学生時代を過ごした第二の故郷、京都市左京区。当時週2くらいで通ったソウルフードがこちら、天天有本店。思いが強すぎて長文御免! 中華そば並800円、麺かため。追加で替え玉半玉80円を注文。今時の分類だと鶏白湯が近いですが、よくあるそれのように濃度勝負のもったりしたものではなく、鶏油の黄色基調でやや透明感のあるスキッとしたスープ。ここにコシのある細ストレート麺とたっぷりのネギは相性抜群。昔ながらのロース肉のチャーシューは気前のよい量で、この辺りも人気の理由。 昔は夜のみの営業で、小腹が空く深夜に大学の研究室から食べに行ったものですが、現在の営業時間は12:00〜22:00。かつては古くて狭い店で、混雑時は店の人が休憩する奥の四畳半の部屋に入れてもらって食べることも。今は建て替わってカウンター席の他に小上がりまである。店の兄さんとおばちゃんはだいぶ歳をとっていましたが(自分もですが)、今も店に立っておられる姿を見てめっちゃうれしかったです。うれしいといえば、並と替え玉で950円と言われたので言われるままに950円を払って店を出たら、店の人が追いかけてきて「すみません、替え玉半玉でしたよね」と、差額の70円を渡されました。こういう律儀なところも、商売が長く続く理由なのでしょう。学生時代の思い出の味に感無量。京阪本線と叡山電車を乗り継いで来た甲斐がありました。(2023年12月2日)