Takafumi Koshinaka

Takafumi KoshinakaさんのMy best 2024

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神奈川県

テイクアウト

Takafumi Koshinaka

JR川崎駅の裏手、ラゾーナを突き抜けたところにある西安料理店。看板料理は超幅広の平打ち麺を使うビャンビャン麺。ファストフード店みたいな小綺麗な店構えでありながら、店員さんは全員中国人で本場オーラがムンムン。店内の中国語率は高く、しかも皆さん声がでかい。中国語という言語が大声でしゃべるようにできているのだと思いますが(完全に私見ですw)。料金はカウンターで注文時に先払い。 やがて出てきたビャンビャン麺、聞きしに勝る圧倒的迫力。どうやって食うのコレ? まったく勝手がわからないので、店員さんの指示に従い最初によーく混ぜて、卓上のラー油をたっぷり乗せて、いただく。幅3センチくらいの麺は、予想通りまったくすすれないので、もぐもぐと食べる。結構コシの強い麺。器の底に潜むタレが辛く、中盤から唇がヒリヒリしてくる(ラー油は余計だったか?)。落花生や薬味がふんだんに入った構成は汁なし担々麺に近いものの、味は完全な別物でエキゾチックな大陸西方のフレーヴァー。メニューには他にも聞いたことのない名の西安料理がズラリ。…継続調査が必要です。(2024年4月28日)

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神奈川県

ホルモン

Takafumi Koshinaka

職場が横浜に移ってもうすぐ4年になるので今さらですが、ようやく名店もつしげ(の支店)を初訪問。初めてですかと聞かれはいと答えると、丁寧に説明してくれる親切な店員さん。お通しのキャベツはお代わり自由。薦められるままに注文した看板商品の塩煮込み650円は肉厚でプリプリでトロトロで、塩味のスープも美味。串焼のとんちゃん(豚大腸) 230円は、外側はパリパリで香ばしいのに内側はねっとり濃厚な脂。こりゃ美味い。つくね280円もただのつくねではなく、野趣あふれるホルモンのつくね。こんなの初めて。串焼があまりに美味しくて両方とも追加注文してしまいました。飲物は黒ホッピー480円、ナカ240円×2、重サワー450円。重サワーは甘くないけどうっすら桃の風味で面白い。 他にもレバテキやら〆の茶漬け(焼おにぎり)やら、興味深い品々多数。次回の楽しみに残しておきましょう。(2024年8月1日)

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東京都

刀削麺

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刀削麺が美味しくてすでに二度レポートしていますが、まだまだ気になるメニューあり。麻婆豆腐ライスセット950円。熱した石鍋で供されるそれは、悪魔の料理かと思うほど真っ赤でぐつぐつ煮えたぎっている。豆腐は丸ごと一丁がどーんと。体感の辛さは見た目ほどではなく、これなら辛いものにそれほど強くない私でも大丈夫と思いつつも、やっぱり汗ダラダラ(真冬なのに)。卓上のゆで卵がありがたく、いっそ2個いただこうかとも考えましたがいい歳したオトナなのでやめときました(笑)。豆腐がゆるふわな絹ごしなのはちと意外。質感のある木綿の方がこの料理には合っていそうですが、何にせよ花椒の痺れも心地よく大変美味しい麻婆豆腐。スープがどう見ても永谷園の「松茸の味お吸いもの」なのはご愛嬌。(2023年12月29日)

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神奈川県

ラーメン

Takafumi Koshinaka

横浜駅東口直結の複合施設、アソビルの1階は様々な飲食店が集まる楽しいスポット。こちら、豚ではなく鶏で作るユニークな二郎インスパイアを提供するお店。 ラーメン850円、にんにく・ちょい野菜・ちょいあぶら。極太オーション麺にたっぷりのヤサイ、さらにニンニクやアブラも乗ったビジュアルはまさに二郎。しかし鶏油に覆われたスープは黄色がかっていて二郎とは明確に異なる。なお鶏油は熱々。麺量150gは相手としては容易な部類。鶏チャーシューはヘルシー志向なムネ肉でしっとり柔らか。味付けもわりとヘルシーで、標準的な二郎ほどしょっぱくないので、卓上の一味唐辛子は有効な味変アイテム。週末の昼時はL字カウンター10席が満席で少し待つ。この日の客層は100%若い男性。しかし豚独特の臭みがないので女性にも受け入れられる味だと思います。(2024年1月27日)

