Takafumi Koshinaka

Takafumi Koshinakaさんの My best 2023

シェアする

  • facebook
1

京都府

ラーメン

Takafumi Koshinaka

学生時代を過ごした第二の故郷、京都市左京区。当時週2くらいで通ったソウルフードがこちら、天天有本店。思いが強すぎて長文御免! 中華そば並800円、麺かため。追加で替え玉半玉80円を注文。今時の分類だと鶏白湯が近いですが、よくあるそれのように濃度勝負のもったりしたものではなく、鶏油の黄色基調でやや透明感のあるスキッとしたスープ。ここにコシのある細ストレート麺とたっぷりのネギは相性抜群。昔ながらのロース肉のチャーシューは気前のよい量で、この辺りも人気の理由。 昔は夜のみの営業で、小腹が空く深夜に大学の研究室から食べに行ったものですが、現在の営業時間は12:00〜22:00。かつては古くて狭い店で、混雑時は店の人が休憩する奥の四畳半の部屋に入れてもらって食べることも。今は建て替わってカウンター席の他に小上がりまである。店の兄さんとおばちゃんはだいぶ歳をとっていましたが(自分もですが)、今も店に立っておられる姿を見てめっちゃうれしかったです。うれしいといえば、並と替え玉で950円と言われたので言われるままに950円を払って店を出たら、店の人が追いかけてきて「すみません、替え玉半玉でしたよね」と、差額の70円を渡されました。こういう律儀なところも、商売が長く続く理由なのでしょう。学生時代の思い出の味に感無量。京阪本線と叡山電車を乗り継いで来た甲斐がありました。(2023年12月2日)

2

神奈川県

立ち飲み

Takafumi Koshinaka

雑居ビルの細い階段を上った2階にある、早い時間帯から賑わう人気の立ち飲み店。人気の理由は、新鮮モツに創意工夫を凝らした多彩な料理たち。しかも安い。18時半頃に訪ねたら、細長く狭い店内はすでに一杯。今回は運よくカウンターの隙間に入れたけど、その後に来たお客さんは断られてました。 砂肝刺380円は惚れ惚れするような美しいピンク色。コイツに生姜と大蒜を乗せて、香ばしい胡麻油で。信玄鶏とろレバー450円は名前の通りとろとろ。たっぷり盛られた葱とともに。コンカツ550円はコンビーフのカツ。揚げたて熱々が旨い。レバカツ350円なども間違いのない逸品。とにかく何を食べても美味しい。 飲物はもちろんホッピー(セット450円・ナカ200円)。他にサワー・ハイボール類も充実。注文ごとに代金を支払うキャッシュオンデリバリ方式。開店は平日16時、土日祝日15時。外が明るいうちの来店が吉。(2022年3月24日) (2022年4月28日) (2023年1月26日)

Takafumi Koshinaka

ちょいと仕事で熊本へ。10年前、同じく仕事で熊本を訪れた際、現地の人の案内で当時の本店(安政町)でいただいたラーメンに衝撃を受けた記憶が。こちらは熊本駅構内にある支店。基本のラーメンは880円。フライドガーリックを細かく砕いた顆粒が表面を覆う、なかなかインパクトのある味と外観。しかしスープは豚骨に鶏ガラを合わせているそうで、あっさりしていながらも非常に綺麗な出汁感。細い麺はしっかりかためで心地よいザクザク食感。10年前の記憶の通り、素晴らしく美味い。飲んだ後の締めのラーメンとしてこれに勝るものはないのでは。(2023年6月9日)

