、まさに珠玉の一杯。 何より衝撃を受けたのが焼き飯の美味しさでした。これもうラーメンのオプション要員として考えるのは無理があるくらい主役を張れる完成度。個人的にラーメンに飯物はあまりオーダーしない私ですがここだけは焼き飯はマストと言い切れます。 そのラーメンや焼き飯の美味しさだけでなく店長さんやスタッフの接客も丁寧で朗らかな対応。人気店だし多忙を極めるお店なのに嫌な顔一つなくスタッフは言うに及ばず店長さんまで声出しの徹底がなされていて高くとまった驕りを一切感じさせない感じのいいお店でした。そりゃ通いたくなりますよね。 思ってた以上にラーメンの種類が豊富なのでまた行きたいと思います。次はアレを、その次はアレを、まだアレは食べてないなーなど熟考する楽しみのあるお店ですね。ごちそうさまでした。 #青二犀 #ラーメン #焼き飯ヤバウマ #吹田