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神奈川県

家系ラーメン

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ご存知、吉村家直系店の筆頭格。つまり全国の横浜家系の頂点のすぐ下。平日11時で運よく4人待ち。並ぶ前に店内で食券を買い、店の前の5人掛けベンチの端に座る。ベンチの後方は、店の側面に沿って並ぶ決まり。並んでいる間にお好み(かため・濃め・多め)を聞かれる。案内されて着席すると、今度はライスのオプション(白飯 or まぶし)を聞かれる。名店は往々にして作法が複雑。ただしどこかの二郎のように作法を間違えると店主が半ギレになるということはありません(笑) 並ラーメン860円・かため + ライス150円・まぶし。スープは醬油ダレのエッジが効きつつも油ふんだんでまろやか。酒井の麺に燻製チャーシューも芳しく、これぞ直系。食中、めっちゃ大量の生ガラを2人がかりで寸胴に投入するシーンを目撃。家系発祥の地で、昔ながらの製法を忠実に実践しているのですね。ライスの「まぶし」は煮込んだチャーシューの細切れと玉ねぎがちょっと乗ってお得感あり。ただし豚骨醤油スープとライスのハーモニーを楽しむなら白飯も賢明な選択です。 11時半に店を出ると行列は20人近く。総本山を凌ぐとも言われる名店はさすがの人気。(2024年4月4日)

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神奈川県

ラーメン

Takafumi Koshinaka

杉田家・津村進、はじめ家・小沢肇、環2家・鶴巻孝平、そして王道家・清水裕正。かつて家系四天王と呼ばれた吉村家の4人の高弟たち。2011年に清水氏が破門され、その兄弟子である鶴巻氏も2015年に破門され清水氏の王道グループに。そんな名人・鶴巻氏の現在のお店がこちら「横浜王道」。吉村家の系譜で仁義なき戦いが頻発するのは、偉大な始祖である吉村実氏のキャラの強さ故なのでしょう。 ラーメン870円かため、ライス並150円。深い褐色のスープに鶏油が浮かび、見ただけでわかる絶対美味いヤツ。しかし食べてみると吉村家直系店のように醤油ギンギンではなく、意外とマイルド。いや、豚骨エキスは十分濃いですけどね(^^) 店内は広くテーブル席あり、親子連れもちらほら。幅広い客層に喜ばれるスタイルを追求した結果たどり着いたスタイルだとすると、至極正しいラーメン屋の姿だと思います。 最寄駅はJR杉田。ただし駅から歩くと20分近くかかるので車がオススメ。まずまず広い駐車場あり。(2024年3月9日)

Takafumi Koshinaka

政宗陳麻婆豆腐1,280円、プレミアムモルツジョッキ450円。注文した後にメニューをよく見ると、「激辛+痺れ」と書いてある。辛いのは不得手な私、大丈夫か? やがて運ばれてきたそいつは、案の定めっぽう辛い。が、それ以前に熱せられた油が激熱。猫舌でもある私、あまり大丈夫ではない。そうこうしていると唐辛子の激辛ウェーブがやって来る。なかなかの攻撃力。舌と唇がヒリヒリして、何を食べても(小鉢の枝豆すら)辛く感じる危険水域に。しかしこれが白飯ともビールともめちゃくちゃ合う。ふと隣に目をやると、若い男性が顔から汗をしたたらせながら陳麻婆豆腐と戦っている。仲間(?)の奮闘に勇気を得て、冬の最中に汗だくになりながらどうにか完食。美味しゅうございました。 「政宗」は陳麻婆豆腐に花椒の痺れる辛さを5倍増量した上位バージョン。痺れ好きにはたまりません。中国四川省に本店があり、当地では歴史ある名店らしい。国外の出店は日本のみ。とはいえ東京・横浜に店舗はいくつかあるのでお近くのお店にどうぞ。価格は税別。(2024年12月7日)

