Takafumi Koshinaka

Takafumi KoshinakaさんのMy best 2020

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Takafumi Koshinaka

多摩が誇る郷土料理、武蔵野うどん。全粒粉の地粉を使った麺は角が立ち、黒ずんだ褐色で野趣あふれる風合い。そんな中でもこの店の麺の太さは一見の価値あり。ラーメン二郎の麺がいくら太いと言ったって、うどんが本気になればラーメンなど敵ではありません(笑) その1: 肉汁うどん400g (レギュラーサイズ) 400gという数字にまずビビる。ただしラーメン業界のように「茹で前」で測れば200gくらいと思われ、一応レギュラーサイズ。前述の通り麺の太さは尋常でなく、コシもすごい。すするのは困難で、麺を一本ずつワシワシといただく…この感じ、二郎インスパイアの蓮爾に近いかも。とにかく麺が美味しく、肉ふんだんのつけ汁も何気に旨い。食後のだし割に癒される。 その2: カレーうどん600g 前回で400gの感覚がわかったので600gに挑戦。二郎の小ラーメン(茹で前300g程度)に相当。ただしブタやヤサイがない分、小ラーメンよりは容易な相手。とは言え、安定の極太麺はこめかみに疲労感を及ぼすほど強靭。麺の重量のせいで箸を持つ右手にも疲れが(汗)。カレーは昔ながらの日本のカレーで素朴な旨さ。麺を一本ずつ噛みしめながら完食。美味しゅうございました。 なお、太くて重いうどんは箸で持ち上げると時折予期せぬ動きをするので、特にカレーの場合ハネに注意w (2020年2月1日、24日訪問)

2

東京都

ラーメン

Takafumi Koshinaka

二郎ならぬ蓮爾のインスパイア。麺量150gのラーメン小870円にヤサイマシ30円を追加。その他はにんにく少な目・あぶらあり・麺固さ普通。オプションはすべてタッチパネルの券売機で指定するのでコール不要。 うどん並みに極太の麺は、粉感まではないもののかなり強靭で、評判通りの素晴らしい出来。スープは油分がまわった乳化タイプで、味は濃いのにまろやかで飲み干せそうな錯覚を覚える。旨い。豚は小ぶりながらほろほろ崩れる絶品。ヤサイはややクタ、増したのに意外と少量。総評、私的に二郎系の今年一番は歩夢と並んでこちらです。 今年3月に早稲田から神保町に移転したばかり。日曜12時過ぎで並びなし、店内も先客1人で、ガラガラ。なんともったいない! (2020年11月22日)

3

石川県

すき焼き

Takafumi Koshinaka

金沢市の隣の白山市(H17市町村合併前の松任市)。三笠宮殿下がいらしたこともある、石川県民なら誰もが知るすき焼きの老舗。くぐり戸を抜けると庭園が広がりさすがの格式。一方で、金沢から離れた立地もあってか、昭和の面影を残す田舎風の素朴な雰囲気も。ランチの牛なべは玉子とじで、柔らかい肉質と相まって優しい味わい。格式高い老舗でもランチは2,000円少々。これに瓶ビールでも付ければ十分、贅沢な気分が味わえるでしょう。(2020年11月2日)

4

神奈川県

ラーメン

Takafumi Koshinaka

屈指の二郎インスパイア、豚星から独立した歩夢@淵野辺の2号店。この春オープンしたばかり。このエリアのニーズを考えてか、比較的万人ウケしそうなマイルドな作り。とは言ってもそこは二郎系、十分ストロングスタイルw 特筆すべきは、接客がめちゃソフト! この手の店で「ありがとうございました〜またいらしてください」なんて言われたこと、私はないです。 [1杯目] 小ラーメン(麺量300g)の下のミニ(麺量200g)をニンニク・野菜・アブラで。スープは油分がしっかりまわった乳化タイプながら、醤油のキレとニンニクの辛味で重さを感じさせない。平打ちの太麺は、一見デロっとしているがしっかりしたコシ。豚は厚切りスライスで味が染みて美味。アブラがほぐし豚の様相で、ほどよいクタ加減のヤサイと絡めるといくらでも食べられそう。(2020年9月25日) [2杯目] 汁無し小ラーメン900円を麺ちょい少なめ・ニンニク少なめ・ヤサイ・アブラで。重厚なスープに刻んだ海苔と小口の葱でさっぱり感がプラスされ、意外とするする食べられる。増したヤサイが別のお椀でたっぷり出てきてビビりましたが、少食な私でも300gいけたかも。麺を生卵にくぐらせるのは個人的にあんまりやったことないけど…旨いなコレ。(2020年10月1日)

Takafumi Koshinaka

雑居ビルの10階にある日本酒立ち飲み。立ち飲みといっても、簡素で洗練された店内は清潔感があり落ち着いたムード。新宿の夜景を高所から見下ろす景色もなかなか。でも決して敷居が高いわけではなく、酒も肴も1品500円(税別)、席料やお通しの類はない明朗会計。注文で迷ったら店員さんが好みを聞いてくれるし、温燗・熱燗も対応可。一人でぼーっと眼下の靖国通りを眺めるもよし、気の合う仲間と語らうもよし。 この日は客の8割が注文するという2,000円の飲み放題「60分利き酒コース」におつまみを数品。飲み放題でも吟醸クラスの良い酒があり2,000円は納得。つまみはどれも、おっと思う気の利いたもの。実は前から行きたかった店。評判通りの良店でした。

