昨年5月になりますが「マツコの知らない世界」で「マツコの知らないアジフライの世界」を熱く語っていた『居酒屋 新屋敷』の店主。様々な美味しいアジフライを紹介していました。そしてまたこちら新屋敷さんも自慢のアジフライを提供していらっしゃいます。 当店のランチは前日の17:00から電話で予約を受付開始。何度電話をしてもあっという間に予約が埋まってしまいます。しばらくは何度か電話をしていましたが全然予約が取れません。そしてまたネットを確認すると「新鮮なアジが揚がらなかった」とランチ休みの掲示。結局ずっと食べられずじまい。正直もう諦めておりました。 今日は突然思い出して久しぶりに新屋敷さんのホームページを覗くと、なんとまだ空きがありそうな雰囲気。すぐにお店へ電話をかけてみると「アジフライ1人分だけありますよ!」との嬉しい回答。即決で予約して訪問です。 電話に出てくれたのはテレビに出ていらっしゃった店主の「池田隼人」さん。アジフライ1本で生きていくことを決めた居酒屋「酒肴 新屋敷」(東京・高田馬場)店主です。年間300枚以上全国のアジフライを食べ修業中とのことです。(放送当時) お店は高田馬場駅から徒歩8分程度のところにありました。想像よりコンパクトな居酒屋さんでした。新型コロナ流行時のようにかなり席を開けてお客さんを座らせていらっしゃいます。だから余計に予約が取れないわけですね。 カウンターの中で一心不乱にアジフライを上げていらっしゃるのが店主の池田さん。顔に覚えがあります。ホールは奥さん?と思われる女性の方がお一人。とても接客が丁寧です。もっと従業員がいらっしゃるのかと思っていたらツーオペだったのですね。 いただいたのは『アジフライ定食 1,800円』です。放送当時は「1,500円」だったようです。色々と価格高騰の折ですし価格アップは納得のところ。 アジは水揚げ高日本一の長崎県松浦市からの直接仕入。なんと刺身用天然真あじを使用。納得できるものが手に入らない場合はランチがお休みになります。 程なくして待ち焦がれたアジフライの登場。なんと巷でよく見かけるアジの開きをフライにした姿ではなく、アジの身を切り分けてフライにしていらっしゃいます。そしてアジの身の厚いこと厚いこと。こんなアジフライ見たことありません! 最初の肉厚アジフライには「天然藻塩」をかけていただきました。なんとも旨い。もう塩で十分、というか塩が一番美味しいのではないかと言う感じ。アジの素材の旨さがストレートに感じられます。だってお刺身で食べられる上質なアジですものね。贅沢極まりない! 衣自体もサクサクで旨い。下味なしでパン粉も最小限しかつけないそうです。揚げ時間はわずかに約1分。 肉厚のアジはフワフワ。お箸で慎重に持ち上げないと壊れてしまいそうなほどフワフワ。このフワフワ感は初体験です。冷凍物とは全くの別物ですね! 米は埼玉県越生町の「彩のきづな」か「彩のきづな」。炊きたてで美味しいご飯です。ご飯がガンガン進みます。 次はソースで。ソースは野菜とフルーツを使ったオリジナルブレンドソース。甘くって美味しい。塩も旨いがソースも旨い。アジフライにピッタリのソース。これはソースのほうが旨いかも。いややっぱり塩かな? お盆の上には大根おろしがあります。大根おろしには「梅醤油」をかけて。埼玉県越生市の梅を使用した弓削多醤油です。これはさっぱりした旨さ。これもまたいい! 最後の一枚は結局オリジナルソースをかけていただきました。ソースの味が忘れられませんでした。 1年半ぶりでやっといただけた絶品アジフライ。店主こだわりの逸品でした!!