久しぶりに大ヒット、いやホームランのフレンチ。真夏の帰省、そのまま来たのでティシャツ(それでも割とちゃんとしたやつ)ですいません。少しいい格好して行くべき店です。 大阪駅近くには第一〜第四ビルまである。どれも昭和何年に建ったのか街のど真ん中なのに古びた造り、そんな洒落た店などないっ!はずだった。ここはその第一ビルの一階にコロナ騒ぎの最中に新しくできたフレンチレストラン。白い石打ちっ放しのエントランスからオシャレな空気が伝わってくる。エルメスがプロデュースに関わってるらしいのも納得、内装•食器ともに素敵である。 目の前での整えられる料理はどれも素敵な見映えで、作ってる男性シェフが見えるせいか「こんなん作れたら料理も面白いんやろうな」と何度も思う。コースの中身は記憶力の弱さから不完全なのだが、最初のとうもろこしづくしのムースから心を掴まれ、次は何かと思ったらエルメス?の箱に入ったフォアグラの最中〆じ?ボリュームも満点で贅沢この上ない。ここから先も全て目を見張るのだが、驚いたのは「ルネッサーンス」と言いたくなるような大きめのワイングラスに注がれたお茶のような飲み物。これ、焼き茄子のスープ驚きと美味さが襲ってくる。それに付いてきた青さの揚げパンがもう絶品。正直これだけ食べ続けたいと思ったほど。メインの鴨もデザートの桃のコンポートもホント美味いんだけど、揚げパン美味すぎた笑。 コースとして絶品ながら3,800円という驚きの価格設定。夜はお高いのかと思いきや、4,600円とな。いやー驚きます。忙しそうにするシェフと話はしていないが、店外まできちんと見送ってくださり、感じも良かった。ということで再訪確実な素晴らしい店である。