新潟での仕事を終えた帰京前。カウンターだけの「一見」安っぽい小さな寿司屋。しかしこの店を外見で判断してはいけません。2〜3貫単位で出されるおまかせ握り10貫1,300円は、口に含むとシャリがふわっと解けて、味の乗ったネタに絡む…旨い! 大将、本当にこの値段でいいのでしょうか? 一品物も秀逸で、新潟の夏の風物詩、十全なす漬けをはじめ、ホタルイカ塩辛、麹漬けなど。軽く一杯のつもりがついつい、生ビールから始めて新潟の地酒各種を4人で8合。 なおこの日の10貫は、コチ、イカ、イナダ、カマス、甲グリ(東京ではウマヅラハギ)、カツオ、〆サバ、アジ、あとは軍艦でゲソサラダ、イクラ。最後の軍艦2貫を撮り忘れる不覚…orz
明らかに金をかけていないと思われる、屋台みたいなチープな内外装。しかしラーメンは本気の長浜スタイルの一級品。豚骨100%のスープは濃厚で粘度があり脂分も多いが、くっきりした味付けで軽快。バリカタで頼んだ極細ストレート麺は、噛めばブツブツと切れる心地よい歯応え。キクラゲとの相性も絶妙。 一杯やれるラーメン屋という体で、最初に瓶ビールと豚レバー炒めで一杯。この豚レバー炒めもわずか350円でかなり美味しかったのですが、その後にいただいたラーメンがびっくりするくらい素晴らしい出来で、レバー炒めがかすむほど。真夜中近くという時間帯にもかかわらず、駅から離れた辺鄙な場所にお客さんが入れ替わり立ち替わりやってくるところからも、この店の実力が見て取れました。