3年くらい前かな、このお店にRettyの名だたるラーメンマン達がこぞって訪問してたのが記憶に焼き付いてます。歴戦の彼らを夢中にさせるラーメンとはどれほどの物なのか知ろうにも平日オンリーとあっては高嶺の花。ですが今回年度末の駆け込み有休で行ってみました。 近くにも異常に行列のできてるラーメン屋もありましたがとりあえずチェックだけして今回は当然こちら。店の前には待ちはありませんがここは整理券を発行するお店なので券を受け取ったらその時間が来るまで他所で時間を潰すだけです。幸いここは梅田や天神橋筋に近いので時間は幾らでも潰せます。 13時に受け取って14時40分指定 平日のお昼時を外してるのにこの待ちは何事かと思ったらそれもそのハズ、コロナ対策も兼ねてかカウンター3席とテーブル席2基ほどでキャパは全然ありません。時間に余裕のない人はPP狙いで行くしかないみたいですね。 オーダーしたのは塩チャーシュー。予想ではただのチャーシュー増しかと思ってたらチャーシューに加えてヘタもたっぷり入っててこれで260円増しは安くない?とちょっと驚き。 スープ、これ私の好きなタイプです。塩と言っても尖った主張はなくむしろ円やかでその豊かなコクは食べ始めの舌の先から喉の奥へと流れるほどに味わいは増すという時間軸を伴う美味しさ。途中、喉から鼻腔へと立ち昇るシソのほのかな香りが次の一杯を受け入れる下準備を施す。 スープと麺のバランスは絶妙でスープの美味しさに弾力が加わる事で口の中でスープが弾けるように周囲をスープ色に染めていく。喉の奥に流し込むだけのスープではなく口内に広げる為の麺の存在、ラーメンの醍醐味ですね。 スープが美味しいからと言うのもありますが麺はあっと言う間になくなります。でもそれでガッカリさせないのがこのラーメンの良い所。チャーシューはもとより味玉も絶妙で崩しながらスープに混ぜていけばそれだけでちょっとしたご馳走。チャーシューはたっぷり入ってるしいつまでも楽しめる。クライマックスは麺を食べ終えた後も持続します。 総評です。 平日だけなんてひどい! まずそれが私の感想(笑) 一見して凄みというのは見えてこない。でも食べてみると分かるスープ、麺、具材のバランス感覚。単体で成立する美味しさでありながら一つに纏まる事で更に美味しくなってる。私がもっとラーメンに詳しければこのスープの美味しさや正体を雄弁に語れるのですが今は「美味しい」としか言えません。 素人に「美味しい」って言わせた時点で勝ちやんね。 これだけのラーメン、その人気は当然。でもお店に奢りは一切なく愛想のいい大将と腰の低い奥さんの温かい接客に私のような流れ者でもホームのような居心地の良さを感じました。 基本私がラーメンのスープを飲み干すような事はないのですがこのお店のスープは飲み干してしまいました。「全部飲んだら体に悪いだろうなぁ・・・」と思っても手が止まらない。美味しいラーメンは魔性ですね。ごちそうさまでした。 #ラーメン #平日オンリー #中津 #整理券システム #穏やかな接客 #次はヘタめしを #次っていつや