あんなとこにすごい店が!と噂は予々聞いていたものの、予約取れない敷居の高い店と縁なく過ごしていました。が、偶然にも伺える幸運に恵まれました。 お店は10人カウンター席にギッチリ初めてさんのグループが座り、揃ったところでコース スタート。 なんだか不思議な緊張感。どきどき 期待度が高すぎたか、先付け小鉢4品は想定内の美味しさ。ただし、お寿司は本当に最高!自分は瀬戸内育ちなので、基本寿司は鮮度が命。今回の様に手をかける仕事寿司には、意を唱える派だったが、すし飯が口なかで解け、ネタの味は 素材を最大限に生かす、主張し過ぎず丁寧な仕事を感じさせる。「鮮度がよければいいんじゃないんだよ!」寿司に芸術性を見出す気持ち、初めてなんとなく理解できた気がする…勉強不足ですみません反省。 選び抜かれた器、ご主人の無駄のない動き、細やかでさりげない気配りに、いぶし銀の華やかさと和やさが場を包み込む。帰る頃には満たされた心とお腹で、その場にいなければ分かち合えない感動に 一体感が生まれ客同士に笑顔が浮かぶ。カウンター10人全員県外からの来訪者。納得。
素敵な名画に囲まれてゆっくり流れる時間。 ひと皿ひと皿に シェフの姿が見えてきそうな お料理の数々。 気軽に訪れることが出来ない店だからこそ 感じられるスペシャルな緊張感。 地下に続くレッドカーペットが、異空間に誘う。ドキドキ感半端なく、扉を開く。 スタッフの方々に迎えられ、メインダイニングのユトリロの席へ。 上品で美しい大倉陶園の食器に、洗練された料理が続々…どれを食べても間違いない安心感。ただひとつ希望を言うなら、量をハーフサイズのコースが欲しい。満腹すぎて、美味しくデザートまで行き着けない。隣席の方はまるでお殿様のようにひとくち、ふたくちで次に進んでいたけど、もったいな過ぎる❗️ サーブの方は、フレンドリー過ぎず、絶妙の距離感で心地よし。 クラシカルで重厚な雰囲気。グランメゾンの名にふさわしい素敵なオトナの夜が堪能できます。 次回は心残りのデザートを!