4

東京都

刀削麺

Takafumi Koshinaka

「微辛」でもめっぽう辛い、本場の麻辣麺に衝撃を受け二度目の訪問。本命と思しき汁なし麻辣麺880円をいただく。上の辛さを狙う勇気はまったくなく、今回も「微辛」。結論、刀削麺の真価が発揮されるのは断然、汁なしですね。水で締めることで麺がツルシコモチモチに仕上がり、素晴らしく美味い。粘度の高いタレの絡みも良好。刀削麺の本場、中国・山西省では汁なしが主流というのは納得。辛さは、前回の汁あり微辛と比べると全然大丈夫で、これなら上のクラス(辛口)も行けそうな気が。次回はそれですね。(2023年6月3日) というわけで三度目の訪問は汁なし麻辣麺の「辛口」。最初はどうってことはないかなと思ったけど、どうしてこれが、辛さが後からぐんぐん伸びる(^^; 終盤は舌がヒリヒリしてかなり発汗。ただこの辛さがパクチーとすごく合う。美味しゅうございました。店内は相変わらず中国語率高め。また来ます。(2023年8月8日)

5

神奈川県

ラーメン

Takafumi Koshinaka

「中華そば もり川」があった場所に昨年4月にオープン。内外装はもり川の頃とほぼ同じ。平日11:20で先客4人。奥の席から順に詰めて座るシステム。食券を渡すと「ニンニク・アブラ入れますか」と尋ねられるので、「お願いします」というだけ。これは不慣れな人でも安心ですね。食券を渡してじっと待ち、「小の方ぁ〜」などと言われたら即座に自分のことだと認識してコールを発するって、そんなに簡単ではないので。なお野菜増しは有料(50円)。 基本メニューはラーメン濃厚850円。麺量250gは二郎系としては穏当なレベル。その麺はフェットチーネのような平打ちで、強い縮れがかかっていながら強力粉の密度感たっぷり。魅惑的な麺に合わせるスープは、豚骨の旨味成分だけを上手に抽出しましたという感じでこちらもなかなかの存在感。乳化して油分と一体化しているのに意外と軽く、飲んでも美味しい。総体的に見てかなりのレベル。どこかの有名店のご出身なのでしょうか? (2023年2月27日)

6

東京都

クラフトビアバー

Takafumi Koshinaka

西調布駅前の商店街を抜けたところにある2020年オープンのクラフトビール店。週末は昼からやっているので、昼下がりに一杯やるにはうってつけの店。クラフトビールは全国各地のブリュワリーから仕入れたものが10種以上。自社醸造(開発中)のビールも少し。 IPAスタイルのMultiply (大990円)はホップの爽やかな香りと苦味。TEGAMISHA BREWERY自社醸造第2弾 (期間限定特別価格で大650円)はグレープフルーツのような香りであっさり飲みやすい。最後はIPAに戻ってKesennuma Pride (小748円)、ホップの苦味の背後に麦芽の風味。野菜のピクルス(517円)は水々しくて甘みがあって美味しい。3種のソーセージ盛り合わせ(825円)は焼きたて熱々で肉汁豊富。壁にはビートルズのレコードジャケットが並び、BGMもビートルズ。英国リヴァプールのクラシックなパブをイメージしたというのも納得。 西調布というマイナーな土地で商売するには価格帯が少々高いかもしれませんが、自社醸造ビールはこれから改良が進んでどんどん美味しくなると思われ、地元民として応援したい店。(2023年9月17日)

7

神奈川県

ラーメン

Takafumi Koshinaka

横須賀市・追浜(おっぱま)。駅前は一見賑わっているものの、少しでも離れるとシャッター商店街が続く。そんな寂れ果てた商店街のアーケードが途切れる辺りに、それとわかる行列を発見。週末の14時近くで10人待ちと噂通りの人気ぶり。30分近く並んでようやく入店。注文は汁なし担々麺990円。食券を渡すと間もなくお好みを聞かれるので、太麺(標準)、辛さ3 (標準)・痺れ4 (標準 +1)、無料で付いてくるミニご飯は「先」で。 まず麺が素晴らしい。素材の質感があり、強い縮れは見た目も食感も楽しい。具で面白いのは焼き筍。レベルの高いスープは、ミニご飯を投入する追い飯でその実力が全開に。美味しいスープを余すところなく味わうことができ、理にかなっています。 店員は若い男性3人。チームワークが取れていて、礼儀正しく丁寧な接客は好印象。すべてがよくできた良店。そりゃあ行列もできますわ。(2023年3月21日)