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東京都

立ち飲み

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久しぶりにサラリーマンの聖地に来たので一杯。外の看板には「立ち呑み」とあるけど実際は皆さん座ってます。人気店らしく店内ほぼ満席。厨房に大将がいて、若いお兄さんが店内を縦横無尽に動いて大勢の客をさばいている。 飲物は黒ホッピーセット500円、ナカ300円x2、料理はお造り三点盛り750円(この日はスズキ、カンパチ、ホタテ)、なめろう720円。お造りはいずれも良かったが特にスズキ、身がよく締まりかつねっとりした甘み。なめろうは非常に美しい盛り付けで、胡麻油が添えられたユニークな一品。これまたねっとり濃厚で美味。こいつをチビチビ舐めていたらホッピーがなくなり、追加でハイボール500円を注文。ヤバい食べ物だ(笑)。なお価格はすべて税別、お会計はお通し込みで3,760円。(2024年9月7日)

9

神奈川県

ラーメン

Takafumi Koshinaka

吉村家を頂点とする正統派家系とは独立に発展した流派、壱系。正統派を北斗神拳とするなら、さしづめ壱系は南斗聖拳でしょうか(『北斗の拳』を知らない人ごめんなさいw)。壱系の総本山が店を構えるのは、新杉田(吉村家創業の地)のすぐ隣、磯子。店名の通り目の前に国道16号線が走る。1992年創業の年季の入った店構えは、行列ができているわけでもなく、ここが壱系の源流だと知らなければまったく飾り気のない平凡なラーメン屋。 壱系の象徴、うずらの卵がシンボリックな存在感を放つラーメン並は800円。麺はもちろん壱系御用達の長多屋製麺所。意外なのは、醤油も鶏油もしっかり主張している褐色のスープ。町田商店などの壱系チェーン店に見られる豚骨主体の白いスープとは全然違って、むしろ正統派のテイスト。小ライス100円との相性も至極良好。 よく言われることですが、昔ながらの壱系の味は消えつつあるというのは本当なのですね。なんにせよ、店内でスープを炊いている本物の家系は、全国に広まったセントラルキッチン方式の壱系チェーン店とは完全なる別物。美味しいです。(2024年8月9日)

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神奈川県

ラーメン

Takafumi Koshinaka

吉村家直系・環2家の3号店。週末の昼前11:40で10人待ちとさすがの人気。店内の券売機でラーメン並盛870円とライス150円を購入して、歩道の中央、歩行者と自転車の境界線に沿って並ぶ。5〜6人くらいのロットで入れ替えていて、15分ほどで案内される。「お好みは」→「かためで」。 かなり醤油ギンギンの、直系らしいしょっぱ旨スープ。そしてスモークされたチャーシュー。白飯がばくばく行ける(笑)。カウンター内には家系の代名詞、酒井製麺の麺箱が10段も積み上がっていて壮観。黒基調で金を縁取った器も含めて、吉村家のスタイルを忠実に踏襲している感じ。 かつての環2家は、吉村実氏の教えを叩き込まれた高弟、鶴巻孝平氏が店を仕切る文字通りの直系でしたが、2015年に株式会社玉に売却されて以降は同社が経営。本店の他にここ川崎や蒲田に支店が出ているので、杉田家や厚木家のような本当の意味の直系ではないと思いますが、味は間違いないです。ただ普通の感覚ではすごくしょっぱいので好き嫌いは分かれるかも。(2024年10月12日)