6

神奈川県

中華料理

Takafumi Koshinaka

からひげ麻婆豆腐麺。選べる辛さは「普通」と「控えめ」の2段階のみ。その「普通」…きっと普通じゃないw。辛さには滅法弱い私ですが、ここは「普通」の一択。結果、ものごっつう辛い(-_-; うかつに麺をすするとむせるので、恐る恐る静かにいただく。しかし唐辛子に加えて大好きな山椒の痺れる辛さもしっかりある麻辣(マーラー)、しかも旨味たっぷり。かなり美味。店主の薦めに従い中盤にお酢を投入すると旨味が倍増。辛いけどクセになるヤバ旨。無料の小ライスは必注で、花椒を少し振ってから麻婆をかけるとこれがまた絶品。 オープンは2019年4月。ここから3〜4キロ離れた元住吉の横浜家系、てっぺん家の系列だそうで、確かに麺が家系っぽいな…と勝手に納得していたら、てっぺん家と同じではなく麻婆に合わせて製麺していますとのこと。お見それしました。

7

東京都

ラーメン

Takafumi Koshinaka

同僚の中国人が言うには、中国甘粛省・蘭州市はラーメン発祥の地。そんな蘭州市の牛肉麺を出す店がこちら。ラーメン(拉麺)の名の通り、職人が生地を引っ張って叩いて延ばして麺に仕立てる製法は、製麺機で作る日本のラーメンとはまったくの別物。漂う香りもエキゾチックで、異国に来たかのような店内。 注文は蘭州牛肉面950円(というかこの店のメニューに載っているのはこの一品のみ)。9タイプある麺からオススメの「三角麺」を選び、オプションからパクチー大盛150円を追加。主役は何といっても麺。実食してまず気づくのは、麺の1本1本がものすごく長い。これが中国拉麺職人の技ですか。三角麺は表面に一筋の溝が掘られた独特の形状。どうやって作るのコレ? 食感はほどよいコシで、あえて例えるなら日本のうどんやきしめんに近い感じ。スープは牛スネ肉や根菜などの薬膳で、自家製ラー油が全体を引き締める。大盛りにしたパクチーと非常に好相性。なお麺は三角麺以外に8種類。職人の技をもっと体験してみたいですね。(2020年8月17日) 後記: 山手線の内側に入ったのは4月の緊急事態宣言以降初めてかも。次はいつ来られることやら…?

Takafumi Koshinaka

私的ラーメンオブザイヤーにノミネートしたい良店。タイプは、ますたに、魁力屋と同じ京都背脂醤油。看板商品の熟成醤油京都ラーメンは750円。好みを聞かれ、細麺、かため、葱多め、脂多めでオーダー。 まず麺の細さに驚く。もともと京都背脂は細麺だが、これは博多長浜並みの極細で歯切れ良い食感。スープは熟成由来の(?)懐かしい甘みを感じる上品な醤油味で、そこに背脂のワイルド感と葱の清涼感が加わる3重構造。チャーシューも今風の低温調理で抜かりなし。美味い! 今年3月にオープンしたばかりながら、すでに人気店の仲間入りを果たしている模様。醤油ラーメン以外にもいろいろあるようで、継続調査が必要。また来ます。(2020年7月8日) オマケ。期間限定の台湾まぜそば850円(写真8〜14枚目)。京都背脂醤油とまったく違うタイプ。こういうのもできるのかと感心。台湾まぜそばのお約束、追い飯までいただき至極満足。ごちそうさまでした。(2020年7月10日)

9

神奈川県

ラーメン

Takafumi Koshinaka

家系御三家「六角家」から派生し(注・諸説あります)、ここから町田家や中野武蔵家が生まれたという、横浜家系の歴史の中で重要な位置を占める店。横浜から京急で2駅の日ノ出町、改札を出るとすぐ目に入る大きな緑の看板。年季の入った店内は長いカウンターに丸椅子が並び、まさに古参家系の風体。麺はもちろん酒井製麺。 1杯目) ラーメン並700円とライス100円を麺かためで(写真1〜4枚目)。麺がしっかりかためで美味しい。いかにも家系の旨いヤツ的な色味のスープは、醤油抑えめで豚骨が主役。ちなみに麺上げはテボ(昔は平ザルだったようですが)。 2杯目) また並とライス、今度は麺かため味濃いめで(写真6〜10枚目…見た目は1杯目とほとんど同じですがw)。豚骨の重厚感に醤油のキレが加わり、ちょっとしょっぱくてのどが乾くけどこれぞ家系という感じ。運がよければ「これサービスです」とチャーシューの切れ端が出てくるのは神! (2020年9月8日・18日)

10

神奈川県

立ち飲み

Takafumi Koshinaka

狭い階段を上った2階にあり、初めてなら入り難いことこの上なし。勇気を出して入ってみると、古民家風の内装に洋楽が流れる、立ち飲みらしからぬオシャレ空間。 主力商品はもつ串。写真左からはらみ、はつ各150円、あみレバー250円。朝〆とのことで鮮度良好。たんさし500円も美しいピンク色。地味に秀逸だったのがどんこしいたけ250円。肉厚で、醤油を垂らすと素晴らしく香り立つ。料理が美味しいと酒も進んで(^^) 一番搾り生500円の他に、グラスワイン(イタリア) 600円…若く軽いタイプでもつ串に合う。秋鹿純吟ひやおろし800円…ひやおろしらしい軽い熟成感と旨味。寫樂純吟東条山田800円…吟醸香控えめでこれも旨味で飲ませるタイプ。 お代は4,950円。立ち飲みとしては高額ながら、美味しくて満足です。ワインの保存にバキュバン(瓶内の空気を抜く器具)を使っている辺り、意識が高い。まあ個人的にはバキュバンは気休めだと思いますけどね :-p