8

東京都

インド料理

Takafumi Koshinaka

六本木で30年続いた人気店が店主高齢のため2016年に惜しまれつつ閉店するも、1年後、常連客が新オーナーとなり、レシピとインド人料理長を引き継いで新宿に復活させた…名店ならではのエピソード。週末、開店前の10:50に着くとすでに数人の待ち。開店と同時に入ると、壁一面がミントグリーンの店内は厨房と客席に仕切りがない、独特の一体構造。 注文は週替わりメニューの南インド風チキンカレー(1300円)に看板商品らしきキーマと豆(+200円)を加えた「3種コンボ」、ご飯は大盛に(250g → 350g・無料)。ドリンクはマンゴーラッシー(380円)。辛さは控えめで優しい味わいながら、スパイスの風味豊か。美味しい。この内容で1780円はお得。食事を終えて出る頃には店の前に長蛇の列…さすがの人気。(2023年10月1日)

9

神奈川県

ラーメン

Takafumi Koshinaka

府中の人気店が武蔵新城に進出。週末の14時過ぎ、行列はないものの8席のカウンターは満席で、外で少し待つ。注文は看板商品の「紅」にライスと温泉たまごが付く、紅がっつりセット1,160円。紅はその名の通り、唐辛子が効いた辛味噌仕立て。激辛というほどではないものの、結構辛く、なおかつ熱々で、辛さに弱く猫舌な私には難敵。とはいえ旨味豊富な辛さは、汗をかきながらもガツガツ行けてしまう中毒性あり。トレードマークの「乱切り麺」は様々な太さ(2〜10ミリ)の麺が目にも舌にも楽しい。二郎的な盛りの野菜と肉、そして温玉をライスに乗せて作る即席豚バラ飯はもう、美味しくないはずがない(笑)。親切な接客もまた高ポイント。 以前は紅の他に紅ブラック(ニンニク醤油)、クワトロバリエ(塩)、にはらい(秋刀魚煮干)といったブランドで実験的店舗を次々と立ち上げていた麺創研。最終的には紅に収束した感じ? 実際、紅の美味しさとインパクトは抜きん出ており、人気が続くのもわかります。(2023年11月18日)

10

神奈川県

ラーメン

Takafumi Koshinaka

私の二郎系ホームグラウンド、歩夢。1月から体制が変わり店長のワンオペとなったため、季節限定はしばらくお休み。というわけで基本に立ち返り、ラーメン、つけ麺、汁無しの三本柱を改めてレポートします。 [1杯目] 定番のラーメンミニ850円をニンニク・ヤサイ・アブラで。乳化度の高いヘビー級のスープにムチムチブリンブリンの麺、そして「豚」と呼ぶに相応しい肉の塊。この日はヤサイが心もち少なめでアブラが多め。それもまた良し。(2023年1月21日) [2杯目] つけ麺小1000円をニンニク・アブラで。つけ麺と汁無しにはミニ(麺量200g)の設定がなく、小(同300g)が最低ライン。少食な私には手強い相手(注: 「麺少なめ」をお願いすれば柔軟に対応してくれます)。改めて眺めるとうどんのような極太麺。冷水で締められたそれは一層ゴワゴワのバキバキ。重厚ストロングスタイルのツケだれとのバランスもバッチリ。(2023年2月17日) [3杯目] 汁無し小1000円をニンニク・アブラで。この日も麺少なめに逃げず300gと対決。凝縮した味濃いめのタレは胡椒も効いてかなりジャンキー。アクセントにはフライドオニオン(店長ワンオペ前は刻み海苔と葱だった)。増したアブラを付属の生卵に投入して、そこに麺をくぐらせると中毒性倍増でヤバい。ヤサイ増しを自重して今回の対決も辛勝。(2023年3月17日)