Shigeru Ichikawa
長坂駅
そば(蕎麦)
山本益博の実食グルメ本「東京味のグランプリ 1985」で豊島区東長崎の蕎麦「翁」を知って、当時何回か行った。目立つ店は一旦は流行ってやがて廃れてしまうが、味が確かな店は10年単位の実績があるところが多い。かなりの年月のあと、山梨県に移転したという噂に夏休みのキャンプのついでに行った。広い駐車場は県外ナンバーばかりで驚いた。普通の蕎麦は美味しいが素人にはそれなりに量が必要だった。田舎蕎麦も食べたが、自分には味(香り?)が分からなかった。 ここのオーナーは蕎麦業界の著名人のようで弟子も何人かいて、弟子たちは各地で蕎麦店を展開しているようだ。 伝統的な日本の食べ物は素朴で油は使わず、蕎麦も全くそうだと思う。豚骨ラーメンばかり食べていると蕎麦の味は分からないかも。お酒(ブランデーとかウイスキーとか日本酒とか)の味はアルコールを飲みなれていないと分からないと思うが、高いやつは香りがとっても良い。日本酒でも大吟醸とかはとてもいい香りがする。ブランデーを清潔な手のひらに数滴垂らして数回擦り合わて少し乾かした状態にして匂いを嗅ぐと葡萄の香りがする。多分だけど、高いブランデーほどいい香りがする。 蕎麦はもっと淡くただの植物の香りが要だけど、この技術というか文化というか、廃れて欲しくないしその高みもあり続けて欲しい。 自分のすぐ行ける範囲では東京都の荻窪にある「本むら庵」がちゃんとした蕎麦店だが、店内に入るとそばの香りがする。今頃の変わり蕎麦はたぶん柚子切りで、とても良い柚子の香りがする。ああお腹減った。 ちな北杜市のキャンプ場の推し オートキャンプ牧場チロル 尾白川リゾートオートキャンプ場